●　2度目の湯ノ丸山・烏帽子岳

　湯ノ丸山・烏帽子岳は1996年 9月に先輩の Hさんと登った、Hさんにとって2000mを越える山に登るのは初めてだったようだ、その後何度か山に一緒に登ったが2017年11月帰らぬい人に成ってしまった。

　年齢の経過と共に親が無くなり、友達が無くなる、あとなん年くらい山を楽しめるのかそんな事を思いながら、久しぶりに湯ノ丸山・烏帽子岳に登ってみる。

　登山口の有る地蔵峠にはスキー場の広い駐車場があって、観光客や登山者の車が停まっているようだ、支度をして湯ノ丸山に向けてリフトの南側の芝のゲレンデを登って行く、爆弾が沢山有るので踏まないように登って行く、牛さんはもう牧場を下ったのか見かけなかった。

　柵を越えてゲレンデを登る、左は西篭ノ登山、右は三方ヶ峰らしい、天気が良く日差しが強く暑い。

● 牧場を登る

　リフトの降り口を過ぎると道標が有って、登山道はリフトの北側に付けられていたようだ、ここから広い道が山頂に向かって付けられている、花が沢山咲いているが、ちょっと遅かったようで、花びらが散ってしまったり萎れてしまったのが多い、標高が上がればまで元気なお花が咲いているだろうと期待して登って行く。

　鐘の分岐前は広場に成っていて道標やキャンプ場の方へ続く道が分かれている、紐をゆすって軽く鐘の音を出してみる。

● 登山道らしく成って来る

　ヤナギランの群落がある、マルバタケブキはもうおしまいのようだ。

　ヒヨドリバナ、この花が咲いているとアサギマダラが蜜を吸っていることがあるが、今日はいないようだ、残念。

● 山頂はガス

　マツムシソウが沢山咲いていて、秋は確実に近づいているようだ、湯ノ丸山の山頂に着くが、あいにくガスが出て来てしまって遠くは何も見えない、登山者が2グループいるがちょっと離れた南の方にザックを降ろす。

　三脚を広げて1200MHzでCQを出す、何度かCQを出すと名前に憶えがある局が呼んでくれた、磐梯山で交信していただいた筑西市の局だった、遠くの局から声が掛かり気を良くしてCQを出すが後が続かない。

　430MHzに変えてCQを出すと、前橋市のモービル、桶川市、佐久市の局と交信する事が出来た。

　とりあえず山頂で交信も出来たので、カレーパンを食して次の烏帽子岳に向かう。

● こちらもガス

　烏帽子岳の山頂はガスに覆われていて遠くは全く見えない、430MHzの無線機のアンテナをSRH951Sに変えて聞くとCQを出している局が居る、呼んでみると取ってもらえた、東筑摩郡山形村という松本市の西の方らしい、その後CQを出すと、長野市の局と、浄土山山頂の局が呼んでくれた、初めて電波を出すという局は富山県中新川郡立山町の浄土山2831mからだった。

　無線を運用している間に少し天候が回復してくる、眼下に見えるのは上田市の市街地のようだ、ガスに覆われていた湯ノ丸山の山頂もガスが取れて、登山者が2名くらいいるのも見える。

　おにぎりを食し、ちょっと雷鳴も聞こえるので早々に山頂を後にする。

● 少し天候が回復してくる

　湯ノ丸山・烏帽子岳の鞍部からキャンプ場に向かう道は樹林帯の中、登っているような感じがするが、ほとんど下っているようだ、途中アサギマダラが一匹飛んでいたが花が無く写真が撮れなかったが、下って行くともう一匹今度はヒヨドリバナでお食事中のマダラちゃんを撮ることが出来ました、これからどこに飛んで行くのでしょう。

● 記録

　地蔵峠 8:19 -(0:40)- 8:59 鐘分岐 -(0:56)- 9:55 湯ノ丸山山頂 11:00 -(0:23)- 11:23 湯ノ丸山・烏帽子岳 鞍部

　-(0:28)- 11:51 尾根に登る -(0:14)- 12:05 小烏帽子岳 -(0:24)- 12:29 烏帽子岳山頂 13:10 -(0:41)- 13:51 鞍部

　-(0:37)- 14:28 キャンプ場 -(0:10)- 14:38 地蔵峠

2023年 8月 foxtrot