ときがわ町の山を3座 2019年 2月17日

 
都幾山
(トキヤマ)
標高463m
比企郡ときがわ町
  都幾山山頂、山名板も無く風が吹き抜ける

● 今度は南の山へ

 2月に入ってすでに2週が過ぎてしまった、来週の週末は天気が悪そうなので、今週山に行かないと今月は山無しになってしまいそうだ、何処か良さそうな山は無いかと探してみる。


 最近西の方に良く行っているので、今度は南の方はどうかと、山と高原地図、奥武蔵・秩父を広げる。


 そんな時丁度CQを出している局がいる、良く聞くと昔何度も繋げていただいた「ヤマラン」のAさんだった、すぐに呼んで交信してもらう、小川町の「大日山」から出ていた、ログを調べたら13年ぶりの交信で時の経つのは速いものだ。


 かつては「ヤマラン」でトップを走っていた憧れの人だ、今でも元気に歩かれているようだ。


 それでは 「大日山」253m に行ってみようかと地図で探すがなかなか見つからない、大日山は地形図にも山と高原地図にも山名の記載は無く分県ガイド「埼玉県の山」の仙元山 299m の項に出ていた、仙元山から大日山、物見山へと尾根が続いていて、小川町の駅から尾根ずたいに武蔵嵐山へ縦走するコースが紹介されている。


 ただこのコースは車で行くとなると駐車場を探す必要があるし、縦走出来ないので何か考えないといけない、やんちゃオヤジさんは大日山、物見山に通ずる林道の起点から歩かれているので、地形図をプリントしてコースを書き込んでおく、先週、藤岡市の庚申山に散歩に行ったとき仙元山に登られていたMさんと交信したので仙元山にも行ってみたいがどうだろう。


 このコースだけでは物足りないので、近くのときがわ町の「都幾山」463m 「堂山」250m も調べておく、都幾山は標高が高く無線交信が期待できそうだ。


 2月17日、日曜日まずは小川町に行く、先にときがわ町の「都幾山」に登ることにする、やんちゃオヤジさんは「都幾山」に登るのにときがわ町の慈光寺から登られている、慈光寺をナビにセットして登山口に向かう。


 ときがわ町は秩父7峰で何度か行った事が有るが、7峰のコース以外の山はほとんど行って無い、地図を見ると、低山だが山が沢山ある、狭く急な曲がりくねった道を慈光寺に向けて車を走らせる、ナビの示す地点を過ぎても道は先に続いているのでさらに進むと立派なお寺がある、道端の広い所に車を止めて辺りを調べるが、やんちゃオヤジさんの登った所と微妙に違っている。


 お寺の西の方に林道があり車止めが有って「ときがわトレッキングコース」の石柱が立っている。


林道に「ときがわトレッキングコース」の石柱 上に尾根が見える

 地図で確認するとこの林道を行って途中から尾根に登って戻れば都幾山に登れそうだ、辺りを調べていると登山者が登って来る、ときがわトレッキングコースを歩かれているようだ。


 支度をして林道を行く、杉の植林地の斜面の上に尾根があるようだ、林道を行くと尾根から離れていくので、少し戻って登りやすそうな所から斜面を這い上がると、すぐに尾根上に登る事が出来た。


ここから尾根に登る 尾根の上には良い道があり、ここが462mのピーク

 尾根の上には良く踏まれた道があり、尾根の東側には舗装された道がすぐ近くまで来ていた、GPSで確認しながら462mのピークを過ぎて少し登ると都幾山の山頂だった、やんちゃオヤジさんが登った2013年には山名板が有ったようだが、辺りの木を調べたが今はそれらしい物は見つからなかった。


● 都幾山山頂

都幾山山頂、GPSで確認する 三叉路になっていて、南に下る道がある

 都幾山山頂は三叉路になっていて、風が強く寒いがすぐにストックを木に取りつけてアンテナを組み立て、CQを出すと、ロケーションは良いようで多くの局から声がかかる、アンテナの修理はうまくいったようで途切れる事も無さそうだ。


 群馬県の榛東村、府中市、東京北区、前橋市、志木市、最後にみなかみ町の小出俣山に登っているNさんと交信して閉局する、寒くて手がかじかんでメモを取るのも大変だ、ただでさえ下手な字がさらに悪くなって、自分で書いた字なのに読めないなんて事も、すぐにアンテナをたたんで、下山する、帰りは登ったところまで戻らないで、462mのピークの所から斜面を下ってみたが、丁度間引きされた場所で比較的楽に林道に下りる事が出来た。


462mのピークの所から斜面を下る ここを下る、下に林道が見える

 帰ってGPSのログを見たら、慈光寺の先の霊山院の所まで行ってしまったため、やんちゃオヤジさんの登ったコースと違っていた事が解った、山頂から南に道が有ったが、やんちゃオヤジさんはこの道を登ったようだ、まだまだ修行が足りない。


 ときがわトレッキングコースを検索してみたら、ときがわ町のサイトにときがわトレッキングコースの案内を見つける事が出来た、慈光寺の入り口「宿」という所に専用駐車場と案内板があり、ここから堂平山まで8kmほどのコースが有るようだ。


 予定していたコースでは無かったが、都幾山山頂を踏め、無線運用も出来たので、幸先の良いスタートをきれた事に気を良くして、次の堂山に向かう。


● 記録


 9:25 -(0:09)- 9:34 斜面に取りつく -(0:05)- 9:39 462m峰 -(0:05)- 9:44 都幾山山頂 10:26 -(0:04)- 10:30 斜面を下る


 -(0:10)- 10:40


カシミール3Dで作る、赤往路、青復路



 
堂山
(ドウヤマ)
標高250m
比企郡ときがわ町
  弓立山から見下ろす「堂山」

● 堂山は、雷電山への通過点

 都幾山から下って今度は堂山の登山口となる水道施設のあるT字路をナビにセット登山口に向かう、登山口のT字路の所はちょっと広くなっているので、路肩に駐車する事ができる。


 堂山は雷電山の登山道の途中にある山で、林道を登って行くと道は大きく左にカーブして日影バス亭からの道と合流する。


堂山・雷電山の登山口 林道を登って行く

 登って行くと右に水道施設の有る開けた所に出る、関東平野の展望が開ける、そこから樹林帯に入り急な斜面を登ると堂山の山頂だった。


上の樹林帯が堂山山頂らしい 水道施設の所からの展望

 堂山は天王山と言う名前も有るらしい、元旦天王山初登山記念と書かれた碑がある、どんな言われが有るのか。


● 堂山山頂

堂山山頂 元旦天王山初登山記念と読める

 すぐにアンテナを組み立ててCQを出すが声がかからない、やはり標高が250mと低いので電波の飛びはあまり良くないようだそれでもCQを出し続けると、応答してくれる局がいて、入間市、茨城県結城郡、杉並区の局と交信する事が出来た。


樹林帯を出ると展望が良い 弓立山 427mと思われる

 3局交信出来たのですぐに撤収下山する、樹林帯を出ると展望が開ける、右の方にひと際高くそびえる形の良い山がある、予定では小川町の大日山、物見山に向かうつもりだったが、右に見える山がいかにも展望の良さそうだ、地図を見ると 弓立山427m らしい、山と高原地図には神社の所から山頂まで1時間と書かれているので、予定を変更して、弓立山に登る事にする、1座くらいは展望の良い山に登りたい。


● 記録


 11:15 -(0:09)- 11:24 登山道に入る -(0:06)- 11:30 堂山山頂 12:09 -(0:12)- 12:21


カシミール3Dで作る、赤往路、青復路


● 弓立山

 
弓立山
(ユミタテヤマ)
標高427m
比企郡ときがわ町
  弓立山山頂からの展望

 弓立山の登山口は神社の所にある、神社ならば車を置く所も有りそうだ、八幡神社という神社の脇に車を止めて登山口を探す、裏にまわってみるが、それらしい道は無い、神社の北側に人家があり、丁度人が出て来たので登山道を聞くと、神社の南側に車止めの有る道が有って、そこを下ると登山道が有るというので、お礼を言ってそちらに向かう。


八幡神社 弓立山登山口、ここから右に登る

 神社の南側の道を行くと道は左にカーブするが正面に車止めの有る分かれ道があってその道を行くと右に下り正面はT字路になっている、道路の手前左に道標があり登山道が有った、正面の道路の所なら車が1台くらい停められそうだ。


檜の樹林帯の中の登山道 男鹿岩という大きな岩

 登山道に入ると階段になっていて急登だ、まわりは檜の植林地で良く踏まれた道が上に続いている、樹林帯の単調な登山道をひたすら登って行くと、若い登山者が一名下って来た。


 登って行くと端に岩が出てきて、その先左側が谷になっていて大きな岩がある、男鹿岩というらしい、岩に登ってみると展望が大きく開けている。


● 山頂は素晴らしい展望

男鹿岩からの展望 弓立山山頂

 男鹿岩から下りてひと登りで伐採された広い山頂に出る、関東平野が一望に見渡せる、強い風が吹いて来ると砂埃が舞い上がり、寒い。


山頂の三角点 自転車を押して一人登って来る

 山頂標識の先には三角点が有ってその先は一段下がった所に舗装道路が来ている、自転車を押して男の人が登って来た。


山頂からのパノラマ


関東平野が一望

 早速杭にストックを取りつけてアンテナをセットする、突風が吹いて自転車が倒されてしまうほどだ、CQを出すと、こちらもロケーションが良く多くの局が呼んでくれるが重なってしまうのでコールサインがうまく取れない、それでも千葉県印旛郡、相模原市、川越市、流山市、稲城市、東村山市、江戸川区の局と交信、コールサインが途切れたところで閉局となる。


 今日、遠くはかすんでいて、スカイツリーは見えないが、空気が澄んでいれば遠くの景色が一望できそうな素晴らしい山頂だ。


 予定とは変わってしまったが、ときがわ町の山の様子が解ったし、私にしては多くの局と交信する事が出来て大満足の一日だった、ときがわ町や小川町には、まだまだ沢山の山が有るので時間を作ってまた来てみたい。


● 記録


 12:49 -(0:26)- 13:15 男鹿岩 -(0:12)- 13:27 弓立山山頂 14:12 -(0:22)- 14:34


カシミール3Dで作る、赤往路、青復路

2019年 2月 foxtrot