駒ヶ岳 南東尾根 2025年 5月 8日(木)


 
駒ヶ岳(コマガタケ)
標高1685
群馬県桐生市
 
篭山(カゴヤマ)
標高1438m
群馬県桐生市
  予想外のアカヤシオにビックリ

● 駒ヶ岳へ

 赤城山の駒ヶ岳(1685m)から東に延びる尾根があります、ここを歩こうとお誘いを受けました。


 利平茶屋から前回間違えた林道を行き砂防ダムの所を渡渉、尾根に取り付き、後はそのまま尾根を辿れば駒ヶ岳まで行けます。


 アカヤシオの時期はもう終盤、最後のアカヤシオを見られるかと山友4名で出かけます。


 利平茶屋の駐車場に着くと、Zenさんの知り合いの方とばったり、ここから黒檜山に登るという、私たちが行こうとしている尾根は以前に歩かれたとの事、しかもずっと下の赤城神社 二の鳥居の所からで、岩場の続くクライミングの世界のよう。


 私たちが登るコースは尾根に登れば踏み跡が有って問題ないとの事、支度をして出発します。


砂防ダムの上流を渡渉する 正面の斜面を登る

 舗装された林道を行くとすぐに左にテープが有る、そちらに行くと砂防ダムが有るので渡渉して取り付きやすい所を探します。


急だけどここが良さそう 四つん這いで、気を付けないと岩が動く

ミツバツツジが綺麗です

 尾根に登る急斜面は落ち葉が溜まり滑りやすい、木に捕まったりして登って行く、尾根上のルートは左へ行くので、左方向に登るが、岩壁が見えて来るので右にトラバース、休みながらなんとか尾根に登り上げる、ここから尾根の下の方は崖が続くクライミングの世界らしいが、登る方は大丈夫。


 しばらく休憩し尾根を登ると少し急な所が有るが、ここからは楽な歩きに成る。


● 南東尾根を登る

ここを登ると楽な歩きになる アカヤシオが出て来るが

先頭を行くおかちゃんさん、短い笹原の広い尾根を行くアカヤシオはチョット遅いよう

 正面に見える稜線を登るようだ、右には黒檜山の斜面、その前に一旦下るようだ。


この先で一旦下ってまた急登に 笹の急登

隣の尾根にもアカヤシオが咲く遠くに見えるのは袈裟丸山

● アカヤシオが出て来る

錆びたワイヤロープが有る アカヤシオが出て来る

 笹の急斜面を登ると一人の登山者が休んでいた、沢を登って来たと言っていたが、何処を登って来たのか?


 錆びたワイヤロープが有った、植林地は無いのに何に使ったのか、急斜面を登ると尾根の裏斜面にアカヤシオが出て来る、この辺りの標高は1450mくらいなので、まだ蕾も有って最高に綺麗だ、木が太く花の付も素晴らしい。


 

蕾も有る

 

記念写真  

 

 駒ヶ岳から東へ30分も下れば標高1600mから1450m位の間に沢山のアカヤシオが有る、尾根の北斜面なので、黒檜山から下って来てもこの花園は見えないようだ。


 今後アカヤシオの咲く時期は、大洞から駒ヶ岳に登り東へ下れば簡単に見られるので、覚えておこう。


遠く皇海山、隣は鋸山かな

笹の急斜面を登る ピンクテープは冬用です はずさないで下さい。

鳥居峠が見える、上に小地蔵岳と長七郎山

小地蔵岳と長七郎山の隣には小沼が少し

雪の谷川連峰、谷川岳、一ノ倉岳、武能岳、蓬峠、七ッ小屋山、白毛門、笠ヶ岳、朝日岳など

● 駒ヶ岳山頂

左 登って来た尾根、右 南西尾根 駒ヶ岳山頂で

 駒ヶ岳に出ると登山者が何名かいる、山頂でお昼にする、メンチカツパンを食べて無線を聞くと越谷の局がCQを出しているので呼んでみる、取ってもらえたようだが他の局が使っているチャンネルのようで混信してとれなく成ってしまう。


 使っているのは不法局ではなさそうだ、CQを出している局は混信に成らなくてもこちらはロケーションが良すぎて混信で全く聞こえない。


 空いているチャンネルを探してCQを出すと深谷の局が呼んでくれて交信することが出来た、まだ呼んでくる局がいるが、皆さんを待たせるわけにいかないので、無線をやめて支度をする。


大沼が綺麗

 駒ヶ岳から10分くらい下ると右に石の道標が有り、笹原に西に向かって踏み跡が有る、この先にアカヤシオの咲くところが有るので寄って行くことに、近くにいた東京から来てバスで登って来たという単独行の女性が付いて来た。


 下って行くとピンクの花が見えて来る、それほど多くはないが、こちらもすごく綺麗だ、この辺りの標高は1600mくらいなので、今が丁度花時のようだ。


● もう一つのアカヤシオの咲く場所

こちらも綺麗 先は急な崖に成っている

 我々群馬県に住んでいると、赤城山は思い付きでも登れる山だが、公共の交通機関を使って東京からアカヤシオを見るために来るのはバスが無い所などが多いのでなかなか大変そうだ、綺麗なアカヤシオが見られて、すごく喜んでおられた。


見事な花の付ですね  

 斜面を登って薄い踏み跡をトラバース、登山道に戻ると丁度大洞へ下る道と、篭山への分岐だった、帰りは篭山から鳥居峠に下るため直進する。


駒ヶ岳への崩落している稜線

 途中、駒ヶ岳への崩落している稜線が良く見える、よく見るとアカヤシオが咲いているのも見えるが、多く咲いているのは稜線の裏側なのでこちらから見ても判らない。


● 篭山

篭山で、後ろは小地蔵岳 シャクナゲが咲く

 篭山に下り岩の間を通って鳥居峠に下る、アカヤシオが目当てなのか平日なのに登山者は多い、篭山のアカヤシオはもうかなり傷んでいる。


 鳥居峠から林道を通って利平茶屋に下る、途中尾根から御神水の方に曲がる所にシャクナゲが咲いている、写真では解らないがもうかなり傷んでいる、シャクナゲの花の付はあまり良くないようだ。


 ここでまた朝会ったZenさんの知り合いが下って来た。


新緑がさわやかだ 南西尾根への分岐

 前回登った利平茶屋から篭山へ登るルートは南西尾根とも言うようだ、南西尾根の途中に鳥居峠へ下るような道標が有ったが、ここがその分岐のようでここから南西尾根へ登れるみたいだ。


 無事利平茶屋のキャンプ場に下る、最初の登りがきつかったがルートは解りやすく、思いがけず、素晴らしいアカヤシオの群落を見る事が出来て楽しく歩く事が出来た。


駐車場から登った尾根を見上げる

● 記録


利平茶屋P 7:18 -(0:50)- 8:08 尾根に登る 8:17 -(0:43)- 9:00 休む 9:07 -(1:06)- 10:13 駒ヶ岳山頂 10:40 -(0:09)- 10:49 コースを外れる


-(0:10)- 10:59 ヤシオを見る -(0:14)- 11:13 登山道に戻る -(0:37)- 11:50 鳥居峠 11:55 -(0:20)- 12:15 休む 12:26 -(0:49)- 13:15 駐車場



赤登り、青下り

2025年 5月 foxtrot