山の会で行く 三ツ峠 2015年 7月12日

 
 木無山(キナシヤマ)
(1732m)
 開運山(カイウンザン)
(1785m)
 御巣鷹山(オスタカヤマ)
(1775m)
 茶臼山(チャウスヤマ)
(1513m)
大幡山(オオハタヤマ)
(1531m)
山梨県
南都留郡西桂町
都留市
  三ツ峠山(開運山)

●こんどこそ三ツ峠山へ

 三ツ峠山は2013年2月に山の会の月例山行が計画され私も行くつもりだったが、家事都合で行けなかった、7月の月例山行でまた三ツ峠山が計画されたので今度こそ行こうと参加することにした。


 このところ梅雨真っ盛りで三ツ峠山はまたダメかと思っていたら、昨日から晴天になりしかも猛暑だ、朝6:00玉村町を会のメンバー5名で出発する、関越道から順調に走り、圏央道に入ると八王子のジャンクションから事故渋滞に巻き込まれる、天気が良くなったので、車もドッと出てきたようだ。


 中央道に入ると追い越し車線に衝突した車が2台止まっていた、そこを過ぎると道路は嘘のように流れ出す、河口湖に近づくと雲の上に大きな富士山の山頂が見えてくる、今の時期なので霞んでいる、やはり富士山を見るのなら秋から冬がよさそうだ。


 三ッ峠山は秋から冬が旬で今頃登る人なんていないんじゃないかとベテラン登山者が言うが、登山口の駐車場に着くとなんと駐車場は満車状態だ、道路の端に駐車余地を見つけて駐車する。


三ツ峠山登山口 広い登山道に入る

●広い登山道、花が沢山

 支度をして道路を進み駐車場の奥の登山口に向かう、「富士箱根伊豆国立公園 三ッ峠登山道」の大きな看板とトイレがある、先はゲートのある林道があり、登山道は右に曲がった方に続いている、痛んだコンクリート舗装の広い道が三ッ峠への登山道のようだ。


 登っていくとまずシモツケソウが目につく、至る所に咲いている、白いウツギの花も沢山咲いている。


シモツケソウ ウツギ? トラノオ

レンゲショウマの蕾 オダマキ

 その他いろいろな花が沢山咲いている、レンゲショウマの蕾らしい丸い蕾が沢山見られる、まだ時間が早いのに下ってくる登山者がいる。


 中には小学校にも上がってないような小さな子供を連れたファミリーなども下ってくる。


 簡単に登れて富士山が見え、花も沢山咲いている、三ッ峠山の人気の理由が納得させられた。


 三ッ峠山荘の看板を過ぎると間もなくベンチのある三ッ峠山荘に着く、ここから雲の上に富士山を眺めることができる、やはり霞んでいる。


●三ッ峠山荘に着く

三ッ峠山荘のベンチから ベンチで一休み

 ここで休憩してから、三ッ峠に来たのだから三つのピークを踏まなくてはと、木無山に行くことにする、少し戻って天上山のロープウェイ方面と道標に書かれた方に行くと山名盤のある広場があるが木無山はその先のおよそ山頂らしくない三叉路に山頂を示す大きな看板が有った、木無山というが周りに木があるので展望は得られない、記念写真を撮って、来た道を戻る、柵の張られたお花畑に沢山の花が咲いている。


山頂らしくない木無山山頂 屏風岩

 三ッ峠山荘に戻るとチェーンを着けたジープが停められている、登山道に轍が有ったのはこのジープで荷揚げをしているためらしい。


 先に行くと開運山の斜面の屏風岩のゲレンデが見えて来る、広い尾根道にはテントが二張り、登山者が沢山いて開運山のアンテナ群がよく見える、傍らにはお花畑に花が咲き乱れメンバーは写真を撮るのに忙しい。


テントが二張り お花畑

●開運山の山頂

 マイクロウエーブの反射板のある急な斜面を登ると開運山の山頂だ、ここは三ッ峠山ともいわれ、記念写真を撮って昼食となる。


ハクサンチドリ 開運山山頂の三角点 山頂で記念撮影

 おにぎりを食べながら430MHzを聞くと坂東市の局がCQを出しているので呼んでみると、了解度5信号強度9で交信してもらえた、電波塔が有るくらいだからロケーションは大変良い。


●御巣鷹山へ

 昼食後今度は御巣鷹山を目指す、広い登山道を15分程で電波塔のあるピークに着く、山頂を示す標識がないかと電波塔の建物の周りを歩いてみたが標識の類は何もなく、御巣鷹山山頂はは電波塔だけのちょっと残念なピークだ。


御巣鷹山の電波塔 急斜面を下る

 ここから清八峠を目指すが樹林帯の中の急な登山道がぐんぐん下っていく、下りで良かった、登るのはかなり大変そうだ、この森はレンゲショウマの蕾とトリカブトの葉が沢山有る、もう少し経つとレンゲショウマが咲きほこり、秋にはトリカブトが咲き乱れることだろう。


 御巣鷹山から先は登山者は極端に少なくなり、峠まで3名ほどいずれも単独の登山者とすれ違っただけだった。


●茶臼山へ

 鞍部で休憩し茶臼山に向かって登り下りの3度めで茶臼山山頂に出る、展望のない淋しい山頂だ、ここからまた下って登り返すと大幡山山頂に着く、ここには、つる山岳会の付けた山頂標識がある、ここまで来るとさすがに疲労がたまってくる。


茶臼山山頂 大幡山山頂

 茶臼山から下っていくと送電鉄塔のある広場に出る、ここは北登山口に下る道のある三叉路になっていて、風の通り道で涼しくて久しぶりに展望のある場所だ、道の下って行く遥か先に高速道路も見える。


送電鉄塔のある広場 林道を登山口に向かう

●登山口へ

 鉄塔のある広場からひと山越えると清八峠だ、峠から左の林道に下り長い林道をひたすら歩き三ツ峠登山口に戻った。


 三ツ峠は美ヶ原に似た趣がある、広い道は電波塔を建設する為に作られたものだろう、いずれの山にも大きな電波塔が建ち、展望がよく花に恵まれ、人気の山だ、いつか機会があったら富士山のよく見える秋から冬に来てみたいものだ。


 いつもは帰りに温泉に寄って汗を流すが、帰りの高速道路の渋滞が心配なので、温泉は諦めてすぐに帰路につく、中央高速に入り順調に進むが、談合坂から渋滞が始まり、八王子ジャンクションの手前まで約1時間、それでも何とか18時には玉村町に帰ってくることができた、運転してくださったTさん、大変お世話になりました。


●記録

三ツ峠登山口 9:09 -(0:39)- 9:48 休憩 9:52 -(0:39)- 10:31 三ツ峠山荘 10:42 -(0:07)- 10:49 木無山 -(0:28)-


11:17 開運山山頂 11:45 -(0:15)- 12:00 御巣鷹山 -(0:38)- 12:38 休憩 12:42 -(0:06)-12:48 茶臼山 -(0:18)- 13:06


大幡山 13:17 -(0:20)- 13:37 清八峠 -(0:35)- 14:12 登山口


トラックデータ、カシミール3Dで作りました

2015年 7月 foxtrot