幡矢ヶ岳 (ハタヤヶタケ) |
|
(旗矢岳) | |
標高1271m | |
群馬県高崎市 | |
登山日2021年10月31日(日) | |
途中の尾根から見えた幡矢ヶ岳 |
● 一斉移動運用
今年もメーリングリスト「山と無線」のグループの一斉移動運用が企画されたので私も参加する事にすることにした。
当初長沢背稜の酉谷山に登ろうと思って準備していたが、運用日が近づくとともに天気予報が悪くなり、酉谷山はとても登れそうにないので、他を探す、出来れば未登の山が良い。
幡矢ヶ岳は地形図に山名が無い山だが SOTA JA/GM-049の山なので面白そうだ、NETで調べると無線局でない人も意外に登られているようで、幾つかの記録がヒットする、藪コギにはまだちょっと早いが、距離が短いので大丈夫だろうと行く事にする。
榛名山多目的保安林の看板の有る林道入口 | 管理者の注意書き |
県道榛名山箕郷線、箕郷町から榛名山に登る2本ある西側の道を登って行く、今回は時計回りに周遊するつもりなので、林道入口から登る、入口には注意書きが有るので、トラブルを避けるため左に寄せて駐車する。
藪コギが有ると思われるので長靴を持ってきたが、林道を見ると種の付いた雑草が生えているので、長靴で登る事にする。
歩き始めてすぐに、熊よけの鈴を付けるのを忘れたのに気付き、戻って鈴を付ける、老人は何事もスムーズにいかな い。
● 林道から歩き始める
雑草が茂る広い林道 | ここは右の広い方を行く |
林道を歩いていくと左に道が有る、地形図には幾つか道が書かれているが、他にも載っていない道が有るようだ、やはり GPS は有った方が良い、Geographica と地図のコピーはたびたび確認した。
● 登山道になる
紅葉が良いあんばい | 林道終点、登山道が先に続く |
水は無いが沢状の所を通過する | ここは右の踏み後を辿る |
水の無い沢状の所を通過すると踏み後が薄くなるが右上の方が尾根に成っていて、幡矢ヶ岳からの尾根のようなので、そちらに向かって登って行くと、青いテープが付けられた明瞭な踏み跡が上に続いている。
● 尾根に取り付く
雑木の尾根を登る | 岩混じりの急な尾根に成る |
尾根に取り付けばあとは登るのみ、所々に青いテープが取り付けられている尾根を木の枝を掴みながら歩き易そうなところを登って行くと、岩混じりの尾根に成ってくる。
長靴なので底が柔らかいのと踏ん張ると足が動いてしまい心もとない、急な所は底の堅い登山靴の方が歩きやすいようだ。
振り返ると雲間から日が射す |
振り返ると雲間から日が射している、そろそろ覗岩が有るだろうと GPS を確認すると、高さは同じくらいだ、登って行くと左の方が開けているので行ってみると紅葉の展望が広がり下に大きな岩がある。
● 覗岩
覗岩、右上のピークは小鐘原ヶ岳のようだ |
覗岩というくらいだから、岩の間から覗いてみたいが、藪が深くて近づけない。
高崎方面 | 浅間山は雲の中だが浅間隠山が確認できる |
岩尾根は続く | 段差を下る |
この辺り尾根はかなり狭く、西側は切れ落ちているようだ。
ちょっとした段差を下ると、笹原に踏み後が続き、登って行くと広い気持ちの良い尾根に成る、そろそろ山頂かなと進むと下ってしまうので、標識を探しながら戻ると東側の木に山頂標識が有る。
● 幡矢ヶ岳山頂
気持ちの良い尾根を登ると山頂 | 旗矢岳の山頂標識 |
古びた山頂標識の字は旗矢岳でこの字の方がハタとしては馴染みが有る。
アンテナを設営 | 寒いのでユニクロのダウンを着て無線運用する |
山頂は寒くなると思いユニクロの薄いダウンを着て早速アンテナを設営する、去年赤城の鈴ヶ岳に移動したとき6mのヘンテナを上げようとしたが、木が茂っていて上げるのを断念したので、今年はポケットダイポールを持ってきた、アンテナを設営していると少し雨が落ちてくる。
樹林帯なので濡れることは無いが、先に430MHzでCQを出すと千葉県印西市の局が呼んでくれる、その後沢山の局が呼んでくれるが、オペレートが下手でうまく取れない、でも茨城県神栖市、邑楽郡、結城市、春日部市、東京北区、深谷市と順調に交信する。
深谷市の局は SOTA を追いかけている局で以前ここにも登られており、割れた山頂標識を黄色のテープで補修してくれた局でした。
交信が途切れたところで6mに移ってワッチすると、福島県耶麻郡の白布峠からCQを出ている局がいたので呼んでみたら取ってもらえた、その後CQを出すと東京荒川区の局が呼んでくれたが、後が続かなかった。
もう一度430MHzでCQを出すと多くの局が呼んでくれるが、デジタルで無変調をかけて邪魔する局がいて、深谷市モービルのおなじみのKさんだけ取れた、交信を終えるとまた雨が落ちて来たので、撤収する事にした。
アンテナをたたんで、カップ麺で体を温め、帰ろうとすると、一人の登山者が登って来た、帰りは、埼玉から来たという若い登山者と話しながら、北に向かう。
● 峠に出る
榛名神社方面の紅葉 | 峠に出る |
青いテープを確認しながら下って行くと、峠に出る、左は榛名神社に行く道で、正面は天目山、右が私の帰る道で、若い登山者はここから榛名神社方面に下って行った、雨はいつの間にか止んでいた。
檜の植林地を下る | 沢に出る、車川の支流らしい |
砂防ダムが有る | 県道榛名山箕郷線に出る |
車道を下ると、わずかの時間で車を停めたところに戻れた。
一斉移動運用に参加された局と交信出来なかったのは残念だったが、紅葉が綺麗で楽しい山行だった。
● 記録
駐車した所 8:06 -(0:49)- 8:55 覗岩を見る -(0:16)- 9:11 休憩 9:15 -(0:20)- 9:35 幡矢岳山頂
11:44 -(0:21)- 12:05 湯の沢峠(仮称) -(0:17)- 12:22 駐車した所
カシミール3Dで作る、赤登り、青下り |
● するす岩
幡矢ヶ岳を下ってから、県道榛名山箕郷線を登って榛名湖畔に行く、天候は回復して青空が出ている、榛名山には何度も来ているが、するす岩に登った事が無いので、登ってみる事にする。
高崎東吾妻線の松之沢グランド駐車場に車を入れて支度をする、駐車場から道路を横断木道を東に進む。
木道を行く | 相馬山が見えて来る |
するす岩の方に行き基部に着くと、行人洞1分の案内板があるので行ってみる。
行人洞 | 中の石仏 |
戻ってするす岩に向かう、滑りやすい急な岩場を登ると鉄梯子が有って上のロープの付いた岩に登ると一番高い所だった。
鉄梯子が有る | 榛名湖方面 |
岩の上は展望が良い、430MHzでCQを出すと邑楽郡大泉街と太田市の局と交信する事が出来た。
もう一つの岩に登る、榛名富士の右は烏帽子ヶ岳 |
するす岩から下り、磨墨峠(するすとうげ)の方に行き、東屋まで行ってから駐車場に戻った。
● 記録
駐車場 13:07 -(0:20)- 13:27 行人洞 -(0:04)- 13:31 するす岩 13:55 -(0:05)- 14:00 磨墨峠 -(0:15)- 14:15 駐車場
登り赤、下り青 |
2021年10月 foxtrot