21MHzのアンテナがおかしい  2025年 4月28日



 二三日前から21MHzのアンテナのSWRが高くなってしまった。


パワーを落として計っても2.8くらい、もう少し入れると5くらいになってしまう

21MHz ただのフルサイズダイポールアンテナ

 エレメント、バラン、あとは同軸ケーブルだけの何の変哲もないアンテナです、おかしくなるとすれば、エレメントとバランのつなぎ目に鳥の糞でも付けられたかと登って調べてみます。


蜘蛛の巣が沢山付いている

 利根川が近いせいで虫が沢山居るのか蜘蛛の巣だらけでした。


バランからエレメントへの給電部、ここにも蜘蛛の巣が、それ以外は断線もないし..

 蜘蛛の巣を取り除いてみましたが、変化無し、蜘蛛の巣が濡れていたりすれば多少違うでしょうが蜘蛛の糸は絶縁物なので悪く成りようが無いですね。


 後はバランを外して壊れてないか、同軸コネクターに水が入って無いか調べるくらいしか無さそうです。


 また登らなくてはかと、がっかりしてしまいました。



 今は6mと21MHzと7MHz、3.5MHzをSWR、POWER計の後ろのコネクターを差し替え、アンテナを入れ替えバンド変更をしています、試しに、21MHzの同軸ケーブルを直接無線機に繋いでみました、すると何とも有りません。


 コンディションも良く沢山の局が出ています、FT8ですが、試しにアメリカを呼ぶと簡単に繋がりました。


 不調の原因は同軸コネクターの接触不良のようです。


 何度もコネクターの入れ替えをしているうちにコネクターの接触部分が減ってしまったのでしょうか。


昔々買ったSWR POWER 計、この裏のコネクターで切替ています

黒い同軸は6m、隣の同軸は7,3.5MHzのアンテナの同軸です

 オス側の同軸コネクターはアルコールで拭いて綺麗にしました、メス側は抜き差しすると減っているのか緩いようです、交換することにします。


SWR POWER 計の裏側、左のM型コネクターが接触が良くなさそう

中心コンタクトが入る穴が錆びて黒くなっているよう

M型コネクターが2個有った

 ガラクタをひっかきまわして探すとメス側のM型コネクターが2個出てきました、左のは使って無かったのか、中も光って綺麗です、形もぴったり同じようです、これを使う事にします。


SWR POWER 計の蓋を開ける

 このSWR POWER 計、だいぶ前に無くなってしまった前橋の無線機屋製で、M型コネクターに直に基板が取り付けられています、コネクターを交換するとなると、基板を外す必要があります、M型コネクターの中心コンタクト部分だけ交換するのなら、基板を外さなくても出来そうです。


基板の半田付部分を外します

 上のスタットを外します、中心コンタクトはメッキ線が半田付されているだけなので、簡単に外れました、アース側はラグで基板に半田付されているので、外します、ちょっと大変でした。


 調整部分の半固定抵抗に触らないように、基板をしならせて、M3のナットを緩めたら無事外すことが出来ました。


取り外した中心コンタクト右、左の綺麗なのと交換します

 取り付けは外すのと反対にワッシャーを入れて、ナットで止めますが、狭い基板との間にナットを入れて締め付ける作業なのでなかなか入らず苦労しましたが何とか無事取り付ける事が出来ました。


無事取り付けられました

アース側のラグを半田付する

 新品同様のコネクターに成ったのでしばらくは大丈夫でしょう。



2025年 4月 foxtrot