DTの値 |
相変わらず暇が有ると FT-8 を運用している、始めたのが 2020年 8月だからすでに3年に成る長くやっているといろいろと細かいことが解るようになってきた。
FT-8 ではパソコンの時計合わせが重要だと有る、これもマニュアルにそう書かれていたので時計合わせをしていたが、送受信の同期を取るため、時計は正確な方が良さそうだ。
でパソコンの時計を合わせるソフトは 「i ネッ時計」というのを使っていたが、これが2008年に作られたソフトで対応が Vista までしか書かれてない。
もう少し新しいのが無いものかと思っていたが、良さそうなソフトが見つけられなかったので、そのまま使っていたが、PCを立ち上げて i ネッ時計 で時計合わせをすると毎回 0.5*秒進んでいますと出たりする、初めに出るのは良いが、もう一度実行しても同じように 0.5*秒進んでいますと出てくる、という事は時計合わせが出来ていないのではと思われる。
時計が0.5秒進んでいるとほとんどの局のDTの値が 0.6 くらいに成ってしまう。でいろいろと調べたところ、JST Clok https://www.nict.go.jp/JST/JST5.html というサイトが有るので、これをクリックするとパソコンの時計が合っているかどうかが調べられる。
0.5秒くらい進んでいるくらいなら交信出来ないことは無いが、DT が 1 以上の局とはつながらなと思うので始めから呼ばない方が良い。
0.5秒くらい違っているのは i ネッ時計ではどうやっても修正することは出来ない、ましてやコンパネの「日付と時刻」で手動で修正などできるはずもない。
暫く考えたが、CQ 誌の7月号を買ったことを思い出し別冊のFT8セットアップガイドを読んでみたところ第6章に周辺ソフトウエアのセットアップというのが出ていた。
BktTimeSync https://www.maniaradio.it/en/bkttimesync.html という時刻合わせソフトが紹介されていたので、早速ダウンロードインストールしてみた。
BktTimeSync |
Bkt というのはソフトの作者のコールサインが Bkt のようですね。
BktTimeSync設定画面 |
NTP サーバーは日本の ntp.nict.jp を入れて Enable NTPをチェック、Port:123が指定されているのが大事なようですね。
BktTimeSync で時計合わせをした後 JST Clok を見ると、内臓時計がぴたりと合っていて。
時計は合っている |
wsjt-x の DT の値も 0.1 くらいが沢山並んで、気のせいか応答も良く成ったような気がする。
久しぶりに買った CQ誌 だが役にたった。
2023年 8月 foxtrot