蕨山(ワラビヤマ) | |
標高1044m | |
埼玉県飯能市 | |
登山日2023年11月 8日 (水) |
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有間山(アリマヤマ) | |
標高1213m | |
埼玉県秩父市・飯能市 | |
有間山(タタラノ頭)で |
● 去年に続いて
昨年12月蕨山(ワラビヤマ)1044mに登ったが、本当は有間山(タタラノ頭)まで行ってみたいと思っていた、当時は蕨山に登る急な尾根は風当たりが強く寒くて、有間山は断念してしまった、11月 8日は風も無く天気が良いとの予報が出ていたので、他の山に誘われていたのを断って、今度こそ有間山(タタラノ頭)まで行き出来れば鳥首峠まで縦走しようと出かける事にする。
名栗の有料駐車場には車が2台止められていた、一台の人は出かけるところのようだ、トイレを利用して出てみるともういなかった、出発したようだ、私も支度をして橋を渡って林道を行くが、日が当たらなく寒い、体を温めようと少し速めに歩く。
沢を徒渉、ここから急斜面を登る | 稜線に乗る、ここで一休み |
林道が終わり沢に下りて徒渉して急登を登って行くと、先に出発した登山者が居たが、先に行かせてもらう。
樹林帯の中の急登を登って稜線に登ったので、休憩、たまごサンドを食す、稜線上は天気予報に反して風が有る、ウインドブレーカーを着ていると、若い登山者に次いで追い越した登山者も登って来て先に行くので、私も後に続く。
始めは良いが | 紅葉も良さそう |
蕨山に向かう尾根は岩場なども有って急登の連続だ、でも手掛かり足掛りは有るので登るのは問題ない、枯れ葉が溜まっていて滑ることも有るので注意深く登って行く。
登って行くとまた登山者に追いついた、どこまで行くのか聞くと蕨山から金毘羅尾根を下ってバスで名郷に戻るという事だった、金毘羅尾根には幾つもピークが有って面白そうだ、機会が有ったら歩いてみたい。
紅葉してます |
● 蕨山山頂
急登がつづく | 分岐に着く、ここが蕨山第2峰、右の有間山方面に行く |
山と高原地図によると蕨山はピークが3つ有り、去年来たときに蕨山展望台(第3峰)には行っているので、分岐(第2峰)では迷わず有間山方面に行く、広い尾根を下るとすぐに左側の植林地の中に蕨山のピーク(第1峰)が有る、ここまで来ると風も無くなった。
広い尾根を下って | 蕨山山頂(第1峰)、先の石積 |
● 混信
石積の有る蕨山のピークに登って、ザックを降ろし、無線機のスイッチを入れてチャンネルを聞くと、上手いことに三浦半島、鷹取山から CQを出している局がいたので呼んでみたら付属のホイップアンテナにもにもかかわらず取ってもらえた。
交信を終えてそのまま聞いていると、群馬県は神流町の白石山から同じ周波数で CQを出している局がいる、離れているので混信には成らないようだ、声に聞き覚えが有る局長さんだ、何度も交信していただいている Kyouさんのようだ、でも移動局の混信が入って来て上手く交信ができないようだ、三浦半島の局も引き続き CQを出しているので、この周波数は使っているよと伝えたいが三つ巴の混信で上手く伝わらない、そのうち違う局が出て来て、交信しているようなので、私も無線機のスイッチを切って、有間山に向かう事にする。
有間山方面に向かう | 広場が有る |
広い尾根を有間山に向かうが尾根は下って行き先に広場が有る、逆川乗越というところらしいここは林道と繋がっているのか休憩舎なども有って良く解らない場所だ、休憩舎の左の道を登って行き道が間違いないかスマホで確認すると大丈夫なようだ。
休憩舎の脇の道を登る | 尾根は広いが段々急になる |
尾根は急登に成ってきて落ち葉が沢山積もっていて踏み跡も不明瞭に成る、休み休み登って行くと正面に「有間山」(橋小屋の頭)1163Mと書かれた立派な道標の有るピークに着く、奥武蔵ロングトレイル 105K のパウチされたポスターが道標の柱に縛り付けられている。
橋小屋ノ頭は有間山の一角でこの尾根一体が有間山稜といわれピークがタタラノ頭1213mらしい、急斜面を登って来て疲れたのでしばし休憩し、南側の尾根を有間山(タタラノ頭)目指し下って行く、この尾根は今までより登り下りは少なく、展望はあまりないが紅葉も進んでいて、日差しも有って風も無くなかなか快適だ。
● 橋小屋の頭
有間山( 橋小屋の頭)山頂 | 樹林の間から両神山が見える |
歩きやすい尾根 | 一旦下って |
しめ縄でしょうか | また登り |
紅葉が綺麗 | と思ったら有間山々頂(タタラノ頭)欠けた三角点が有る |
● タタラノ頭
有間山々頂(タタラノ頭)から先は尾根は下って行きここが一番高いことが解る、周りは樹林帯で展望は無いが、紅葉は綺麗だし暖かく快適だ、そのせいか虫がいるのはいただけないが。
ここから先は下ってしまう | 斜面の紅葉が綺麗 |
アンテナをセットして |
● 無線は良く飛ぶ
写真を撮って、早速三脚を広げ1200MHzの無線機TH-59に自作の6エレヤギアンテナを取り付け CQを出すと、青梅市、藤沢市、川崎市宮前区、鎌倉市と交信する事が出来た、ここまで来ると首都圏に近いので1200MHzでも出てくれる局がいる。
430MHzのアンテナを組み立てて三脚に取りつけ、聞きながらカップ麺にお湯を入れて、おにぎりをいただく、食事を済ませてから、チャンネルを回すと、赤久縄山から Kyouさんが強力な電波でCQを出しているのが飛び込んで来る、呼んでみるとすぐに取ってもらえた。
交信終了後、帰りのコースは長そうなので早々に撤収する、帰りは下りなので楽だ、途中樹林の間から西側の展望がわずかに見えるが、どこが何処なのかは解らない。
三ツドッケ?(天目山)あたりかな |
橋小屋の頭に戻って来た | 鳥首峠を目指して |
橋小屋の頭に戻って、まだ時間は早いので鳥首峠に向けて縦走する事にして尾根を下って行く、左側にずっと網が張られて、それは延々と続いていた。
ここを登ると | ヤシンタイノ頭(1100m) |
● 展望の良い尾根を行く
正面に大持山、左遠くに両神山 |
この先ススキの茂る尾根は西側の展望が良い、先に見えるピークは帰ってから調べると大持山のようだ、遠くに両神山が見えて、長い尾根が3本、右から左に高度を上げて続いている、都県境尾根らしいが、一番手前は仙元尾根のようでその上はバラモ尾根だろうか、だとすれば Zenさんと登った大平山への稜線で大ドッケや独標などが有るはずだが、どのピークがそうなのかはのかは解らない、蕎麦粒山や天目山らしいピークも有るようだが、沢山のピークが有ってとても特定できないが方向からすると、矢岳や熊倉山、酉谷山なんかも見えているのかもしれない。
都県境尾根らしい素晴らしい展望 |
しょうじくぼの頭 |
振り返ると歩いて来た有間山稜 |
背丈ほども有るススキの茂る尾根を歩いてきて、振り返ると登って来た有間山稜の凸凹した尾根が見える。
三角点の有る滝入ノ頭 | 高い方が大持山らしい |
足元にリンドウ | 鳥首峠の道標が落ちていた |
● 急斜面を下る
鳥首峠の道標の先からロープの張られた急降下の道が始まる、「滑落注意」がいくつか付けられている、右側は切れ落ちているが、ザイルが取り付けられているので下るのに問題は無い。
急降下が始まる | ザイルが付けられている |
下って来た斜面 | 右側が植林地に成って |
立派な木が有る | 953m地点の鉄塔 |
登山道は植林地に入り、今度は登りに成る、立派な木の脇を登ると鉄塔に出る、ここから右に下ると鳥首峠に着く。
ここが鳥首峠 | 右に行く |
鳥首峠は十字路に成っていて、正面は大持山方面で名郷は右に行く、少し歩いてから登山道が間違いないかスマホで確認する。
伐採地を通り | 植林地を下る |
荒れた沢を下ると | 前に登山者が居た |
下って行くと登山者がいたがすぐに追いついた、大持山から下って来た登山者だった、ここから先は鉱山の下を通る道でかつては多くの人が住んでいたようだ、道の右側にモノレールの残骸が続いていて、これで石灰岩を運んでいたのだろうか。
● 長い林道歩き
道の右側にモノレールの残骸 | 林道に出た |
廃墟や建物の無くなった基礎などが有る所を下ると、舗装された林道に出る、林道を下って行くと、キャンプ場が有るが営業はしてないようだ。
舗装された道を歩く | カーブミラーが有るとついつい・・・ |
左に林道 山中線の起点 | 河原でキャンプしてる人が |
林道途中、左に林道がある、ここを行けば妻坂峠から大持山に行けるようだ、下って行くと河原でキャンプをしている人がいる、長い林道歩きで疲れてしまったが、無事名郷の駐車場に戻ることが出来た。
駐車場でワイパーに挟んであった封筒に500円入れて料金箱に入れ、コーヒーを一杯飲んでから充実した気分で帰路に着いた。
● 記録
名郷 登山口 7:53 -(0:13)- 8:06 林道終点 -(0:39)- 8:45 稜線に登り休憩 8:55 -(0:54)- 9:49 蕨山展望台分岐 -(0:03)-
9:52 蕨山 10:08 -(0:08)- 10:16 休憩舎の有る広場 -(0:27)- 10:43 有間山(橋小屋の頭)10:52 -(0:33)- 11:25
有間山(タタラノ頭)12:54 -(0:23)- 13:17 橋小屋の頭 -(0:18)- 13:35 ヤシンタイノ頭 -(0:08)- 13:43 しょうじくぼの頭
-(0:09)- 13:52 滝入ノ頭 -(0:37)- 14:29 鳥首峠 -(0:41)- 15:10 林道に出る -(0:34)- 15:44 駐車場
時計回りに縦走しました |
2023年11月 foxtrot