7MHzのアンテナを調整する 2015年 7月31日


7MHz帯のダイポールを上げたのが1999年の12月だから15年以上前になる。


 当初は竹竿にバランを付けて屋内配線に使う1.6mmのIV線を割いて張った簡単なものだ、その後Sさんからいただいた、3.5MHzに対応するコイルを追加して3.5MHzと7MHzの2バンドのアンテナになった。


コイルを追加した

 このアンテナはW3DZZというアマチュアが作ったアンテナで上手くすると、3.5MHz、7MHz、14MHz、21MHz、28MHz帯に同調するアンテナだが、我が家は敷地が狭く真っ直ぐに張れないため、Z形に張っているのでとりあえず、7MHz帯と3.5MHz帯がアンテナチューナー無しでも使えるバンドになっている。


 2001年にスクラップ屋さんに頼んでスクラップになるパンザマストを潰さないで取ってもらい手に入れた。


中古のパンザマスト全長13m 自宅の庭に建柱する

 自宅の庭に穴を掘ってパンザマストを建柱、アンテナを立てたが、この時、竹竿からパンザに移して、現在に至っている。


竹竿からパンザに移す 当時はこんな感じでした

 7MHz帯は常にパイル状態で非力なアンテナ、非力なパワーではなかなかパイルに勝てず、あまり出ることが無かった。


 最近はハイバンドの退潮も著しく私の好きな144MHz帯を聞いていてもさっぱり聞こえてこない、逆に7MHz帯は周波数割り当てが広がって、以前にもまして活況を呈している。


 7MHz帯の周波数割り当てが広がってから久しくなるがアンテナはそのままだったので、7.05MHzあたりに同調していて割り当てが広がった上の周波数では出られないので調整することにした。


 中心周波数を7.12MHzあたりに同調させたいので、片側11cmくらい短くすればよい計算になる、アンテナのエレメントを短くするのだがこのアンテナ途中にコイルが入っているので、それを下して線を切って11cmくらい取り除いてまたつなげば良い、ところがアンテナの片側は何とか下せるが、反対側は家の屋根をまたいでいるので、下すとまた上げるのが大変になる、真ん中の給電点で調整するのが簡単だ。


ここで詰めるのが簡単

 パンザに登ってバランに配線してあるところでエレメントを11cmくらい短くすることにする。


 最近の天候では日中は鉄板が、触ると火傷するくらい熱くなるので、早朝にパンザに登る、温度差のせいか利根川の川面から霧が沸いて幻想的だ。


利根川から霧が沸いている

 久しぶりにパンザに登りケーブルを11cmほどカット圧着端子を打って配線を戻し作業は完了。


片側11cmほどカットする

 測定してみると丁度7.12MHzあたりでSWRが最低になった、敷地の関係で張ってある向きがあまり良くないが、7MHz帯はフルサイズで動作するアンテナなのでもう少し出るようにしよう。


2015年 7月 foxtrot