大平山(オオヒラサン) | ||
(341m) 栃木県栃木市 | ||
晃石山(テルイシサン) | ||
(419m) 栃木県栃木市 |
||
馬不入山 (ウマイラズサン) |
||
(345m)栃木市と岩舟町 | ||
晃石山山頂 | 馬不入山山頂 |
●栃木県の低山
昨年一月 晃石山(テルイシヤマ)に登っていた山ランのTさんと交信したさせていただいた、藤岡の庚申山を散歩しているとき、おなじみのKさんが馬不入山(ウマイラズサン)に登って無線に出ていたので交信させていただいた、そんな事があったので栃木県の低山はどんな所なのか歩いてみたく行ってみることにする。
リンクを張らせていただいている「群馬山岳移動通信」鎮爺さんのホームページに「栃木の低山をのんびりと歩く...」という記録がある、大平山か ら馬不入山まで歩いているのでこれを参考に地形図のコピーにコースを書き込んで出発する。
北関東道から東北道を東京方面に入り佐野のスマートインターで降りる、ここから例幣使街道に入り大平町のぶどう団地入口で左折大平山神社を目指す、初めて行く所は地図で見当を付けておいても曲がるべきところで行き過ぎてしまったり反対に手前で曲がってしまったりとまともに行けた事がないが、今回は曲がる場所をきっちりと頭の中に入れておいたので全くまちがわずにあじさい坂の駐車場に入ることができた。
駐車場ではすでに支度をして準備体操をしている人がいる、私もすぐに支度をする低山歩きおまけに天気も良さそうなので持ち物も身軽に済ませる。
あじさい坂 | 大平山神社 |
あじさい坂は石積みの階段で歩幅がちょうどよくなかなか歩きやすい、両側にあじさいが植えられているので、花の時期にも来てみたいものだ、坂を登って行くとはじめは快適だった階段がだんだん急になって来て隋神門の手前は急な階段に休み休み息を整えながらながら登っていく。
大平神社は立派な神社で賽銭箱の前に参拝の仕方が丁寧に書いてある、今日の無事を祈願して先を目指すが、ザックに入れた財布を出すのが面倒なので、お賽銭を上げなかった、これではご利益が無いかな。
●大平山
富士浅間神社 | 大平山山頂 |
神社の東側から大平山の山頂に向かう、奥宮はパスして登って行くと富士浅間神社がある、神社の裏が高そうなので行ってみると大平山(341m)の山頂標識があった。
三角点はとあたりを見るがそれらしいものは無い、地形図を見ると三角のマークが無いので、三角点は無さそうだ、山頂は樹林帯で展望は無い、さっそくアンテナを組み立てて無線機をつなげて聞いてみると茨城県は石岡市の局が出ていたので交信させてもらう、その後千葉県柏市の局と交信して、次に向かう事にする。
無線交信をしている間にもザックを背負った登山者や何も持たない散歩の人などが登って来る。
大平山から西に急な斜面を下って行くと林道に出る、ここでもトレイルの人や登山者、散歩の人など沢山の人が歩いている。
いったん下って登り上げると、パラグライダーの発射場なのか南側が開けた展望の良い所がある。
パラグライダーの発射場 |
先に行くと道は二股になって南に下るのと西に登る道があるそれぞれの方向に歩いて行く人たちがいるが、向かっている晃石山は標高が高いので高い方へ行けば間違いないだろうと、西に向かうとしばらく歩いて晃石山の山頂に出た。
●晃石山
晃石山の山頂、このベンチで休む | 晃石山から馬不入山方面三毳山も見える |
山頂には立派な三角点と社があり栃木百名山の白い看板もある、南西が開けていてこれから向かう馬不入山、岩船山、三毳山などが見える。
狭い山頂に何名かの登山者がいたが無線機のスイッチを入れると、神奈川県は厚木市の局が出ていたので小声で交信、その後相模原市の局と2局交信することができた。
山頂からは南に向かう道と、西に向かう道がある、前の二股で南に行った人が南の道から登って来たので、南の道に行くと、急な斜面を下った先に晃石神社があった。
晃石神社 | 青入山山頂 |
神社の広場にはベンチがあり沢山の人が休んでいる、写真だけ撮って先を目指す道はアップダウンを繰り返して歩いて行くと青入山(389.5m)という地図に載っていないピークがあった。
桜峠に下る道は真ん中に木の手すりがずっと付けられた急な階段で下って行くと、疲れた表情で登って来る若いトレイルの女性がいた。
私は道の右側を下っていくと、トレイルの女性は正面を登ってきて途中で反対側に移って道を譲ってくれたがすれ違う時大変疲れた表情でとても駆けあがって行く元気は無さそうだ、急な登りをみると帰りにここ登るのは遠慮したくなった。
桜峠 | 馬不入山の山頂 |
●馬不入山
桜峠からはピークを2つくらい越えると待望の馬不入山の山頂に出た、山頂には山頂標識とベンチに三角点もある。
ベンチでは数名の登山者が食事をしている、私は山頂手前のちょっと離れた所にザックをおろしてアンテナを組み立てて無線を聞きながら昼食にする。北群馬郡の局と相模原市の局と交信出来た。
お昼を食べた後コーヒーを入れてCQを出したら何と以前に何度かつなげていただいているおなじみのKさんが東松山市から呼んでくれた、山頂でなじみの局長とつながりいろんな情報を交換出来るのは山岳移動無線の醍醐味だ、その後流山市、所沢市、邑楽郡、三鷹市、さいたま市と7局も交信することが出来てしまった。
馬不入山の山頂は栃木市と岩舟町の境に有る山で、合併により下都賀郡岩舟町は4月に消滅してしまうらしい、消滅前の岩舟町のQSLカードが欲しいという局にサービスすることが出来た。
車道に出る | 大中寺 |
●車道を帰る
帰りは桜峠まで戻ってここから清水寺に下り、関東ふれあいの道を大中寺に向かう、この車道もあじさいが植えられている、車はほとんど通らず時々サイクリングの自転車が走って行く。
あじさい坂の駐車場にもどるのにまた登りがあるのが難点だ、馬不入山から岩船山に行って岩舟駅から電車で戻った方が良かったのかと舗装道路の長い道のりを歩きながら考えたが、いまさらコースを変えるわけにもいかない。
大中寺の先から車道を登り、少年自然の家の前を通って六角堂に出て駐車場に戻ることが出来た。
六角堂 |
●ついでにあと2座
後は帰るだけだが、せっかく栃木県まで来たので帰りがけに簡単に登れそうな山に寄ってみる、まずは岩舟町の「富士山(93.8m)」だ、文化会館の裏に有る山で山頂に神社がある例弊使街道から文化会館方面に行きと広場がありここに車を止める。
浅間神社の鳥居 | 山頂の浅間神社 |
浅間神社の鳥居があって岩混じりの階段が山頂に続いていて途中からステンレスの手すりが取り付けられている。
山頂神社の裏に「富士山標高93.7m栃木の山紀行」の看板が標石に立てかけられている、三角点かと思ったら横に字が彫ってあり置いて有るだけなのでどうも違うようだ、あたりを探してみたが三角点は見つけられなかった。
富士山標高93.7m栃木の山紀行 |
ベンチに戻って無線機のスイッチを入れると以前交信したことのある「さいたま市」の局がCQを出していたのでラッキーなことに交信することが出来た。
富士山の次は岩船山で岩舟駅入口の信号を右折駅に向かう、駅の裏から山の方に向かう道に入るとポケットパークという駐車場が有るが、道は未舗装だが先に続いているので行ってみると大きな岸壁を背に広い駐車場があり、先に階段がある。
岩船山へ登る階段 | 展望台からの眺め、左に富士山が見える |
古い歴史のありそうな急な階段を登って行くと登り終わったところで右に曲がりトイレと展望台がある広場に出た、北側には立派な三重の塔がある高勝寺という大きなお寺が有った。
高勝寺三重の塔 | 朱塗りの立派な山門 |
岩船山は裏から車道が来ていて高勝寺に来れるように成っていた、朱塗りの立派な山門に立派な本堂、服を着せられた石仏はちょっと気持ちが悪い。
奥の院から見えた岩の塔 | 岩船山山頂からの展望、三毳山が見える |
裏の奥の院の方に行くと断崖絶壁で、先に岩の塔があった、昔からの採石場でテレビ番組のロケ地として有名だとの事。
山頂に行ってみたいので本堂の裏の高そうな方へ行ってみるとおびただしい数の塔婆が立てられていて先は断崖の上に出る、三毳山方面の展望が良いが、地図に有るような三角点や山頂を示す標識などは見つけられなかった。
●記録
あじさい坂駐車場 8:20 -(0:20)- 8:40 大平山神社 -(0:13)- 8:53 大平山山頂 9:24 -(0:37)- 10:01 晃石山山頂 10:16 -(0:16)-
10:32 青入山 -(0:10)- 10:42 桜峠 -(0:27)- 11:09 馬不入山山頂 12:21 -(0:24)- 12:45 桜峠 -(0:16)- 13:01 清水寺 -(0:26)-
13:27 大中寺 -(0:43)- 14:10 駐車場
富士山 駐車場 15:00 -(0:04)- 15:04 浅間神社 15:14 -(0:03)- 15:17
岩船山 駐車場 15:33 -(0:08)- 15:41 階段を登った展望台 -(0:29)- 16:10 駐車場