牛伏山 (ウシブセヤマ) |
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標高491m | ||
朝日岳 (アサヒダケ) |
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標高448m | ||
城山 (ジョウヤマ) 八束山 (ヤツカヤマ) |
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標高453m | ||
浅間山 | ||
高崎市吉井町 | ||
登山日2017年12月23日 | ||
牛伏山山頂、地形図では490.7mに成っている |
● 今年最後の山
今年の最後は、吉井町の吉井三山を縦走し、牛伏ドリームセンターで山の会のYさんの傘寿と、Kさんの500山登頂達成のお祝いをする事になった。
今月はこれを逃すと山無しに成ってしまうので何とか都合をつけて参加する、三山を縦走してから、牛伏ドリームセンターまでの帰りの為に車一台を朝日岳の登山口に置いておく。
会員総勢12名で牛伏ドリームセンターの有る赤谷公園から歩き始める、牛伏山は何度も登っている、車でお城の建っている駐車場まで行っているが、最近では下のトイレのあるゲートの所の駐車場に車を置いて山頂まで歩いたりしたが、赤谷公園から歩くのは初めてだ。
天気は良いが北側の斜面なので日が当たらずちょっと寒い、でも歩きだすとすぐに熱くなってくる、霜柱を踏んで登って行くと登山道脇にロウバイの木が有るが、日当たりが良くないのでまだ蕾だ。
霜柱を踏んで | 天気が良いので展望も良い |
● 牛伏山山頂部
北側の尾根を登り中継アンテナが立つ駐車場から山頂へ続く道路に出る、天気が良いので展望も良い、牛の石像は良く見ると下の岩とつながっているのでここに有った自然の岩から削りだしたようだ。
久しぶりにお城に登ってみる。
歌碑と牛の石像 | お城から牛伏山山頂方面 |
榛名山の方向下には今夜泊るドリームセンター |
お城の展望台から下りると、駐車場にアンテナを北西の方向に向けてスケジュール運用をしている局長さんがいた、10G帯でオンエアしているという、この後77G帯運用をするという、そんな周波数帯が有ったのかと驚いてしまった。
牛伏山の三角点 | 山頂から西に向かう |
お城から牛伏山山頂方面に向かう、山頂近くの鐘楼では誰かが鐘をついている、枯れ葉の中に三角点がある、ここから城山(八束山)に向けて西側に下るが、こちらに来るのは初めてだ、車で来ると山頂近くまで行ってしまうのでここを歩く機会はなかなか無い、道は良く整備されているが、岩などもあって急な下りだ。
舗装された林道に出るが突っ切ってさらに下の林道に向かう。
● 昔登った
城山(八束山)は昔一度登っている調べたら1995年5月7日だった、日本三名総覧の著者 JA1JCA こと武内 正 OM が書いた YAMA Faile 「城山(八束山)祠を守る小さな小さなお掘」を参考に登ったはずだ、今回山の会の D さんが作ってくれた計画書でも八束地区から東の尾根を登るようになっているので同じコースらしい。
1995年当時は山を始めて間もなくで何も解らず八束地区に有る人家の所から尾根に向かう狭い崖の上の道をたどり、尾根に乗り樹林帯を山頂に登った、展望のない山頂で以前何度か一緒に山に登った H さんと無線で話したが、その H さんも今年亡くなってしまった。
山頂からの帰りは尾根から車を止めた狭い崖への道が見つけられず、ずっと下まで下ってしまって、車まで戻るのがた大変だった。
牛伏山から下って林道大沢八束線を城山へ登る尾根への取りつきを探しながら歩くが、なかなか良い道が無い、林道は城山の南を巻いて新屋敷地区に行ってしまう、途中南側へ張り出した尾根があり、尾根をたどれそうな道形が有るが、放棄されたようなお墓の跡や洞窟など有って気味の悪い場所で、会の人たちと登るのにはあまりふさわしくない。
林道大沢八束線を歩く正面には朝日岳 | 朝日岳登山口 |
結局、林道を新屋敷地区まで行く、この辺りは南側に山が迫り日陰に成っていて最近降ったのか道路に薄く雪が残っていた、地元の人に聞いて近くの朝日岳西登山口から朝日岳に登る事にする。
● こちらも以前に登った
朝日岳には2005年12月25日に登っている、落合地区の朝日岳の南にある道を車で詰めて西側から山頂に立った、道は無かったので適当に登ったと思う、山頂からCQをだし前橋市のSさんと交信した記録がある。
落合地区を登って行くと右にお墓のある所に登山口1 の案内板がある、道の先に登山口2 も有るようだ。
登山口1 から登るがすぐに石積みのある荒れた竹藪になる、急斜面で家は建ちそうも無いので石積みは段々畑でも有ったのだろうか、放棄されて完全に竹藪に飲み込まれて登山道も判然としない。
岩の尾根を登る | 急な岩尾根を登る |
枯れ葉の積もった荒れた埃っぽい急斜面を適当に登って行くとテープがあり尾根に出る、岩の上に登ると展望が良い、林道大沢八束線を歩いていたときに朝日岳に続く岩の上に人がいるのが見えたが、ここだったようだ、低山と侮るなかれ急峻な岩山なのでそれなりの経験が必要だ、テープを見つけながら登って行く、何本かのロープと鎖が付けられている。
東側に城山(八束山) | ローソク岩の北側を巻く |
岩場を過ぎるとなだらかの稜線ですぐに朝日岳の南峰に出る。
岩が終わると歩きやすい | 落合地区を俯瞰する |
● 朝日岳山頂
時間も丁度良いので昼食となる、カップ麺を食べながら無線機のチャンネルを廻すと佐野市の山からお馴染みのKさんの変調が聞こえる、交信が終了したので呼んでみる、付属のアンテナなのでダメかと思ったが取ってもらえ久しぶりに楽しい交信をする事が出来た。
南峰の山頂、南側は切落ちている | 三角点のある朝日岳山頂、天引城址 |
登頂記念の写真を撮って三角点のある北峰の山頂に行く、朝日岳はここが本峰のようで天引城址の山頂標識がある、山頂の周りには人工的な段差が付けられている。
帰りは二つある登山道のうち近い方の中間道、尾根コースを下る、落ち葉で滑りやすい急な斜面を下ると錆びた水道管や索道に使われたワイヤロープや配電盤の残骸などがある、植林地が近くに無いのに何のために索道を張ったのか。
予定どうり車の停めてある登山口に下った。
牛伏ドリームセンターのチェックインの時間までにはまだ時間が有るので、城山(八束山)に登る事にする、5名は先にドリームセンターに行き先にお風呂に入るという。
● 再び城山
城山(八束山)西登山口は吉井町から来る道路の割烹料理店の前に八束山西口の案内板がある、ここを行くと橋を渡って道なりに行くと登山口がある。
八束山への登山道は急で危険な所は無いが岩場もありロープも付けられている、ここまでかなり長い距離を歩いて来たので疲れもたまっている、小ピークで一休みする。
山頂直下には堀がほられていて、そこを越えると八束山山頂だった、石祠がひとつ、以前来た時は樹林帯で全く展望は無かったが、地元の人たちが整備したようで北側が狩り払われて吉井町の方面が見渡せる。
八束山山頂 | 北側の展望、ドリームセンターの煙突も見える |
山頂ではお決まりの記念写真を撮る、八束山への登山道は3コース有って登れなかった東へのコースを下るという意見もあったが、北に向かうコースがドリームセンターの方角なので北に下る、ここは快適な尾根で途中朝日岳が良く見える。
● 北い向かうコースで下山
北に延びる快適な尾根を下る | 朝日岳は見事な双耳峰 |
下って行くと羊の足跡という岩がある、甌穴のような穴が開いていて形が羊の蹄に見えない事も無いが名前の由来は羊太夫から来ているという事で穴の形では無いらしい。
羊の足跡 | 浅間山山頂 |
さらに下って行くと浅間山というピークに出るアサマヤマかセンゲンヤマか読み方は解らないが今日は4座も登れてしまった。
虚空蔵様という案内板が有るがパスして下って行くと樹林帯に入り登山口に出た、吉井町塩という地区で駐車場もある、近くに有る工場は今は引越してしまったが私の家の裏に社長さんが住んでいた会社だ。
先にドリームセンターに向かった人たちに迎えに来てもらい牛伏ドリームセンターに向かった、長かった吉井三山の縦走を楽しむ事が出来た。
八束山ではまだ正式には無線交信の記録が無いので機会をみてまた登ってみたい、その時はこの北からのコースを登ろう。
● 記録
8:26 歩き始める -(0:52)- 9:18 牛伏山山頂稜線に出る -(0:16)- 9:34 お城に登る -(0:23)- 9:57 牛伏山山頂 -(1:24)-
11:21 朝日岳登山口 -(1:05)- 12:26 朝日岳南峰山頂 12:49 -(0:08)- 12:57 朝日岳北峰山頂 -(0:29)- 13:26 朝日岳登山口
-(0:14)- 13:40 城山西登山口 -(0:47)- 14:27 城山山頂 -(0:17)- 14:44 羊の足跡 -(0:12)- 14:56 浅間山山頂 -(0:10)-
15:06 城山登山口
カシミール3Dで作る |
2017年12月 foxtrot