昔のことですが紅葉の時期、甘楽郡の南牧村にドライブに行きました、すばらしい紅葉を楽しみながら特に目的があった訳 でもなく星尾の集落を過ぎて線ヶ滝のところへ行くと、「荒船山」登山口の道標がありました。
ここから歩けばあの大岩壁、国道254号を通るときに見える「荒船山」の上に行けるのかと思いました。
数週間後ナップザックにおにぎりを入れて、水筒を持って「荒船山」に登ろうと遠足気分で出かけてみました。
群馬の山歩き130選 | 立岩の項 |
そして登山道を歩いていたときに一枚の紙切れが落ちているのに気がつきました、拾って見ると立岩へ行 く地図のよう でした。
当時は山歩きについて何の知識も興味も無かったので、山歩きのガイドブックが有る事も知りませんでした、 後に本屋さんで「群馬の山歩き130選」を見つけて中をめくってみると、拾った紙切れが立岩の項をコピー したもので ある事が判りました。
その場で「群馬の山歩き130選」を買い私の山歩きのバイブルになったのは言うまでもありません。
結局その時の山歩きは、「荒船山」には行けず、「立岩」に行ってしまいました。
きつい登り切れた尾根鎖場バンドなど危険なところが沢山あり、今思えばよく行けたものだと思いまし た。
昔の記録をしらべてみたら、1992年の11月のことでした。
時を同じくしてインターネットはまだ無くパソコン通信の時代でしたが、アマチュア無線の世界では電波 を使ったパソコン通信パケット通信が、大きなブームに成っていて、有志のかたが開設していた掲示板には、無線、パソコン、フリーソフトなどのさまざまなテーマの、部屋があって、旅の部屋もありました。
旅の部屋の中には何名かのベテラン登山者が、山行の紀行文をUPしていて、後にYAMA−ROOMとなっ て山登りの情報が沢山UPされる様になりました。
YAMA−ROOMに記載される情報は紙面の制限が無い為か、出版されている本の情報よりもずっと詳し く鮮度も良く、読むだけでも楽しいものでした。
そんな情報に感化されてすっかり山歩き、山の楽しさにはまってしまいました。
山に登って無線を楽しみ、掲示板に書込みをすると自然に仲間が出来てきました、お互い山に登って 山頂で無線につながったり、ときには連れ立って山に登ったりと楽しい時がありました。
でも時は流れて、DOSの時代からWindousへキャラクターベースから、グラフィクベースへパソコン通信からインターネットへ、掲示板も無くなりなり、無線は携帯へと変わって久しくなります。
掲示板が無くなりインターネットのホームページを開設された諸先輩もいました。
一時あまり山に行けなかった私も、ここ数年月に一度くらいは行けるようになりました、無線は大変静かになり昔のおなじみさんの動向はさっぱり解りません、山好きのかたは相変わらず元気に歩かれている ようです。
私も、山歩きをしている事を発信したくてホームページを開設するに至りました、何時まで続けられるか 解りませんが、歩けるうちは更新して行きたいと思います。
ご意見ご感想など有りましたら掲示板によろしくお願いいたします。