子持山(コモチヤマ)
標高1296m
渋川市、沼田市
登山日2023年 9月28日
 (木)
SOTA JA/GM-046
  子持山の獅子岩

● NHKで

 8月15日 NHK の「ジオ・ジャパン絶景100の旅」で子持山が、放送された、子持山は古い火山で長い年月で浸食され、内部構造が地上に露出して、火山の内部構造が見られる珍しい山という事が紹介されていた。


 子持山は過去2回ほど登っているが、番組を見て、そんな目線で改めて実物を見てみたいと思って出かけてみました。


子持山登山口 屏風岩基部

 登山口から登って行くと昨夜だいぶ雨が降ったようで登山道は濡れている、幅の広い木道というか木の板の道は大変すべり易く横向きに細い棒が付けられているので何とか歩けるが、下るのはアイゼンが必要なくらいだ。


 今回は山の会の Zen さん、巻機山に一緒に登った Fu さんの3名で登ったが、 Zenさんが若い頃ここの岩場でクライミングをしていたという事で、岩に打たれたハーケンを見ながら、登りのルートなど教えてもらう。


屏風岩の解説

屏風岩を見上げる 屏風岩への分岐、左が屏風岩

 若干ハングした岩壁に古いハーケンが点々と付けられている、先の屏風岩への分岐でザックを置いて空身で屏風岩の上へ向かう。


屏風岩へ登る 梯子の上から

 鎖やロープを伝って急な崖を登る、高度感がすごい、私たちの後から登って来た新潟から来たという若いカップルも後から登って来た。


ここまでで引き返す 獅子岩は霞んでいる

 梯子を登った先が屏風岩の頂上のようだが、岩が湿っていて捕まるところが無く、落ちたらおしまいなので、上に登るのは諦めて若いカップルに道を譲り引き返す。


子持山へ向けて先に進む ちょっと小ぶりのカモシカが一頭

 稜線に登り分岐の所で休んでいると、若いカップルが登って来て先に行く、若い人は体力が有る。


 獅子岩の基部に着く、天気予報では良い天気に成る予報だったが回復が遅れているのか、雲が多く遠くは良く見えない、子持山の山頂も雲の中だ。


● 獅子岩

獅子岩の説明文

 大きな鎖を登り獅子岩の上へ、遠くはガスっていて見えないが近くの岩脈が良く見える、獅子岩は火山岩頸(がんけい)とあるが、上昇してきたマグマが固まったもので、放射状に出来た割目にマグマが入って固まったのが岩脈という事だ。


岩脈が見える、幅が狭いですね 子持山方面の岩峰

分岐の有る柳木ヶ峰

 Zen さんはここ半年ほど体調を崩し山に登って無かったので、ここで待っているから二人で子持山の山頂まで行ってこいという事で、 Fu さんと山頂を目指す。


● 子持山山頂

子持山山頂 山頂で記念撮影

 一等三角点の有る子持山山頂、記念撮影をして、すぐに430MHzでCQを出すと、高崎モービルを皮切りに、東京足立区、比企郡川島町、東京稲城市、埼玉北葛飾郡杉戸町と5局も交信する事が出来た、まだ呼んでくれる局が居そうだったが、あまり待たせるのも悪いので、下山する。


途中から見える柳木ヶ峰と獅子岩 柳木ヶ峰に着く、スカイさんの山頂標識

 下りは柳木ヶ峰から急な道を下って、十二を直進、浅間山(1088m)を通る道に向かう、この道は初めてだ、柳木ヶ峰から220mほど下り、浅間山まで110m登り、5号橋登山口まで440mほど下る、Fu さんは調子が良いのかグングン登って行くので付いていくのが大変だった。


途中のピークの大きな石祠 浅間山に向かう

● 浅間山山頂

浅間山山頂 浅間山の石祠

かわった岩が ブリッジ状の岩

樹林越しに獅子岩

 浅間山からの長い下りは尾根上の道だが奇岩が有って、古い火山は浸食を受けたせいかなかなか興味深い。


● 記録


 7号橋駐車場 8:54 -(0:04)- 8:58 屏風岩分岐 -(0:20)- 9:18 屏風岩 -(0:55)- 10:13 休憩 10:25 -(0:19)- 10:44 獅子岩


 -(0:23)- 11:07 休憩 11:23 -(0:19)- 11:42 柳木ヶ峰 -(0:17)- 11:59 子持山山頂 12:30 -(0:16)- 12:46 柳木ヶ峰


 -(0:47)- 13:33 浅間山 13:48 -(0:54)- 14:42 5号橋登山口 -(0:13)- 14:55 7号橋駐車場


カシミール3Dで作る、登り始めは岩が迫っていたせいか上手くデーターが取れなかった

2023年 9月 foxtrot