好天の日に 日白山 に登る 2023年 2月28日(火)

 
東谷山
(ヒガシタニヤマ)
標高1554m
南魚沼郡 湯沢町
 
日白山
(ニッパクサン)
標高1631m
南魚沼郡 湯沢町
  東谷山から日白山を望む

● 以前から登りたかった

 私が初めて日白山という山を知ったのは2018年3月4日、山と無線のメンバーのJI1R** Nさんが日白山に登られていて、無線で交信していただきました、平標山の陰に成るので信号は弱くやっと交信できましたが、その時の山行をヤマレコのレポートで読ませていただき、強く印象に残った山でした。


 2021年3月には山の会のメンバーが日白山に登られたが、私はまだ仕事をしていたので参加できなかった、日白山に登りたいという思いはますます募っていた。


 そんななか今年こそはと、良い天気になるのを待っていたが、この3日間ほど晴れが続く予報になった、晴れの日の二日目、一日目に踏んでもらった後なら私でも大丈夫だろうと、28日に登ることにした。


 朝5時くらいに家を出る、一人なので交通費を節約するために、月夜野ICで高速を下りて17号を行く、新しい三国トンネルは広くなって快適だ、人の少ない苗場スキー場の前を通って二居に着く、駐車場はまだ停める場所が有った。


駐車場に止めることが出来た 空き家?かな、雪下ろしをしないので屋根が変形している

 隣の車の登山者が出発するところで、挨拶をして、スノーシューは持って行くか聞くと、「かっこだけ」と言って歩いて行った。


 私もスノーシューは持って、ピッケルは使わないだろうと車に置いて、舗装路を二居峠に向けて出発する、予報どうり天気は良さそうだ。


● 二居峠を目指す

まずは二居峠に向けて踏み跡をたどる 二居峠の東屋

 雪は固くしまっていて踏み込むこともなく気持ちよく歩ける、峠までトレースはいくつか分かれるところが有るが、何処を歩いても合流するので大丈夫のようだ。


● 天気は最高

苗場スキー場の筍山が見える 日白山方面から太陽が登ってくる

雪庇の尾根を登る 天気も良く気持ちよく登る

 樹林帯に入ると斜面が急になり、危険を感じたのでアイゼンを付けた。


ひたすら登る 追い越される

 トレースの隣には登りか、下りか判らないが、スキーの跡が有る、体力が無く登るのが遅いので、2組くらいの登山者に追い越された登っていると左の斜面をスキーを付けた登山者が新雪を踏んでどんどん登って行く、先の方にピークが見えて、やっと東谷山の山頂らしい。


スキーの登山者が追い越していく この先が東谷山

 登って行くとルートを外れた右の方に、スキーの登山者が休んでいる、ただ斜面はもう少し先が高そうだ、その高そうなところまで登ってスマホのGPSを確認すると、東谷山の三角点をちょっと行き過ぎているようだったが、ここで休むことにする。


● 東谷山

この辺りが一番高そうだ、先に日白山が見えるまだまだ遠い 振り返ると苗場山

 天気は快晴で素晴らしい展望が広がる、遠くの山まで沢山の山々が見えるが、どれがどの山か解らない、とりあえず写真を撮って、あんぱんを食す、そうしている間にも登山者が数名登って来る。


苗場スキー場方面、筍山の隣が上ノ倉山、大黒山

 目の前に仙ノ倉山と平標山

● 無線は

 430MHzの無線機を取り出して、ホイップアンテナのままCQを出すが応答が無い、目の前に平標山、仙ノ倉山が大きくそびえるので関東方面は電波が飛びそうもない、でもサブチャンネルを回してCQを出している局がいないか聞いてみると、聞き覚えの有る声が聞こえる、YAMAPでおなじみの Kyou さんのようだ、すぐに呼んでみるとなんと日白山の山頂にいるという。


 私が登るまで待っていてくれると言うので、すぐに出発する。


東谷山から大きく下って来た 日白山の山頂までもう少し

 東谷山から80mほど下って日白山の山頂まで150mほど登り返す、下りはすいすい下れるが、登りは大変で、何度も休みながらやっとの事で山頂へ、時間が架かったので Kyou さんは先に行ってしまったのではないかと思ったら、待っていてくれた。


● 日白山

日白山山頂で、後ろにあるのは Kyou さんのアンテナ 山頂で谷川岳をバックに Kyou さんと2ショット

 私は最近使うようになった三脚を立てて無線機をセットし、カレーパンをポカリで流し込み、写真を撮ったり、 Kyou さんと無線の話をしたりで瞬く間に時間が過ぎる、430MHzでCQを出すが、やはり関東方面は応答が無い、でも長岡市の局が応答してくれた、1200MHzでもCQを出すと、同じ長岡市の局がまた応答してくれて、もう一局、知り合いらしい局と交信する事が出来た。


谷川岳方面

巻機山方面

● 下山

登って来た東谷山方面 日白山山頂の雪庇

 帰りは Kyou さんと一緒に下る、日白山の山頂直下には大きな雪庇が出来ていた、やはり雪山の山頂はむやみに端の方に行かない方が良さそうだ。


アッという間に下る だれが作ったのかダルマさん

 雪庇の続くタカマタギ方面の尾根の斜面にはクラックが入っている、いずれ雪崩れるのだろう、下って行くと赤城山でも見たことが有るダルマさんが並んでいた。


この先が下降点 二居の頭との鞍部からの急な下り

 鞍部からは急な下りに成っている、斜面はトレースが広がってぐちゃぐちゃになっている。


豪快に下る Kyou さん 持ってきたスノーシューを付ける

 標高が下がって来ると雪が緩んできて、踏みこむようになってきたので、 Kyou さんはワカン、私はアイゼンからスノーシューに履き変えることにした、効果はてきめんで全く踏み込まず快適に歩ける、スノーシューの登山者は沢山いたが、私はワカンの方が楽なような気がしたがどうなんだろう、ここは結構急なので、ワカンの方が良さそうだ。


 今年の目標だった、日白山に最高の天気の日に登れ、大展望を楽しみ無線も出来て大満足の山行だった。


 Kyou さんお世話になりました。


● 記録


二居駐車場 6:51 -(0:42)- 7:33 二居峠 -(2:26)- 9:59 東谷山 10:29 -(1:08)- 11:37 日白山山頂 13:09 -(0:57)- 14:06


スノーシューを付ける 14:13 -(0:23)- 14:36 林道に出る -(0:13)- 14:49 駐車場


カシミール3Dで作る、登り赤、下り青

2023年 2月 foxtrot