般若山と釜ノ沢五峰
般若山 (ハンニャサン) |
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標高478m | |
秩父郡小鹿野町 | |
登山日2022年 3月 6日 (日) |
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札所32番、法性寺 鐘楼門 |
● 札所32番、法性寺
般若山と釜ノ沢五峰は、以前、山の会の Kさん達が登りレポートを寄せていた、埼玉県にそんな岩山が有るのかと気に成っていた、いつか機会が有れば登ってみたいと思っていた。
標高が500mくらいなので、もう雪は無いだろうと、出かけてみた。
登山口となる、札所32番、法性寺に近づくと、ガンダムの顔が迎えてくれる、この辺りは機械屋さんが多いのか、駐車場の反対側には、NCの機械のスクラップが置かれ、隣の家からは、何かを加工するような音が聞こえて来る。
駐車場には5台くらい停められている、支度をしていると、レクサスが入って来た、登山者のようだ、駐車場の隣にはフクジュソウが咲いているのでまずは写真を一枚撮って法性寺に行く。
法性寺の山門 |
般若のお面の有る山門の所に行くと箱が有って写真云々千円と有る、協力金が300円というのは知っていたが、値上げされたのか、話が違うぞと思って躊躇してしまう。
法性寺 鐘楼門の般若 | 山門の仁王像 |
辺りの様子を見ていると、レクサスの登山者が来て、本堂の方に行くので、まあ良いかと、後に続くと、住職が出て来て、話をしている、協力金を払っているので、私も300円を箱に入れると、住職が「長若エリアマップ」というパンフレットをくれ、足型の所で、ここに立つとお船観音が見えると教えてくれる。
本堂の前から見上げるとお船観音が見える | 登って行くと右に観音堂が有る |
● さっそく鎖場
大きな岩の前を登ると、杉林の所に「月光坂」と書かれている。
長い岩穴に十三仏 |
クサリを登ると大日如来像 |
道標の先が岩場に成っていて、裏はスッパリと切れ落ちている、左の鎖を登ると岩が大きくえぐれていて、中に立派な大日如来像が有る、この岩は自然に有ったのか、えぐり取ったのか、えぐり取ったとすれば大変な労力が必要だったと思われる。
大日如来像から先には道は無いようなので、鎖を下って先を、右に行くと、レクサスの登山者が前を行くが、ルートがおかしい、スマホの Geographcaで確認するとコースを外れて下って行っている、周りを確認すると右上の尾根に踏み跡が有るようなので、適当に登ってみると、明らかなルートが有る。
ここは、植林地なども有るので、踏み跡が沢山有って GPS は必携のようだ。
● 道を間違える
先に行くと、鉄塔の下に出る | お船岩に戻る |
地図で確認すると法性寺の境内で見たお船観音に寄らないで来てしまったようだ、お船観音は見たいので戻る事にする、地図で確認しながら戻ると、レクサスの登山者が登って来る、さらに下ると大日如来像から続く岩山のさらに下の方にお船観音が有った。
お船岩の上に有るのでお船観音 | 二子山、武甲山など横瀬町方面の展望が良い |
写真を撮ってから、お船岩を登る | ルートに戻って先に行くと、またレクサスの登山者がいた |
鉄塔の所から先に行くと、谷を越えて次の鉄塔の所に出る、このところ花粉が飛んでいるようで、鼻水を垂らして歩いていたので、鼻をかんで、鼻薬、目薬を付けると、いくらか楽になった。
ここでも地図を確認すると、般若山に行くルートをショートカットしてしまったようなので、ここから般若山に向かう事にする、登って行くと登山者が下って来るので、間違いないか聞いてみる。
稜線に登ると左の方がさらに高いので行ってみるが、有るはずの三角点が無い、地図で確認すると、山頂は少し下った所のようなので戻ると、枯れたカヤトの茂る所に三角点が有った、山名標式は無い。
● 般若山
般若山山頂からは北側の展望が良い | アンテナを組み立てて無線運用する |
丁度良い木が有るのでアンテナを取り付け、メモなど用意していると近くの観音山から CQ を出している局がいたので即お声がけ、交信していただく、その後空いているチャンネルを探して CQ を出すと2局交信する事が出来た。
周りを高い山に囲まれた低山にもかかわらず交信出来たので、釜ノ沢五峰に向かう事にする、登って来たルートを下り先に進むと、また谷を越えて、3つ目の鉄塔に登る、ここもたいへん展望が良い、若い男性二人組の登山者が、コンロでソーセージを茹でている、左には亀岳と思われる岩峰が有る。
3つ目の鉄塔 | 武甲山と大持、子持山 |
亀岳らしい | 一旦民宿の裏まで下り、ここから釜ノ沢五峰に向けて登り が始まる |
鉄塔の所からぐんぐん下って行き、民宿の裏から沢に沿ってまた登りが始まる。
橋を渡る | ここはピークをトラバース |
登って行くと、お船観音の所で会った団体さんが下って来る、般若山から 565m峰に直接登ったようだ、一の峰に気が付かなかったと言っていたが、先に進むと露岩が有って、一の峰だった。
標高が上がって来ると風が出て来て寒く成って来た、青空だったのが曇ってしまっている、ルート脇、左の斜面に日が当たっていたので、丁度12時にも成るので、ここで昼食にする、食べていると、ソーセージの登山者が登って行く。
カップ麺とお握りをいただいて先に進むと、若いカップルが後ろから登って来る、正面に、展望台、鎖ありの道標が有って右に、巻道も有るので、カップルに先を譲り、巻道を行くと木の根の張った崖の狭い道だ、先には岩峰から鎖が掛かる、もしかして、二の峰かと思って鎖を登ってみると、ビンゴだった。
道標の書き方に一貫性が無い、山頂ではカップルの登山者が昼食を摂っていた、展望台というだけに展望が良い、写真を撮ってすぐに下る。
四の峰、広い山頂で展望もそこそこ | 五の峰はただの通過点 |
展望のない565m峰、般若山への分岐が有る | 架線の無い鉄塔に着く、ここも展望は良い |
ここからルートは南に下る | モミの巨木 |
ルートは分岐の有る中ノ沢の頭に登る、分岐を右に行って、金清神社の有る、文殊峠へ下ってみる。
金清神社 | 文殊峠、カーブの所にドームへ登る階段が有る |
天体観測所 | 両神山や双子山の展望が良い |
天体観測所は民宿の所有者が作ったらしい、両神山方面の展望が良い、ここから再び中ノ沢の頭に戻り、しばし休憩、後は下りだと思ったら..
竜神山山頂 | 鉄塔に向かって登る |
鉄塔の所から南側の展望、熊倉山や、酉谷山だろうか |
こんな所を登る |
岸壁の元を通る | 洞窟が有る |
岩に穴が開いている | まだ登りが有る |
岩峰を過ぎるとルートは緩やかに下って行く、谷を挟んだ左の尾根の上に、釜ノ沢の三の峰だろうか、岩峰が見える、進むと手すりが付けられた大きな一枚岩が有る、兎の背中?これが兎岩だった。
手すりの付けられた兎岩 | 急な登山道を下って林道に出る |
林道を法性寺に向かう | ガンダムが迎えてくれた |
見どころは沢山あり、それぞれの距離はそれほど遠く無いが、気が抜けないルートが続く、面白い山だった。
● 記録
駐車場 8:31 -(0:41)- 9:12 大日如来像 -(0:15)- 9:27 鉄塔 -(0:20)- 9:47 お船観音 -(0:21)- 10:08 次の鉄塔
10:16 -(0:12)- 10:28 般若山山頂 11:01 -(0:57)- 11:58 一の峰 -(0:02)- 12:00 昼食 12:23 -(0:09)- 12:32
二の峰 -(0:09)- 12:41 三の峰 -(0:06)- 12:47 四の峰 -(0:10)- 12:57 五の峰 -(0:06)- 13:03 鉄塔 -(0:35)-
13:38 天体観測所 -(0:08)- 13:46 中ノ沢の頭 13:52 -(0:40)- 14:32 兎岩 -(0:37)- 15:09 駐車場
カシミール3Dで作る |
2022年 3月 foxtrot