ブラタモリ  2023年 2月15日



 2月11日放送のブラタモリ、前橋に来るという。


 前橋で、ブラタモリの番組が作れるようなことが有るのだろうか、そんな疑問がすぐに浮かんだ、番組始めでもタモリいわく、「前橋で何をやるんでしょうかね?」これはには頷いてしまった。


 番組が始まって、前橋のイメージはと聞かれて、タモリは「無いですね」と答えている、私は「ニューイヤー駅伝」くらいしか思い浮かばない。


 でも見てみると、うまく番組を作るものだ、徳川家康が「関東の華」と言ったという事で一気に視聴者の興味を引き込んでいく。



 今の群馬県庁、前橋城が有った場所が選ばれた理由など、なかなか面白かった。


 県庁やルナパークは昔々行ったことが有るし、近くを通ったことがある場所もある、聖地巡礼ではないが、放送された場所、3か所ほど行ってみた。


岩神稲荷神社 岩神(いわがみ)の飛石(とびいし) 

 まずは前橋市昭和町に有る岩神稲荷神社に行く、群馬大学医学部の南を東西に通る道路の北側にあり、もちろんこの道は以前に通ったことがある。


 岩神稲荷神社は、群馬大学医学部のちょっと西にある神社で、こんな巨大な岩が有るとはいままで知らなかった、これは一見の価値有りだ。


 神社の裏に大きなスパーマーケットが有るので、その駐車場に車を停めたが、神社の社務所の前の広場に駐車できる。


 まずは岩神稲荷神社に参拝する、道路からも見えるが、裏に回ると岩の大きさに圧倒される。


 前橋市教育委員会の案内板によると、国指定天然記念物の「岩神の飛石」は当初赤城山からもたらされたものとして国の天然記念物に指定されたが、平成に成って周辺のボーリング調査、飛石そのものの組成を直接分析した結果、浅間山からのものと判明したとある。


 

 今から2万4300年前の噴火で黒斑山の大崩壊が発生し、土石流が起こり吾妻川に流入土石流は大量の泥流と化して、利根川に流れ込み、前橋、高崎、伊勢崎の一部を含む広範囲な「前橋台地」を形成したという事らしい。


 不思議なのは住宅街に高さが10m近くある大きな岩が有って、しかも土の下にまだ10m近く埋まっているという事で、もともとは全部埋まっていたのが浸食で今の状態まで出てきたという事だ。


 岩神の飛石についてはNETで検索するとWiKiなど沢山の記述が出てくるので、興味を持たれた方は、ぜひご覧に成ってください。




臨江閣(りんこうかく) 南の方に群馬県庁

 番組で行った順番とは違うが、グリーンドームの前を通って前橋公園の駐車場に車を置いて臨江閣に行く、昔々子供が小さかった頃、遊園地のルナパークには行ったことが有り、そこから「さちの池」に行くのに臨江閣の前の道を歩いたことが有る。


 当時臨江閣は見ていたはずだ、でも見たことが有る気がするだけで、何の建物なのかなんて、全く気にしていなかったのだろう。


臨江閣別館 庭木の手入れをしている

 前橋公園の駐車場に車を置いたので、日本庭園の方から入り、別館と本館をつなぐ渡り廊下の下をくぐって裏に回ると別館の玄関が有る。


 靴を脱いで中に入る、見学は無料で月曜日が休館に成っている。


裏に回り別館の玄関から入る 下駄箱に靴を置いて2階に上がると

別館2階の大広間(180畳) 日本庭園の池と右にグリーンドーム

西側は、道路の向こうがルナパーク 渡り廊下の先が臨江閣本館

 臨江閣は迎賓館として建てられた建物で、「県都前橋糸の市」という当時の繁栄がしのばれる、大変立派建物で、こちらも十分見ごたえが有る。



 次は前橋市朝倉町に有る八幡山古墳に寄ってみる、道が分かりにくいがナビを頼りに何とか行く事が出来た、ここも何度か通ったことの有る道路の近くにある古墳で、広瀬川低地から10mほど高くなった前橋台地のヘリに近いところにある、前方後方墳というちょっと変わった形の古墳としては東日本最大の古墳らしい、近くにはラウンドワンという大きなボーリング場の建物も見える。


八幡山古墳 東側から見た所、こちら側に駐車場が有る

古墳に登ってみた 古墳の南東側にはグランドが整備されている

 寒い一日にさっと見ただけだが、私が知らなかっただけで、前橋にもいろいろ興味深いところが有る、特に遠くに見える浅間山の山体崩壊で出来た大地の上に前橋という町が作られ栄えてきたというのは興味深い。


2023年 2月 foxtrot