富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産に登録される見通しと成った、ゴールデンウイーク中、富岡製糸場は観光客で大変な混雑に成ったようだ。
世界遺産に成るのは絹産業遺産群で富岡製糸場は糸を取る工場だが、工場だけあっても糸は作れない、藤岡市の高山社は原料の繭を作るため養蚕法を確立し全国から来た生徒を指導したという事だ。
高山社跡はその発祥の地というので世界遺産に成るらしい。
私は富岡製糸場は7年前に見学に行った事があるが、高山社跡は最近聞いたので当然行った事がない、近くらしいが何処なのか解らないのでNETで調べると、藤岡市の子王山、2000階段に行く途中にあるではないか。
という事は高山社跡の前を何度か通った事があるはずだが、全く気づかなかった。
2000階段に初めて行ったのが1995年、最後に行ったのが2005年、この頃の高山社跡はふつうの民家なので気づくはずもなかったと思う。
世界遺産に登録されると混雑するのが予想されるので、このさい高山社跡を見学、ついでに久しぶりに2000階段に行ってみることにする。
●立て看板がある
藤岡市の県道13号前橋長瀞線のバイパスに入ると道路わきに高山社跡の立て看板が付けられている、国道254号の十字路を通過、藤岡総合運動公園の先で左折、高山方面に行く、高山社跡を示す案内板は沢山付けられていて、迷う事は無いだろう。
高山社跡の行き先を示す看板 | 駐車場の案内板 |
●広い駐車場がある
動物霊園の先右側にトイレのある新しくて広い駐車場があるのでここに駐車する、駐車場には「富岡製糸場と絹産業遺産群」についての案内板が有る、ここから道路左の三名川に沿って竹藪をつぶして作られた遊歩道があり高山社跡の道路わきの駐車場まで続いている。
高山社跡 | 蚕室 |
●解説員の人が
駐車場から見ると立派な石積みの上にこれまた立派な長屋門がある、門から入って行くと解説員の人がいて案内をしてくれ、詳しい話を聞くことができた。
長屋門に付けられた展示物 | 蚕室の中の様子 |
蚕室の中の展示物 | 高山社跡前の碑 |
建物や展示物を見ると、これが世界遺産と思ってしまうが、解説員の人から話を聞くと成るほどと思える事が沢山ある。
●2000階段に向かう
高山社跡を見学後、道路を先に行き椚山の2000階段に行く、途中の道路脇の電柱が倒れて電線が垂れ下がっているところがあり、今年の大雪の後遺症がまだ残っている。
椚山地区に来るといつも沢山花が咲いているが、今日もツツジが綺麗に咲いている、2000階段の登山口にはお茶屋があるが、最近来る人が少ないのか人影が無い、昔この道路はここが終点だったが今は新しい道が出来てこの先にも行けるようだ。
子王山登山口 | 山頂の三角点 |
登山口から急な階段を10分ほど歩くと子王山550mの山頂に着く、山頂には木があるが樹林越しに藤岡市や前橋、高崎、赤城山などの展望が良い、昔夏に来たら蚊がいて長くいられない事があったが、今の時期風が通って涼しく、なかなか快適だ。
子王山山頂標識 | 北側の展望 |
最近はあまり来る人がいないのかちょっと荒れた感じがする、無線機のスイッチを入れてCQを出すと、地元藤岡の局、行田市の移動局、高崎の局と4局も交信することが出来た。
御荷鉾山 |
階段を登ること10分くらいで山頂に着いてしまうので歩く距離はちょっと物足りなかった、帰ろうと下って行くと一人登って来る人がいる、自転車に乗っているような出で立ちだが登山口に自転車が無かったので、トレイルの人だったのか、途中御荷鉾山が良く見えた。