6m を上げる 2012年10月14日


 50MHz帯は以前から興味があった、1994年にアルインコのFMのモービル機を買ったがTVIが出てしまい、 常置場所では使い物にならなかった。


 車に積んでも相手局がいないので、殆ど使い物にならなかった。


アルインコのFM機

 1996年には移動運用で出られるようにとピコ6を買ってたまに山に持っていっていたが山岳移動では6mに出る局が沢山いるようなので、常置場所でも出られるように成りたいと思っていた。


 今年9月に6mの4エレHB9CVが買えたので、10月に入って休みの日にこれを上げることにした。


コメットの4エレメントHB9CV

 私の常置場所のアンテナは、2001年に自分で建てた地上高約11mのパンザマストで、建ててから10年以上も経つので、錆びやネジのゆるみ、ローテーターの台の水平など点検するために一度すべてのアンテナを降ろすことにした。


工事前のパンザマスト 地上に降ろしたアンテナ

 地上に降ろしたアンテナ群、2m 9エレメントスタック、430MHz の15エレメントスタック、トップに上げてあった1200、430、144のGPは赤い色だったのが長い年月ですっかり色が落ちてしまいグラスファイバーの白い色になってしまった。


 2mのアンテナは大きいので上げるときも大変だったが、降ろすのも大変だった。


 ナガラの9エレメントスタックはオークションで手に入れた物だが、錆びも無く大変良い。


アンテナの無くなったパンザ 回り止め

 以前台風で強風にあおられたとき、ローテーターの台が回ってポールの垂直が狂ってしまった事があったのでこの対策をすることにした。


 アルミのアングルで回り止めを作って取り付けることにしたが、上のベアリングの台は簡単に付けられたが、下のローテーターの台はネジの位置が合わず、結局此処まで工事するのに3日も掛かってしまった。


 パンザの方はOKに成ったので、再びアンテナを上げる、430MHzのアンテナは安物なので錆が出ているのでワイヤブラシで錆びを落として、ラッカーを吹き付けておいた。


組みあがったアンテナ 上からGP,430MHz 50MHz,HFのダイポール

 2mのアンテナの代わりに6mのアンテナを入れて組上げて、シャックに戻り測定をすると、GPと430MHzのアンテナは問題無いが、6mとHFのアンテナはSWRが下がらない。


 6mとHFのアンテナの位置が近すぎて影響が出てしまっているようだ、6mのアンテナとHFのアンテナを離せば 良さそうなので6mを上にあげて430を下に下げて入れ替えることにする、パンザのてっぺんに登って大きなアンテナの上下入れ替えるのはなかなか骨の折れる仕事だが、430のアンテナの幅が狭いので何とか入れ替え ることが出来た。


6mと430を入れ替えた

 さあこれでどうだと測定してみると、使えなくは無いがあまり良くなってない、こんなことを書くと怒られそうだが、6mのアンテナは協調性の無いB型人間のような性格で普段はあまり飛ばないが、Eスポが出ると北海道や九州ががんがん入ってくるのもそれっぽい、でも6mでインターフェアが出ないことが解って一安心。


 結局 HFの 29MHz と 21MHz は諦めて降ろすことにする、6mに飽きたらまた上げようとHFのダイポールを降ろして430MHzの15エレを上に戻して、1本余った同軸ケーブルは先ごろ国際宇宙ステーションから放出された We Wish という衛星を受信してみようと、430MHz の8エレメントヤギアンテナを上に向けて取り付けてみた。


最終的に組みあがったアンテナ

 測定してみると6mは全てにおいてSWR1.5以下特にサイドバンドの50.2MHz辺りでは1.2くらいと良好な値になった、430MHzのアンテナのエレメントがひとつ曲がっているのが気になるが。


 10月はアンテナ工事のために休日を6日間も費やしてしまったので、山は難しいかな、来週晴れれば何処かに登ろう。