屋敷山のミツマタと三境山
三境山 (サンキョウサン) |
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標高1088m | |
桐生市、みどり市 | |
登山日2022年 3月30日 (水) |
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屋敷山のミツマタ |
● ミツマタの群生地
ミツマタの花を初めて見たのは、日光の鳴虫山に行ったとき、登山道脇に少し咲いていた、秩父御岳山に行った時も、帰りの登山道の近くにかなり沢山咲いていた、屋敷山のミツマタは、去年行かれた方の写真を見せていただいて、その規模の大きさに驚き、ぜひ見に行きたいと思っていた。
ヤマレコのメールにも屋敷山のミツマタの事が載っていたので、もう大丈夫だろうと思い出かけてみた。
今日のメンバーは山の会の Tさんと、Tさんの友人のSさん、私の3名で、草木ダムを渡って三境林道から屋敷山のミツマタ群生地を目指す、三境隧道手前の三境山の登山口には車が停められていて、登って行く登山者が居るようだ。
隧道を抜けて行った先のミツマタ群生地に降りるカーブの所は道路工事をしていて車が停められない、もう少し先の方まで下ってみたが、車を停めるのに良さそうな広い所が無いので、戻って群生地を過ぎた少し先まで戻った所の広くなっている場所に車を停める、谷側なので落石も大丈夫だろう。
平日なのに、近くの広い所には3台くらい車が停められていて、不死鷹橋の駐車場に車を停めたのか、歩いて登って来る登山者もいる。
屋敷山ミツマタ群生地の案内 | いきなりこの光景 |
まずはミツマタ群生地に下っていくと、広い谷間の斜面一面に沢山のミツマタが咲いている。
この規模広さに咲くミツマタには驚きですね |
規模の大きさに圧倒される、しかもここは無料で、平日でも結構人が居る、休日だとどうなるのか。
● 三境山に向かう
ミツマタを見たので、三境山に向かう事にする、工事をしている林道を登ると左の沢の脇に踏み跡が有る、登って行くと、植林地の中、沢に沿って道は登って行くが、倒木が有ってかなり荒れている、倒木を跨いだり、くぐったりして登って行くと沢の両岸が岩場で狭くなって来る。
沢の脇を登る | 登って行くと両岸が岩場で狭く成って来る |
● 尾根に登る
私の落としてきた GPXデーターではそのまま登られているが、地形図では右上に明瞭な尾根が来ているので適当な所で、尾根を目指して急な斜面を直登する。
道の途中にテープの巻かれた木が有ったので、尾根に登る場所の目印だったのかもしれない。
斜面を登るTさんとSさん、捕まる所が無くなかなか大変 | 広い尾根の上、目印になる松の木 |
急な斜面を登り尾根上に登ると広くて快適だ、しばし休憩する、ここからはゆるやかな登りで、岩場もあるが、快適に歩ける、植林地の先が三境山から南に下る尾根で枯れ葉の積もった急斜面を登り岩の間から尾根に飛び出す。
下から見た時 | 尾根は広く歩き易い |
岩は左を巻く | 植林地に成り、先で三境山から南に下る尾根に突き当たる |
● 三境山山頂
尾根に登ると三境山山頂まではは僅かで、すぐに三角点の有る山頂に登る、誰も居ない山頂は天気も良くて温かく快適だ。
山頂には三等三角点と熊に柱をかじられた山名標識がある、周りは樹林帯なので展望は良くないが、樹林越しに山頂がまだ白い、赤城山、袈裟丸山、皇海山、白根山、男体山などが、確認できる。
目指す山頂は目の前 | 三境山山頂の三等三角点と熊にやられた山名標識 |
私はすぐにアンテナを組み立て無線の用意をすると、見事な杖を持ったいかにもベテランそうな登山者が登って来る、話好きな人らしく、ミツマタや登って来たコースの事など大きな声で話している、もう少し離れた所にアンテナを設置すればよかった、なかなか無線が始められない。
それでも登山者が行った後、開いている周波数を探して CQを出すと、古賀インター近くを走行するモービル局と、千葉県の流山市の局と交信する事が出来た、流山市の局は HQSLに入ったので JARLは更新しないので、カード交換はHQSLにする、紙のカードが送られてくるのはうれしいが、インク代、紙代が掛かるので、HQSLの方がありがたい。
3人並んで記念撮影 | 北側、根本山方面 |
帰りは最も良く歩かれているらしい尾根を南に下り、三境隧道の西側に下る事にする、岩が露出した尾根を下って行くと、登って来たところに赤テープが有る、ここから尾根に下るのは、植林地で先が見えないので知らないと無理だろう。
尾根を南に下る、遠くに見える山は残馬山と思われる | ミツマタ方面からの尾根を登り上げたところ |
広い尾根は良く歩かれているようで歩き易い、下って行くと登山者が登って来る、鞍部から少し登ると、道標があって右に下れば三境林道に下りられるようだ、この尾根を真っすぐ行くと残馬山(1107m)に行くようだ。
● 三境林道に下る
尾根は広く踏み跡も明瞭で歩き易い | 三境林道への下降点、同じような道標が二つも付けられてい る、ここから右に下る |
三境隧道西側 | 隧道を出た所 |
三境隧道西側の林道に下ると路駐も含めて4台ほど車が停められていて、これから三境山に登る登山者のグループが居る、ナンバーを見ると県内が多いが、遠くから来ている車もいるようだ。
後は舗装道路を車を停めた所まで戻るだけだ、Tさんは去年、根本山、三境山を縦走したが、ミツマタ方面に下るつもりが、下降点が解らず、尾根を真っすぐ下って隧道の東側の出口の所に下ったらしい。
隧道からミツマタの咲く方面までは法面が長く続き、上に出てしまったら林道には降りられないので、知らないところは気を付けないと痛い目を見ると言っていた。
屋敷山のミツマタが見られ、三境山で無線も出来て山歩きを楽しむことが出来た、残馬山はSOTA JA/GM-063の山なのでミツマタを見て、残馬山に登るのも良いかもしれない。
帰りも道の広い三境林道を通って玉村町に戻った。
● 記録
車を停めた所 9:03 -(0:04)- 9:07 屋敷山ミツマタ -(0:22)- 9:29 登山道に入る -(0:21)- 9:50 斜面を登る
-(0:10)- 10:00 尾根上で休憩 10:13 -(0:25)- 10:38 三境山への尾根に乗る -(0:09)- 10:47 三境山々頂
11:38 -(0:22)- 12:00 残馬山分岐 -(0:15)- 12:15 林道に出る -(0:35)- 12:50 車を停めた所
登り赤、下り青、カシミール3Dで作る |
2022年 3月 foxtrot