●　二度目の

　山の会の Zen さんから竜ヶ岳1411mに誘われた、竜ヶ岳は2011年3月に登っているが、その時山頂は雪で三角点すら見つけられなかった、標高が1400m余りなのでもう山頂の紅葉は終わってそうだが、コースも林道から縦走するようなので行く事にする。

　通勤の時間帯を避けて6時に玉村町を出発する、登山口となる旧倉渕村の新開地区には7:00過ぎに着いた、ここには倉渕ダムの現場事務所が有ったが、ダム工事が中止となり今は更地に木が生えている。

　支度をして林道ゲートの脇を通ってこの先の長い林道を行く、ここは笹塒山（ササトヤヤマ）にも登ったので三度目に成る。

　以前は日の射さない暗い林道だったが、途中植林地が伐採されて南側の展望が良い、伐採した事ですぐ近くに滑川が流れている事が解る。　鷹の巣橋を渡るとすぐに、下って来る予定のヒカリゴケの道標が有る分岐に着く。

　鷹の巣橋を渡るとすぐに、下って来る予定のヒカリゴケの道標が有る分岐に着く。

　さらに林道をひたすら歩き壊れた作業小屋を過ぎたあたりから右の斜面に取りつくが、スマホのGPXデーターを見ると、作業小屋の所から林道が二分し右に行くべきだったことが解り、尾根を越えて沢を渡渉すると林道に登る事が出来た。

●　茨の道

　でもこの林道なかなか手ごわい、棘の生えた木が沢山生えている茨の道で、棘の木をよけたり、踏んだりしながら登って行く。

　登って行くと林道は無くなり、沢に沿って茨の沢を登る、先が急斜面に成るので左の斜面を登ると作業道が有る、沢山の実を付けたムラサキシキブが綺麗だ、ここで休憩し再び茨の作業道を行く。

　作業道を行くと道は東吾妻町と高崎市の境界尾根に沿って西に向かうので右の急斜面に取りつき境界尾根に登る、笹に枯れ葉の積もる急な斜面だが茨の道よりずっと良い、急斜面に喘ぎつつ登るとなだらかになり待望の竜ヶ岳山頂に着いた。

　山頂は平らで広く、前に登ったときは見つけられなかった三角点の標石と、もう一つ標石が有る、祠の所にブリキの山名版が付けられている、ちょっと早いがお昼にする。

●　竜ヶ岳山頂

　無線を聞いてみたが、多くの移動局は出ているが、まともな局は聞こえない、一度CQを出してみたが、応答は無かった、前に来たとき交信しているので良しとする。

　帰りは枯れ葉で道が解りづらいがピンクのテープを頼りに北に進むと熊だなが有る、周りには沢山の枝が落ちている、熊さんはずいぶんと高いところまで登るようだ。

　雪庇の有った覚えの有る尾根を下り途中から斜面を南に下る、こんな急だったのかと思ってしまった。

　下って行くと道は斜面に直角に行き九十九折れに成る、西に進むと右に大岩壁の有る所に出る、この上が竜ヶ岳の山頂のようだが大きな岩がころがる荒れた場所で踏み跡が全く解らない。

●　道を失う

　でもスマホのGPXデーターではここを歩いているようだ、辺りを良く見ると、下の方にピンクのテープも有る。

　YAMAPにデーターを上げた登山者はここを歩いていることは間違いないようだ、下れないことは無いので下って行くと綺麗な紅葉が残っている、涸れた沢のようなところを越えると尾根に登る登山道のようなところが有る、尾根に登ってみると標石が有りこの尾根が登山道のようだ。

●　上手いところに出る

　戻って下って行くと綺麗な紅葉の下に大きな岩が有り、大理石の柱が有って、ここがヒカリゴケ洞穴だった、ここでザックを降ろして休憩する、どんなところを通るかは本人の自由ですが、あまり良くないルートにピンクのテープを付けるのは良くないですね、こんなときは巻紙（トイレットペーパー）を付けて目印にしてもらいたいですね。

　休憩後下って行くと左側に大きな岩が有る、モアイ像？

　枯れ葉の登山道を下ると無事林道に出て、いろいろあったが楽しい山歩きが出来ました。

●　記録

車を停めた場所 7:17 -(0:53)- 8:10 竜ヶ岳分岐 -(0:30)- 8:40 休憩 8:47 -(0:07)- 8:54 林道から離れる -(0:44)- 9:38 休憩

9:46 -(0:39)- 10:25 竜ヶ岳山頂 11:06 -(1:13)- 12:19 ヒカリゴケ洞穴 12:32 -(0:18)- 12:50 林道に出る -(0:43)- 13:33 P

2023年11月 foxtrot