●　久ぶりに西上州

　御堂山は1997年2月に登っている、だいぶ前の事なのでほとんど記憶に無い、山の会の Yさんが登るという、前回は冬だったが、今度は新緑の5月なので、同行することにした。

　前に来たときは藤井関所跡のところから続く林道を車で入れたが、今では車は入れないようなので、藤井バス停の所に駐車し、歩き始める。

　林道に入って行くと神社の所に、電気柵が有って先へは車が入れないように成っていた。

　柵に触れないように跨いで林道を行くとヤマヒル注意!の看板がある、昨日雨が降ったのでスパッツは付けているが、道は濡れていて、如何にもヒルが居そうな雰囲気で、良い気持ちはしない、でも幸いな事に一日歩いてもヒルは見かける事はなかった。

●　林道は荒れている

　この林道は以前の台風のせいか、かなりひどい状態になっている、橋は何か所も壊れているし、道の真ん中は流されて、河原のように成っていた。

道が荒れているので、林道だったのか、登山道だったのか良く解らないが、広場だったみたいなので、林道終点だと思われる、道標の示す方向にはどう見ても道は無いので、道標が回ってしまって90度ずれてしまったようだ。

　ここは先に行くと登山道が有った。

　水がしたたり落ちる岩がある、小滝らしい、右にロープが付けられていて上に登る事ができる。

●　じいとばあへ

　先に進むと樹林帯が開け、明るくなり気分も明るく成るような気がする、左上の方に、じじ岩とばば岩が木々の間に見えている。

　じじ岩とばば岩に向かう尾根は痩せた岩場で木の枝に捕まって進むと正面に岩がある、岩の右側を下って巻いて行くと正面に、じじ岩とばば岩が現れる、此処からは新緑の西上州の山並みも見えてなかなか素晴らしい眺めだ。

　ヤマツツジとミツバツツジが僅かに残っていて、白い花が沢山ある、シロヤシオかと思ってよく見ると、花は白い糸状で全く違う花だった。

●　こちらも良い眺め

　ここから戻ると、2名の登山者が登って来た、分岐に戻って御堂山方面に行く、途中植林地の中に「じじ岩ばば岩展望⇒」の道標がある、急斜面を一旦下って登り、南に下ると展望台がある、ここからの眺めも素晴らしい。

　さらに先に進むと東側の展望が開け、赤城山と大桁山方面が良く見える。

●　御堂山山頂

　戻って尾根を行くと植林地の中、高石峠と御堂山の分岐に出る、分岐を右、御堂山方面はロープが付けられた急な登りですぐに御堂山山頂に着いた。

　山頂には三角点があり、樹林に覆われているが、北側が僅かかに開けていて、妙義山の岩峰が見える、岩に穴が開いているところは「星穴」らしい。

　記念写真を撮って昼食にする、しばらくするとじじ岩ばば岩のところですれ違った登山者が登って来た、長野県から来たようだ。

●　帰りは沢コース

　帰りは、高石峠方面に行き途中から沢に下りて、本宿に下る林道に出るコースを行く、ここは地図には載ってないし、あまり歩かれて無いようで荒れているが、金銀のテープが付けられていて、それを探して下って行く。

　今の時期水は殆どなく枯れ葉にうまっている、一か所両岸が迫っていて、嫌な感じのところがある、左側は崖で石仏がある、ザイルが欲しいところだ、ここは戻って右側の枯れ葉の溜まったところを下った、水が有ったら嫌だと思いながら下ったが大丈夫だった。

　コンクリート舗装された林道は管理されて無く枝がかぶさっていて、落石なども有るが、舗装されているおかげで台風の影響はほとんど受けてない。

　人家のある所からは普通の舗装になり、姫街道に出て藤井バス停に戻ると、山頂で会った登山者が丁度出発する所だった。

●　記録

　藤井バス停 8:10 -(0:46)- 8:56 林道終点 -(0:12)- 小滝 9:08 -(0:15)- 9:23 じじばば分岐 -(0:17)-

　9:40 じいとばあ 9:55 -(0:35)- 10:30 西の展望台 -(0:18)- 10:48 高石峠分岐 -(0:15)- 11:03 御堂山山頂

　11:27 -(0:30)- 11:57 沢コース分岐 -(0:35)- 12:32 林道に出る -(0:34)- 13:06 バス停

2021年 5月 foxtrot