6m BIG OPEN
昨年2mのアンテナを降ろして6mを上げた、山岳移動局を追いかけたいという思惑もあって 苦労してアンテナを上げたわけだが成果はいまいちである。
移動局もあまり居ないしいても電波が弱い。
6mは4エレメントなのでゲインが少なく430MHzの15×2と比べればアンテナゲインの差は歴然でSメーターが振ってこないのは当たり前なのだが、期待していただけにちょっとがっかりである。
それでも何時も交信していただいているKさんやNさんと6mで交信することが出来た。
山岳移動でもあまり飛ばない6mではあるが、電離層反射のスポラディクE層が出てくるとこれほどスリリングで面白いバンドは無い、早くEスポの出る時期にならないかと、時折バンド内を聞いていたが、5月の後半になっそれはやってきた。
59で九州が入って来た |
5月25日バンド内を聞いているとSメーターが9つも振ってくる局がいる、聞いていると6エリア九州は鹿児島の局だった。
次々と交信していてパイルに成っているようでこちらから呼んでもなかなか取ってもらえなかった、何度か呼んでいると何とか交信することが出来た、その後熊本や山口県の局と交信する事が出来た。
明けて次の日は北海道が開いて、札幌や紋別郡など交信する事が出来た。
コンディションが良いとEスポは朝6時位には既に出ていて、夕方6時位になると消えてしまい全く何も聞こえてこなくなる。
不安定な時もあり聞こえていたと思うとガクンと下がって変調が取れなくなってしまう事もある。
昔3.5MHzでつながって今年は6mでつながった宮崎の局はなんと33年ぶりの交信で、お互い30年以上も趣味のアマチュア無線を続けていて偶然にもまた交信できたという珍しいことも あった。
こんなコンディションの良い状態は6月一杯くらいまで続いた、珍しくQSLカードも100枚くらい溜まったので7月初めに島根ビューローに送っておいた。
7月に入ってからは6mの季節は終わった様でEスポの局は全く聞こえてこなかった、7月21日 山と無線のメーリングリストに今日はEスポが出ていると書かれていた、時間は既に午後5時をまわっていたのでEスポが出たとしてももう終わっていると思われたが、無線機のスイッチを入れると、北海道は釧路の局が59で入ってきた。
この時期にしては珍しい今年最後かもしれないEスポの、BIG OPENだ、何度か呼んで交信成 立、アンテナを南に向けると九州も開いている、4エリア山口県宇部市の局は59+40dBも振っていてまるで直ぐ隣にいるような変調が聞こえてくる。
Eスポが出ないと6mはあまり面白くないので、Eスポのシーズンが終わったらまたアンテナを2mに揚げなおそうかと思っていたが、もう1シーズンくらい楽しんでみようか。