4月21日 榛名山の鐘原ヶ岳に登ったが、同時に今年2月に買ったハンディ無線機 ID-50 の GPSロガーを詳しく調べてみた。
今年2月に買った ID-50 |
調べ方は、ID-31 を使っていて、 ID-31PLUS を買ったときにも試してみたが、出発するときに ID-50 の GPSロガーの <GPSロガーのみ>をON にするが、同時に以前買った ID-31PLUS の GPS ロガーも <GPSロガーのみ> をONにして持っていき、同時にロギングして、取ったデーターを比べてみようといものだ。
左ID-31PLUS と 右ID-31、見た目の違いはアンテナくらい |
ID-31PLUS は ID-30 のバージョンアップ版で GPS が みちびき 対応になって精度が上がっている、以前比べてみて明らかに精度が良くなっているのが確認できた。
榛名神社から大鐘原ヶ岳山頂まで、ID-50 が「緑」で ID-31PLUS が「赤」 |
4月21日 榛名神社から大鐘原ヶ岳山頂まで歩いたのをロギングしたデーターをカシミール3Dで地図上に表示する。
これを見るとID-31PLUS のデータ「赤」は地図の点線(登山道)の上にかなり正確に書かれているが、ID-50 のデータ「緑」は、ずいぶんと外れている、まるで みちびきが未対応のような取得データーだ。
ID-50 で取得したデーターの詳細 |
ここでおかしいのは青いライン(カーソルを置いた場所)のデーターで、時刻が 09:41:52 2024/04/21 時間差(s) 10秒 距離(km) 0.058 つまり10秒間で 58m も歩いているというデーターです。
同じ場所をID-31PLUS で取得したデーターの詳細 |
比べてみると高度のデーターも ID-50 は上下にバラついていて、特に地蔵峠の辺りは上下のバラツキが激しくおかしいですね。
大鐘原ヶ岳山頂から小鐘原ヶ岳山頂まで |
ここは尾根上のなだらかな道なので問題ないようだ。
小鐘原ヶ岳山頂から榛名神社までの下山路、同じく ID-50 が「緑」で ID-31PLUS が「赤」 |
これは途中で、「緑」 が登山道から大きく外れていて明らかに異常なロギングをしています。
小鐘原ヶ岳山頂から帰りのID-50 で取得したデーターの詳細 |
小鐘原ヶ岳山頂から帰りのID-31PLUS で取得したデーターの詳細 |
やはり高度のグラフも異常なデーターを取得しているようです、ID-50 のデーターが異常に成ったきっかけは、T字路に下ったところで、右に行くか、左に行くかを調べる為に立ち止まってスマホの地図を確認しました、立ち止まるとデーターの変化が起きないので、データー取得をやめてしまい、次に動くときに正しいデーターになるまで長い時間が掛ってしまい、結果としておかしなデーターがロギングされたような気がします。
2月に買って最初に赤城山に登ってロギングしたときのデーターがおかしかったので、iCOM support_center にメールしたところ、測定誤差だとの回答が来ましたが、山を歩いていて10秒間で 58m も歩けるはずもないし、ルートが大きく外れたら崖下に転落してしまう、高度がかなり暴れるのも普通では無い。
パーシャルリセットをしろとの指示が有ったので、出かける前にパーシャルリセットもしてある、おかげで、切ってあった録音も ON に成ってしまった。
録音はデフォルトで On に成る必要は無いと思うが。
明らかにおかしなデーターが取れてしまったので、このデーターを添付して、購入した店に持っていき iCOM のリペアセンターに点検/修理依頼しようと思っている。
幸いこのハンディ機には microSD が入るので、フォルダーを作って、このページに書いた内容を書き込んでおこうと思う。
この現象が、この個体だけの問題か、それとも ID-50 のファームウェアの問題なのか気になるところだ。
IC-7300やIC-9700 の時計のバックアップの電池の交換を簡単に交換出来るよう改善しない iCOM の事だから、測定誤差で済まされそうな気もするが、でもバッテリーは交換すれば直るが、この GPSロガーの現象は使い初めから、ずっと出ている現象なので何とかしてもらいたい。
無線機についている GPS で無線機本来の性能とは関係ないオマケのようなものかもしれない、この無線機の所有者はほとんど使わない機能かもしれないが、ついている以上は正しいデーターが取れるよう保障してもらいたいと思う、ID-31PLUSでは出来るのだから。
2024年 4月 foxtrot