IC-7300 の時計バックアップ電池について解ったこと

 7月20日 IC-7300 の電源を入れると時計がリセットされていた。


IC-7300の時計が 0:00 に成ってしまった

 IC-9700に続いてこちらも来てしまった、2020年の7月に買ったのだから丁度 3年くらい経ったところだ。


 山に行ったりして3日くらい電源を入れて無かったのでバックアップが切れてしまったようだ。


 アイコムで出している時刻設定アプリ ST-4003W をパソコンにインストールして時刻合わせをして、しばらく電源を入れておくとまだ2日くらいは持つようだ。


Icom ST-4003W時刻設定

 このアプリ、対応無線機が


 ・IC-705


 ・IC-7100/M/S


 ・IC-7300/M/S


 ・IC-7600/M


 ・IC-7610/M


 ・IC-7850/IC-7851


 ・IC-9700/S


 という事はこの機種すべてが時計のバックアップがダメになるという事だろうか。


 時計がダメになっても無線交信には影響はない、おまけの機能がダメでも無線機としては問題ないので、どうしても直したければ修理に出してくださいというスタンスのようだ。


 7月のJARL群馬支部大会のときも、IC-7300 のユーザーの局と話したが、時計が合ってなくて気に入らないが、ST-4003W で時計合わせをして、電池はそのまま放っておくというような状態だった。


 IC-7300 の時計バックアップ電池は自分で交換するつもりで ML414HIVE という電池の入手先を探したところ大阪のデジハムサポートという店で一個 220円で扱っているようだ、サイトを見ると、その他ハンディ機の補修部品が目についた。


 昔使っていたID-31、いまはID-31PLUSを使っているので特に必要ではないがダメになったところを直したい。


ID-31のストラップ長年の使用で切れてしまった

 ストラップは似たようなものを探して交換すれば良いが 110円と安いので2個頼んだ、その他、microSDメモリのゴムの蓋が切れてしまった 450円、電源とマイクスピーカージャックのゴムの蓋が電源キャップのところが切れそうだ 450円、それと ML414HIVE 電池 220円 2個、送料入れて1945円だった。


今日配達された部品

 早速 microSD の蓋を交換しようと本体に残った蓋の取り付け部分を無理やり引っ張ったら取り付け部分が切れて本体の中に残ってしまった。


交換した microSD の蓋 新しい蓋は丸い棒の部分を内側から引っ張って嵌める

 やっぱりゴムを交換するには本体を開ける必要がある、ID-31は以前一度分解しているので同じ要領でSMAコネクターのネジを緩め、止めて有るネジ2本を抜きM3のネジで本体を浮かせる。


ネジを除く、左の穴にM3のタップが切ってあるので、M3
のネジを入れて本体を浮かす
基板を外したところ

 購入した蓋は丸棒の部分を穴に入れて内側から引っ張ると抜け停めの部分が中に入り込み抜けなくなる、不要な部分を切り取れば完成だ。


 ここで一つ気付いたことが、ID-31の基板に時計のバックアップ電池 ML414HIVE が付いている。


ML414HIVE が付いている

 ID-31は2015年3月に買ったものだ、GPS内臓で時計も付いている、時計の事は気にした事が無い、最近はID-31PLUSを使っているので、たまに電源を入れると時計が狂っている事があるが、GPSをONしてしばらくすると時計は修正される、内臓されている電池 ML414HIVE はこの使い方が本来の使い方なのではないか。


 ハンディー機はバッテリーを外した時だけ時計をバックアップすれば良いので、小さな容量の電池でも十分役に立つのではないだろうか。


 あまり使わないID-31の microSD の蓋を交換してしまったが、メインで使っているID-31PLUSの蓋もいずれダメに成ってしまうので、ダメになるのを見越して取っておいた方が良かったかもしれない。


マイクスピーカージャック・電源の蓋

 DC IN のところが切れてしまいそうだが、まだ取れてないので ID-31PLUS の為に取っておこう。


 次は IC-7300 のバッテリー交換だ。



2023年 9月 foxtrot