iCOM ID-50 点検修理に出した結果 2024年 6月16日

 2ヶ月ほど前 iCOM ID-50のGPS というのを書きました。


 5月24日 購入したお店に持って行き、点検、修理の依頼をしました。


 点検、修理依頼の理由として赤城、荒山から鹿沼市、石裂山までの6座を歩いた時のデーターを内臓の microSD に書き込み、調べてほしい内容も詳しく書いて添付しました。




 6月 9日 異常なしとして D-STARレピーターのデーターのみ最新版に更新されて戻ってきました。


修理明細が付いて戻って来た ID-50

 修理費用は保証期間内という事で無料でした。


 詳しい内容は、GPS測定精度は製品仕様上問題ないとの見解でした。


 QZSS(みちびきシリーズ)の対応についての説明が付いていました。


 ID-31PLUS 以降の iCOM の GPS受信機能付アマチュア無線機においては L1S(サブメーター級補強信号)のみに対応しており、好条件下ではメートル単位(水平方向)の測位が可能になります。


 みちびき対応なのにメートル単位の測位だそうです。


 L1S 信号を使用することにより DOP(衛星配置の分散状態)の改善・電離層の影響補正による測位精度の改善が見込まれますが、マルチパス等の影響を完全に補正できるものでは無いとの事でした。


 ID-50 に対し ID-31PLUS の測位精度が若干高い傾向に成ることは確認しているが、製品仕様の範囲内となるとの事。


 なお単独測位での QZSS のセンチメートル級測位については L6信号、電離層の影響の高精度な補正には GPSシステムの L2信号受信が必要ですが、いずれも L1(S)信号とは別周波数に成るので対応する受信機が必要になり、高精度測位の方法には外部からの補正情報を用いるのものも有るとの説明が付いてました。


 みちびきのGPS衛星が打ち上げられたころ、対応ならば高精度の測位が可能になるとニュースで流されたような気がするので、みちびき対応=高精度の測位が出来ると思ってしまいますね。


 iCOM の ID-50 のユーザーターゲットは D-STAR レピーター がメインで登山家は入っていないのでしょうか、ID-50のサイトを見ると山に登って無線をする絵が有るが、私は ID-31PLUS と同程度を期待していたのですが、甘かったようです。


 スマホの GPSレシーバーのデーターは YAMAP などで広く掲載されていて、ロギング間隔も広く上手く取られているような気がします、アマチュア無線機とスマホでは搭載される CPU の性能が比較にならないし、出回っている数も比較にならないので比べようも無いと思います、GPS のファームウエアも OS が対応しているとしたら、差が有って当然ですね、ID-31PLUS は良く出来ていたなと思います。


 2M FM はあまり聞いている局はいないようでこれも期待外れで、ID-50は ID-31PLUS よりも重いし、出番は減りそうです、やっぱりハンディ機はモノバンドが良いですね ID-31PLUS を購入した時、生産はすでに中止されていたので、いまさらながらですが、購入出来たのはラッキーだったんだと思います。


 気分的には納得できないものが有りますが、カスハラに成るといけないので、このへんで。


2024年 6月 foxtrot