アカヤシオ第四だん 折場登山口から 二子山 に登る 2023年 5月 1日(月)

 
二子山
(フタゴヤマ)
標高1557m
みどり市・日光市
  二子山までの最後の登り

● 最後は袈裟丸山?

 袈裟丸山は以前シャクナゲを見に登ったが、アカヤシオは見に行って無い、もう時期が少し遅いかと思われるが、登ってみる事に、小丸山まで行く人が多そうだが、以前から登りたかった、二子山に行ってみる事にする。


 家を出るのが遅かったので、折場登山口に着くのが9:30近くに成ってしまった、駐車場は元より、路駐の車が沢山停められている、登山口の先の方に車を停める。


 支度をして登山口に戻ると、下って来る登山者がいた、花はどうか聞くと、ひと回りして来たようで、バリルートの方に沢山有ると教えてくれた。


折場登山口 階段を登って行く

ムラサキ色が鮮やかなミツバツツジ 袈裟丸山

 以前来たのは25年も前で、その時はシャクナゲの咲く時期でシロヤシオが咲いていたような気もするが、当時はデジカメは無く沢山の写真は撮れなかったようで、山頂での記念写真が数枚残っているのみだった。


● 素晴らしい展望

広い谷、笹原で木が生えられないのか、真ん中に細い滝がある

 左に開けた広い谷の広がる絶景の中、登山道を登って行く、右の樹林越しに見える高い尾根の斜面にはアカヤシオのピンクが見えるので花の時期にまだ間に合ったようで帰りのアカヤシオが楽しみだ。


 一羽の猛禽類が気持ちが良いかどうかはわからないが、気持ちよさそうに、旋回しながら飛んでいる、谷には上昇気流が有るのか、それほど羽ばたかない、写真を撮ってみたが、デジカメの液晶ではとてもとらえられず、まともに撮れなかった。


笹原との境界を登る ふり向けば赤城山

帰りはここを左に行く予定 袈裟丸山バックに、アカヤシオ

● つつじ平

 谷の脇の登山道を登り終え、樹林帯に入ると道標が有る、地図にはここから尾根を下る点線が有り、帰りはそちらに向かうつもりだ、今日の目的の一つ、二子山目指して先に進む。


賽の河原、展望台の後ろに鹿がいる 鹿が何かをしきりに食べていた

色鮮やかなアカヤシオ

● 二子山への道に入る

二子山方面に向かう わずかな踏み跡をたどる

 賽の河原を過ぎて登って行く、途中右に二子山方面の分岐が有るはずだが、スマホの地図を見ながら登るが、それらしい踏み跡はない、少し戻って藪に踏み入る、ここの尾根は非常に広くて、辺りに踏み跡が無いか注意深く笹の藪を行くと薄い踏み跡が見つかった。


途中標石が有る  

 若干のアップダウンを繰り返しながら、笹原の中に有る踏み跡をたどる、ダケカンバが多いようだが所々に、丁度見ごろのアカヤシオが咲いている、最後にちょっと登ると角の取れた古い標石と、先に三角点が有る小高い丘のような二子山の山頂に着いた、木にブリキの山頂標識が付けられただけの山頂だった。


二子山山頂、手前に古い標石、先に三角点 樹林越しに草木湖が見えた

● まずまずのロケーション

 樹林越し後ろに見えるのは皇海山だろうか、前方左の方樹林越しに草木湖が見える、写真を撮って、早速三脚を広げてアンテナをセットする、まず1200MHzを聞くと、藤沢市、江の島の展望台からのCQが聞こえる、呼んでみると取ってもらえた。


 その後、川崎市宮前区、東京日野市、北区の局と交信する、430MHzは沢山の局が出ていたが、今日は平日、運送系の混信に悩まされるのが嫌なので、埼玉久喜市からCQを出している局を呼んで、アンテナを撤収する。


 帰りに山頂の左前方岩が見えた所に行ってみる、岩の有る尾根が下っていて、塔ノ沢コースの方に向かえそうだが途中急な所が有りそうだ、地形図によると二子山は栃木県との県境に点線が書かれていて、以前この点線を登った局と交信したことが有るが122号線から3時間かかったと言っていたのでかなり苦労したようだ。


 ところで二子山というからにはもう一つピークが有るはずだ、全く気にしなかったが、地図を見ると、北東にピークがあるではないか、簡単に行けそうなので行ってみればよかった、残念、残念。


二子山山頂で 先の方に行くと岩を突き刺したよう

  開けた小さなピーク

 帰りも踏み跡をたどる、途中開けたピークに寄ってみると南の方帰りに通ろうと思っている1549mのピークがピンクに染まっているのが見える、踏み跡を忠実にたどり登山道に出ると、細い丸太が一本立った場所が二子山への分岐だった。


ここが二子山への分岐だった  

 賽の河原を過ぎて分岐を直進1549m峰の方に行く、袈裟丸山の登山道の中ではこの辺りが一番アカヤシオが多いようだ、最近このルートの情報の発信が沢山有るので登山者も沢山入っているようで、いたるところに踏み跡がある、アカヤシオは少し遅かったようだがまだまだ十分に楽しる。


● ここのアカヤシオはすごい

1549mのピークから、この辺りの木はアカヤシオが多い クジラ岩かと思ったら、小さい方だった

 下って行くと女性二人男性一人の登山者がいた、写真を撮りまくりながら下って行く、袈裟丸山まで行って来たようだが、やはり私と同じように、アカヤシオの咲く山に登られているようだ。


 点線のルートの途中から、右のバリルートに入らないと帰れないので、ジオグラフィカを見ながら下って行く、それらしい尾根が右に有るのを確認、少し下ってみるとルートから外れるので戻って、右の尾根を下る、かなり急だがすぐに通称クジラ岩が有る、どんな力がかかったのか岩に着いた地層の褶曲がすごい、この辺りもアカヤシオが沢山咲いている。


まだまだ綺麗 クジラ岩?

  上に立ってみましたが、先には行けません

● 急な斜面を下る

 先の岩にもめちゃくちゃな地層が入っている、登ってみたが先は下れそうにないので、少し戻って左に巻いてみる、急斜面でかなり危なそうだが踏み跡が有るので何とか下ることが出来たが、右に巻いた方が正解だったのか。


 三名の登山者は途中で追い越して来た、声は聞こえるがなかなか来ない、かなり急だし踏み跡はいろんな所に付いていて、何処が正解なのか良く判らない大丈夫なのかと、自分の事は棚に上げて心配に成ってしまう。


左側が切れ落ちて草木湖が見える 広い尾根を下る

 この後も急な尾根は続き右側の谷は笹原に成って開けている、アカヤシオは無くなりミツバツツジのムラサキが鮮やかだ、踏み跡は尾根の左側の林道なのか崩落なのか良く判らないガレ場を下って行く。


鮮やかなムラサキのミツバツツジ これは道なのか崩落なのか

 道のようなところは右に急角度で曲がる場所がある、まっすぐ行ってみるとルートから外れるようなので戻って右に下ると、今度は左に戻るように急角度で曲がって下って行き、ガレ場は無くなり樹林帯に入って行く、最後は崖のようなところに出てしまうが、すぐ下に林道が見えた。


 崖は湿っていて手が汚れそうなので左の方に行ってみたが、かえって高いのり面の上に出そうなので、枯れ葉の有る岩壁を注意深く下ると砂防堰堤の所に出て、無事林道に降りる事が出来た。


こんな所を下りました 砂防堰堤に出ると林道

 林道を折場登山口に向かうと前に女性二人組の登山者が歩いている、私が下ったところよりもう少し下の方で林道に下ったようで、ガレ場の右に曲がったところをまっすぐ行ったようだ、途中水が流れるところが有ったので、手を洗った。


折場登山口に戻る

 このバリルート登りに使うのが良さそうだ、多くの情報が発信されていて多くの登山者が入りこんでいるようだが、テープやロープ、登山道を示すペイントなど全くない、踏み跡は沢山有るし、危険な所も沢山有る。


 アカヤシオの咲くこの時期だけだと思うが、すでに沢山の登山者が入っているので、きちんとしたコース整備をした方が良さそうだ、多くはベテランの登山者だと思うが、初心者が入らないとも限らない、山が踏み荒らされるし事故が有ったら大変だ。


● 記録


 折場登山口 9:33 -(0:57)- 10:30 賽の河原 -(0:19)- 10:49 二子山分岐 -(0:24)- 11:13 二子山山頂


 12:39 -(0:20)- 12:59 袈裟丸山登山道に出る -(0:18)- 13:17 分岐 -(0:28)- 13:45 バリルートに入る


 -(0:43)- 14:28 林道に出る -(0:09)- 14:37 折場登山口


カシミール3Dで作る、赤登り、青下り

2023年 5月 foxtrot