自作パソコン  2015年 10月


 自作パソコンは部品を使い廻すため使えている部品はなかなか交換する気にならない。


 今のパソコンにアップデートしたのが3年前、その後興味があってやろうやろうと思いつつもなかなか実行に移せず、はや3年が経過してしまった。


 まずケースだ、マザーボードが MicroATX になったので一まわり小さなケースでも良くなった、でも性能に関係ないし、使えるのでまあ良いかと使っていた。


 本当はもう少し小さくて、カッコ良いのに変えたかった、で安いので大きなファンの付いたケースに交換してみた。


黒が新しいケース、MicroATXはかなり小さい 大きなファンが付いている

 最近のケースは電源なしが多い、昔々買ったケースは電源付きだった、値段はおおむね同じくらいなので値上げしているともいえる、驚いたのはケースの軽さで、昔のケースは0.8mmの厚さの鉄板を使っていたが、今回買ったのは0.5mm厚の鉄板を使っている、軽さに驚くとともに、かなりヤワで、ちょっと心配だが、安物なので仕方がない。


前後に大きなファンが付く 新しいケースに組む

 大きなファンを使うのは静音のためで、小さなファンで冷やすには高速で廻さないと風量が得られない、風量が少ないと冷やせない、高速で廻すとどうしても風切り音が出てうるさくなる、大きなファンなら低速で廻してもある程度風量が得られ、音も静かにすることができる。


 ケースの大きさも大事だ、昔省スペースタイプ、スリムタワーのケースを買ったことがある、ケースファンが無いので中に熱がこもり、高性能なCPUは全く使えない、ケースの蓋の、CPUの所に穴をあけてファンを付けて熱を抜いたが、それでもあまり冷えない、メーカー製の省スペースマシンは、いろいろ工夫して冷えるようにしているが、それでも会社で使っているのを見ると、ハードディスクが壊れるのが多いような気がする。


 私は散々いじったあげく、省スペースのパソコンの自作は無理だと悟った。


 パソコンの中はガラガラで空間がある、これはCPUやメモリ、ハードディスクなどを冷やすのに空気の流れを作るために必要な空間だと思う。


 もうひとつ使ってみたいと思っていたのが SSD だ、Windows はインストールしたばかりは、立ち上げも早くサクサクと動くが、更新が入ると重くなって、電源を入れて、Windows が立ち上がってアプリが動くまでハードディスクが廻り続けて全く動かなくなってしまう。


 SSD にOSをインストールするとどのくらい速くなるのか、大変興味があった、SSD は多くのメーカーが有りどこが良いのかよく判らない、サンディスクはメモリのメーカーとしては老舗なので、サンディスクの120ギガのものを買ってみた、ケースと合わせて1万円ちょっと、SSD も安くなったものだ。


電源を入れると前面のケースファンが青く光る

 SSD を取り付け、新しいケースに組み込み Windows7 64bit をインストールする、Cドライブが120Gでは不足するので、ダウンロード、ドキュメント、ピクチャ、ミュージックをDドライブのハードディスクに移す。


 通常使う Office や Nero 、カシミール、ホームページ・ビルダーなどをインストールしたが、Cドライブは半分ほどで収まった。


 SSD の速さは期待以上で、更新が入った後でも電源を入れて、 Windows が立ち上がった直後でもアプリが立ち上がる。


 もう少し大きい SSD が必要かとおもったが、まずは問題ない、すごく快適なパソコンに仕上がった。


2015年10月 foxtrot