磐梯山(バンダイサン)
標高1816m
福島県耶麻郡猪苗代町
登山日2023年 7月27日
 (木)
 SOTA JA/FS-009
  天狗岩と櫛ヶ峰

● ちょっと贅沢をして

 安達太良山は山の会の公募山行で登ったが、天気が悪く雨の中の山行だった、遠くの山に行くのだから好天の日に歩きたい、梅雨が明けて良い天気が続くので、ちょっと贅沢をして磐梯山に登ってみる事にする。


 磐梯山は幾つもコースが有るが、長い距離を車で行くので、一番楽そうな八方台登山口からピストンする、磐越道の関都トンネルを抜けると正面にひときわ高くそびえる磐梯山が見えて、あんな上まで行けるのかと心配になる。


 素晴らしい姿を写真に収めたいと思ったが、車を運転していてはなかなか思いもかなわない、何度か行ければ見事な写真が撮れそうな場所も思いつきそうだが、遠くの山ではそれもなかなか叶わない。


 高速を下りて磐梯山ゴールドラインを登って行く、スキー場が沢山有ってリフトが道をまたいでいる所もある、磐梯山の絶景を楽しみながらこんな所を滑れたら楽しいだろうな、と思ってしまう。


 平日という事も有って駐車場は閑散としていた、トイレを借りてから登山口に向かう。


磐梯山とブナ林 登山口

● 歩きやすい

ブナ林の登山道 正面に磐梯山が見えて来た

 日差しは強いが樹林帯の中の登山道、蓼科山の登山道の浮き石がひどかったのに比べ、快適に歩ける、樹林が開けると、正面に磐梯山が見えて来た、一旦下った所が中ノ湯で硫黄のにおいが鼻をつく。


中ノ湯の廃墟 裏磐梯登山口への分岐

 裏磐梯登山口への分岐を過ぎると登山道は尾根の右側に付けられていて、たまに樹林が切れて左側の展望の良いところがある、登りの登山者は少ないが下って来る登山者が何名かいた。


● 西吾妻山

西吾妻山方面、左に桧原湖、小野川湖、秋元湖が見える

登山道は一旦下って また登りに成る

 下ったあたりで登り始めて1時間くらいに成るので、あまり休むのに良い場所ではないが休憩する。


弘法清水、お花畑との分岐に出る 弘法清水

 分岐に出たので、お花畑は帰りにして右に向かう、笹の有る道を行くと弘法清水の看板が有って右に山頂に向かう急な階段の道がある、先は小屋の立つ広場が有って、数名の登山者がいる、弘法の水を飲んでみたがとても冷たかった。


弘法清水小屋 こちらは岡部小屋

● 最後の登り

ここから最後の急登 途中山頂方面が開ける

 ここから山頂に向けての最後の急登らしい、急な斜面を喘ぎながらなんとか登ると小さな岩の沢山ある山頂に着いた。


磐梯山の三角点 山頂の石祠

● 山頂は大展望

猪苗代湖を俯瞰する

 磐梯山山頂はアキアカネが沢山飛んでいて、360度遮るものの無い絶景が広がる、登って来た反対側には今まで一度も見えなかった猪苗代湖が大きく広がる。


荒々しい景観の櫛ヶ峰と吾妻連峰

猪苗代湖をバックに記念撮影 無線をしていたら雲が切れて安達太良山が見えて来た

 早速三脚を広げて写真を撮る、東北地方では1200MHzは使い物にならないかと思うが、ホイップアンテナでCQを出してみたが、やはり応答は無かった、430MHzに変えてホイップアンテナでCQを出すと福島県石川郡浅川町の局が応答してくれた。


 浅川町は花火の生産が盛んで昨日新潟に行って夜、眼下に見える磐越道を通って帰って来たなどと、話が弾んでしまった。


 話すうちに1200MHzも出られるという事で、1200MHzでも交信して頂いた、その後、茨城県筑西市の局が呼んでくれて1200MHzで2局も交信する事が出来た。


 430MHzに戻ってCQを出すと郡山市の移動局が応答してくれた。


 無線も出来たので、おにぎりを食してから、下山する。


猫魔ヶ岳、何処が山頂?

帰りは弘法清水からお花畑を回るが花の時期には若干遅いようだった。


   

   

登山道分岐と天狗岩  

ホトトギス  

● 記録


駐車場 8:20 -(0:31)- 8:51 中ノ湯 -(0:39)- 9:30 休憩 9:39 -(0:36)- 10:15 弘法清水小屋 -(0:33)-


10:48 磐梯山山頂 12:13 -(0:17)- 12:30 弘法清水小屋 -(0:56)- 13:26 中ノ湯 -(0:20)- 13:46


赤登り、青下り



● 昔来たところを

 二十歳くらいの頃、友達と3人で東北地方をドライブしたことが有る、その時、五色沼を歩いた記憶がある、以来一度も行って無いので、磐梯山を下山後どんな所だったか尋ねてみる。


 八方台登山口から桧原湖方面に向かい459号線を右折する。


 この辺りはホテルが沢山有って平日だがもう夏休みなのか観光客が居るようだ。


 裏磐梯サイトステーションというのが有り、広い駐車場が有るので入ってみると毘沙門沼という看板が有る、ここから遊歩道で五色沼に行けるようなので、毘沙門沼まで行ってみた。


毘沙門沼の看板 ここを行く

 整備された道を行くと広い駐車場が有って観光バスが止まっている、大きな売店などが有ってその先に毘沙門沼が有る、ボートにも乗れるようだ、小学生くらいの団体さんが沢山居る。


磐梯山が見える 毘沙門沼

 昔来たときは反対側、桧原湖川から歩いて毘沙門沼まで来たかどうかは解らないが、何しろ50年近く前に成る、その頃はホテルもこんなに沢山有ったのだろうか。


 459号線に戻って磐越道に向かった。


2023年 7月 foxtrot