アンテナを交換する。 2m → 14MHz 2015年 9月22日


 7MHz帯のアンテナの調整は上手くいった、でも私の持っているSWR計は超古いものなのでイマイチ信頼性に乏しい気もするが、まあ電波は飛んでいるようなので良しとしよう。


 昨年再び上げた2mだがどうも芳しくない、アンテナは健在だし問題なく出られるが、肝心の出てくる局が少ない。


 6mはシーズンになるとEスポという超おいしい楽しみがあるが、一年を通して安定している2mは出ている局がいないと面白くない、平日のSSBはほとんど変調が聞こえないし、休日にバンド内を聞いてみると何時も同じ熱心な2mマンが長時間CQを出している。


 2mはハイゲインのアンテナを上げれば丁度国内をカバーするくらいで、魅力的なバンドではあるが、最近はそんな大きなアンテナを上げる局も少なくなったようだ。


 という訳でまた大きな2mのアンテナを下してHFのロータリーダイポールを上げることにした、2mはGPアンテナが有るので出られない事もない。


 しまって有ったロータリーダイポールは、29、21MHzに合わせていた、今度は違うバンドに出てみたいので短縮コイルを分解する、コイルのケースはリベットで止められているのでドリルでリベットを切って分解するとコイルは10ターン巻かれていた。


コイルは10ターン

 今度は14MHz帯に出てみたい、効率を落としたくないので直径20パイのアルミパイプを長いものに交換してアンテナを組み立てて地上で共振点を調べると、ぴったり18MHz帯に有っている。


地上で共振点を調べる

 18MHz帯も魅力的なバンドでは有るが、やはり14MHz帯を覗いてみたい、再びコイルのリベットを取り除いてコイルを30ターンにしてみた、本来ちゃんと計算してターン数を求めれば良いのだが、測定器が無いので、ここはエイヤーで適当に決めた、本来もうすこし少ないターン数でよさそうだが、ターン数を減らすことはできるが、増やすのにはアルミ線を長くしないといけない、長い線は一セット分しかない、切ってしまうと伸ばせないので長い方からためしてみる。


 コイルを組み上げて再び測ってみる、アンテナ先端の細いエレメントを出し入れして調整すると、14MHzのバンドの中心に合わせる事が出来た。


 ここで一つ問題が、先端のエレメントを調整するために3m位の高さにして調整、14.22MHzあたりに合わせてまた4mの高さに上げたところ、14.1MHzあたりに変わってしまった。


 長い波長の周波数では、低い位置で調整すると地上の影響が出て正確な長さは分からない、地上でピッタリに合わせてもパンザの上にあげると変わってしまうということだ。


 ここでもまたエイヤーで地上4mで合わせた長さより片側6mm程短くして上げることにする。


 シルバーウイークは連日好天に恵まれて多くの移動局が出ているなかパンザに登って2mの大きなアンテナを下す、アンテナ自体は軽いのだが大きいのでなかなか大変だ、この程度のアンテナで四苦八苦なのだから、大型のHFのアンテナなんてどうやって上げるのだろう。


何回登り下りしたろうか、山歩きの方が楽?

 430MHzのアンテナを降ろしてから、2mのアンテナのクロスマウントのネジを緩めブームを横にずらして片方のアンテナを外す、外したアンテナは紐で下に降ろし、もう片方も無事降ろすことができた。


片方を降ろす

 分解した2mのアンテナ、ナガラの2m 9エレメントスタック、ブームは純正ではありませんがアルミ製で太くて超頑丈です、ナガラのアンテナは大変良く出来ていてまだまだ使えそうです、どなたか使ってくれる人はいないかな。


分解したナガラの2m 9エレメントスタック

 430MHzの15エレスタックを上げて、14MHzのロータリーダイポールを上げる、適当に長さを決めた14MHzのロータリーダイポールだが運よく同調周波数はバンド内の中心あたりに合っていた。


組みあがったアンテナ

 シルバーウイークのアンテナ工事はなんとか終えることが出来たが、14MHzはコンディションが下がっているようでほとんど聞こえてこない、しばらく様子をみてみよう。


2015年 9月 foxtrot