今シーズン初の雪山歩き 角落山 

 
角落山
(ツノオチヤマ)
標高1393m
高崎市
(旧倉渕村)
登山日2015年11月29日
  角落山山頂の角落神社

● 以前登っている

 角落山、剣の峰は以前登っている、調べてみたら記録が残っていた、97年の12月におなじみの無線局と3名で出かけていた、当時やはりおなじみの伊勢崎の先輩無線局の情報で「はまゆう荘」の方からの道は急登の連続で途中で撤退したという情報を得ていたので霧積温泉の方から登っていた。


 先輩無線局は男坂を登ったのかもしれない。


 今回は山の会のメンバー11名での山行だ、はまゆう荘の所から赤沢林道に入る、ここは以前、雨坊頭に登った時に来たが、その道をさらに進む、だが道は荒れていてここを通る車はいないのか、枯れ木の枝が沢山落ちている、白沢橋の手前、角落山へ直登する男坂の登山口のある広場に車を置いてここから林道を歩き始める。


林道の橋を渡る

● 林道を歩く

 林道は荒れていて車は全く入っていないようだ、枯れた枝が沢山落ちている、ぬかるみや凍った所をよけて登っていと最近降った雪が残っている。


 先週寒波の襲来で山には雪が降ったようだが、まだ11月、この辺りの山ではまだ雪は大丈夫だろうとアイゼンの事は全忘れていた。


 林道を歩いて行くと枯れ葉の上に積もった雪を動物がかき回したような跡がある、イノシシだろうか何のために雪の斜面をかき回すのだろうか、そんな事を話しながら登る。


 大きく迂回しながら登って行くと林道には大きな岩が落ちていてその先は大きく崩落し道路も半分ほど沢に崩落している、昔は林道終点まで車で入れたというが、もはや整備される事も無く林道は放棄されてしまっているようだ。


大きく崩落した林道 林道終点の堰堤

 2か所ほどカーブをショートカットして登って行くと林道終点の広場に出る、ここは全面雪に覆われている、堰堤の所に道標がありここから登山道が始まるようだ、ここで10分ほど休憩する。


 堰堤を登ると、沢の中に登山道が続いている、道は完全に雪に覆われていて夏道を示すテープを頼りに登って行く。


雪の登山道を登る 岩山の左をトラバース

 登山道は沢から尾根に登り上げると正面の岩山の左側をトラバースする、ここには鎖が付いているが、細いロープで繋がれていて何とも心細い、上の岩峰が剣の峰に続いているらしい、そこを過ぎると角落山と剣の峰のコルに着く。


● コルに着く

角落山と剣の峰のコルの着く

 コルに登りあげると南側の展望が広がる、尾根の上で10分ほど休憩し、角落山に向かう、こちらは日当たりが良いので雪は無い、急な登山道を登って行くと辺り一面の笹が枯れているのに気がついた。


 笹は寿命で何十年かに一度の笹枯れなのだろうか、急な登山道を登るのに捕まるところが無くなるのはあまりよろしくない、登って行くと展望が開け真っ白な浅間山や三角形の浅間隠山が美しい。


急な登山道を登る

● 角落山山頂

 角落山山頂は雪に覆われた狭い場所で、角落神社に赤い鳥居、石の祠などがある、ちょっと早いが昼食となる、伊勢崎レピーターでおなじみの K さんを呼んでみたら、今日も鍋割山に登っていて、ちょっと話をする事が出来た。


角落山からの展望

雪をかぶった浅間山

 展望を楽しみ、記念写真を撮って下山する、下って行くと2名の登山者が登って来た、霧積温泉の方から登って来たようで、剣の峰の様子を聞くと雪が付いていて怖かったとのことだったらしい。


 先発隊2名が先に下って、剣の峰へ登る登山道の様子を見に行ったが、雪が有って危険そうだという事で、剣の峰登頂は断念して下山する事にした。


下山する

 帰り道、雪に埋まった沢は快適に歩く事が出来て、今年は11月だというのに早くも雪山を楽しむ事が出来た。


● 記録

 男坂 登山口 8:30 -(1:01)- 9:31 林道終点 9:39 -(0:37)- 10:16 コル -(0:46)- 11:02 角落山山頂


 11:33 -(0:35)- 12:08 コル -(1:27)- 13:35 登山口


カシミール3Dで作りました

2015年11月 foxtrot