佐野市の低山を歩く 2023年 2月 5日(日)

アド山
標高371m
栃木県佐野市
  アド山山頂

● 冬歩くのに良い山

 この処、寒い日が続いたが、日曜日は穏やかな日に成りそうなので、冬歩くのに良い、栃木県の低山に行こうと思う、佐野市と栃木市の境に有る諏訪岳324mは以前行こうと思っていて、行けなかった山なので、登ってみたい。


 でも諏訪岳だけではちょっと物足りないので、近くに良さそうな山はないかと地図を見ると、ちょっと北の方にアド山371mが有る、アド山とは変わった名前だが調べてみると阿土山城という山城が有った所らしい。


 金蔵院という真言宗の寺院のところから周遊するコースが良く歩かれているようだ、アニネコさんのホームページからルートをコピーしてプリントする。


 この2座を歩き、帰りに、佐野ラーメンをいただこうと出かける事にする。


 行は北関東道の佐野・田沼ICで降りて葛生方面に向かう、ナビのおかげで無事金蔵院の駐車場に入ることが出来た。


 登山道は金蔵院の裏の尾根を登るようだ、北の階段を登るとお寺に行く道が有るので本堂の方に行ってみる。


金蔵院の駐車場 まずは金蔵院に参拝する、立派なお寺だ

 道を戻って、尾根に乗れば良さそうだが、今日はGPSのログが無いので、このまま上の方に行って良いのか判らない、左に下ってみると駐車場の入り口にアド山への道標があった。


アド山城跡1.8Kの道標 お墓の脇を登り右に行くとフェンスが有る

 この道で間違いないことが分かったので、舗装された道を登ると、右にフェンスがある、開けたら必ず閉めてください書いて有る、金網のフェンスは鎖で閉じられていて、何処が開くのか良く判らなかったが、鎖には鍵は付いて無いので外すと開けることが出来た。


 中に入ってから、フェンスに鎖を巻いておく。


 今日は風もなく穏やかな日だ、カラスの鳴き声と、近くで工事でもしているのか重機が動く音が聞こえてくる中、尾根を登って行く、地面は乾燥していてすべりやすい。


● 登山道は明瞭

枯れ葉が積もるが踏跡は明瞭 過去に火事でも有ったのか焦げた木が有る

枯れ葉が積もる堀切が有る、以外に深い 尾根の踏跡に沿って何かの標石が続いている

二つ目の堀切を越える 古い石祠を過ぎると山頂に出る

● 山頂に着く

 登っていると話し声が聞こえてくる、後から登山者が登ってくるようだ、山頂に着くと素晴らしい展望が広がる、山頂には三角点といくつかの山名板、薄くなって良く見えないがルート図などが有る。


 すぐに犬を連れた2名の人たちが登って来た、近くに住んでいる人たちのようで散歩に来たと言う事だ、何度も登っているようで、ここは山城の跡という事だが、山頂には水が無いのでお城は作れなかったらしいと言っていた。


 山頂は北東に長く、南側は切れ落ちていて展望が良い。


山頂で記念撮影、奥の方が少し高く見える

左に432.4m峰と中央に筑波山 西側の木の陰だが、富士山も大きく見えた

葛生町の工場から煙が上がる、山の上の方が丁度東京方面で写真には写らないが、都心のビル群も小さく
見える、煙の右のピークが諏訪岳かもしれない

● 無線もGOOD

 散歩の人たちは下って行ったので、私は1200MHzでCQを出すと、入間市から始まって荒川区、久喜市、東松山市、杉並区、蓮田市、川口市と電波は良く飛ぶ、430MHzを聞くと近くにノイズ源が有るようでメインチャンネルにノイズが入る、でも邑楽町と栃木市の局と交信し、下山することにする。


ここから左に下り斜面を右に巻く 樹間から男体山が良く見えた

 山頂を先に進むと道標が有るが古くて良く判らない、右はロープが付けられた急斜面で、左の方から下った方が楽そうだ、木の間から大きく男体山が見える。


● 急斜面

この先が急斜面 急斜面を一気に下る

 下って行くとロープの張られた狭いバンド状の所が有って、その先が急な下りに成っている。


急な登山道を下って振り返る、かなり急だった 左が見張台、カガミ岩、右が金蔵院への分岐

 急な登山道を下ると開けた尾根に成り展望が良い「アド山城狼煙台跡」の案内板がある、さらに下ると分岐が有るので、左に行ってみる、すぐに道の左に岩場が有って登ると展望が良い。


● 展望は良い

アド山城見張台跡とある 左のピークが登ってきたアド山、展望は良い

カガミ岩、見張台跡 カガミ岩から見えたスバル研究実験センター

 下って尾根の先にカガミ岩というのがあるので行ってみる、岩に登るとこちらも周りの山々が良く見渡せる、左の方に平らな所が有り建物が有るので、スバル研究実験センターのようだ。


 分岐に戻り金蔵院方面に向かう、赤テープや道標が有るのでルートは分りやすいが、スマホのGPSで確認しながら下って行くと275と書かれたところが有る、でも地図上では手前のピークに成っている。


275mとあるがGPSでは手前のピークだ 一つ手前のピークが275mくらい、地形図が間違えている?

この辺りが地図の275の場所 道はうす暗い植林地に入る

 踏み跡はうす暗い植林地に入って行く、赤テープを探しながら下るが、植林地の中踏み跡が怪しくなる、左の方は開けた所に成っているようなので向かうと植林地から出て枯れた草地に成っている、金蔵院が見えるが間に川が有って渡る必要がありそう、川下の方を見ると橋が有るのでそちらに向かう。


枯れた草原に出る 川下の橋に向かう

 植林地の中は北でなく西の方に向かうのが正解だったのかもしれない。


金蔵院

 金蔵院の駐車場に着くと車が2台増えている、一台は支度をして登って行くところで、もう一台はすでに登られているようだ、アド山は私が知らなかっただけで結構人気の有る山なのかもしれない。


 低山だが展望も良く急登や岩場なども有って、430MHzのノイズが気になるが電波も良く飛ぶ楽しい山だった。


● 記録


金蔵院駐車場 8:45 -(0:53)- 9:38 アド山山頂 11:12 -(0:33)- 11:45 分岐 -(0:05)- 11:50 アド山狼煙台


-(0:11)- 12:01 分岐 -(0:32)- 12:33 駐車場


カシミール3Dで作る、赤登り、青下り



● 次は諏訪岳

 
諏訪岳
(スワダケ)
標高324m
佐野市、栃木市
SOTA JA/TG-113
  諏訪岳山頂

 アド山を下ってから、靴を履き替えるのも面倒なので、調べて有った京路戸公園のマップコードを入力し、公園に向かう。


諏訪岳登山口、すぐに舗装が切れて登山道に成る 京路戸峠、ベンチが有る

 諏訪岳は人気の有る山らしく良く踏まれた道を登って行くと下って来る登山者がいる、京路戸峠を左に向かうと、登山道わきに、関東ふれあいの道の標石が埋められている。


ここは関東ふれあいの道らしい 南側、村桧神社からの登山道と合流する

 南側からの登山道の合流を過ぎて登って行くとベンチが有って展望の良いところが有る。


この辺り展望が良い、日光白根山、男体山、大小真名子山、女峰山などが見える、眼下にはメガ
ソーラーが有る

 この後岩混じりの急な登りに成り、ほどなく諏訪岳山頂に着く。


諏訪岳山頂、誰も居ないがあまり広くない

 南側のベンチに座り、早速、1200MHzでCQを出すと松戸市と葛飾区の局が応答してくれるが後が続かない。


 430MHzを聞くと、ここでもメインチャンネルにノイズが入る、下にあるメガソーラーからノイズが出ているのだろうか。


 かまわずCQを出すと、常総市、浦和区、越谷市、久喜市、茨城県猿島郡、春日部市、江戸川区、川口市、富岡市、おなじみの伊勢崎市のKyouさんも呼んでくれる。


 まだ呼んでくる局がいるが、3時を過ぎてしまった、今日は佐野ラーメンを食べようと思うので、運用をやめて下山する。


 交信していると、狭い山頂に、次々と登山者が登って来るので恐縮してしまう。


ベンチの所から日光の山々 日光白根山、左は錫ヶ岳?

 下りでもベンチの所で写真を撮って、登山口まではわずかな時間だった。


● 記録


京路戸公園駐車場 12:56 -(0:15)- 13:11 京路戸峠 -(0:24)- 13:35 諏訪岳山頂 15:02 -(0:13)-


15:15 京路戸峠 -(0:08)- 15:23 駐車場


赤登り、青下り

● トラブル発生


 調べて有ったラーメン店のマップコードを入れて向かうが、何か間違えていたようで、高速の入り口に向かってしまう、何とか戻って、今度は電話番号で行き先を入力するが、思った所と全然違う佐野の駅前に行ってしまう。


佐野ラーメンを食す

 でもラーメン店が有ったので入ってみる、午後3時4時代は休憩に入ってしまう店が多いが何とか佐野ラーメンを食すことが出来た。



2023年 2月 foxtrot