ちょっと前のことですが。 2016年10月


 最近本を読まなくなってしまった、NETの普及でたいていのことはNETから情報を得るようになったし、読み物は年を取って目が悪くなったので長い文章を読むのも億劫になってしまった、そんななか久しぶりに山に関する本を買ってみました、「日本の山を数えてみた」データーで読み解く山の秘密という ヤマケイ新書の本です。



 私の入っている「山と無線」のメーリングリストで紹介されていたのでどんな本かと思い図書館で探しましたが見つけられませんでした。


 NETで検索するとAmazonですぐに見つかったので購入してみました。


 8月11日は山の日ですと帯にあるので「山の日」に因んで発行されたのか、読んでみると内容は1999年に出版された「日本山名総覧」を解説するような本で、都道府県ごとに見た山の数ランキングとか、同じく標高累計、名山ランキングとか、山に親しむ人にとってはちょっと興味をそそられる内容です。



 「日本山名総覧」はベテラン・ハムであるとともにベテラン登山家の 武内 正 氏の書いた本で、同氏は「山岳移動ランキング」(通称山ラン)という山頂に登って無線で交信しランクを競うというアマチュア無線の活動を運営しています。


 山ランの集計のために山名のデーターベースが必要になりましたが、当時山名を調べようとすると何種類か資料があったがデーターが古く実用に耐えなかったので、無いなら作ってしまおうと日本全国の地形図4400枚あまりから山名を調べ緯度・経度を確認し、読みなどの不明な点を地元に確認し6年の歳月をかけて完成したデーターをまとめたものが、「日本山名総覧」で、いわば日本の山18000山の住所録です。


 私は1999年の発売と同時に値段も安かったので購入しました。


 今でも聞いた事の無いような山の名前を聞くと、山名総覧のお世話になっています。


「日本山名総覧」は現在は品切れとなってしまったようで、古書で探すしかないようですが、2004年に武内 正 氏が編集に携わり三省堂から「日本山名事典」が出版されています、高価な本なので読んでみたくて図書館で探してみましたが見つかりませんでした。


2016年10月 foxtrot