高度感を楽しむ二子山 | |
標高1166m | |
埼玉県秩父郡 小鹿野町 |
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登山日2013年12月15日 | |
帰り道二子山を仰ぐ |
●山の会今年最後の月例山行
山の会の月例山行が小鹿野町の二子山になった、二子山は前に登った記憶があるので調べたら1996年の11月3日に登っていた、だいぶ前のことなのでまた登ってみるのも良いかと思い参加することにした。
今回は総勢8名2台の車に分乗して先月大ナゲシに行ったときと同じ道を行く志賀坂トンネルを抜け小鹿野町方面に下る、トンネルを抜けた右にある八丁隧道に行く林道はすでに冬季閉鎖になっていた。
国道299号線を下っていくとカーブのところに二子山西岳登山口の道標がある、その先民宿登人の所から林道に入るとカーブの所に2台の車が止められていた、私たちも近くの道路の広い所に駐車した天気は良いのだが大変寒く風花が少し舞っている。
支度をして林道を戻り股峠への登山道に入る仁平沢に沿って登る道はいきなりの急登で植林地になっていて二子山を見ることはできない。
八合目と書かれた赤くペイントされた一斗缶があるところで一休みして峠に上がる、股峠は十字路に成っていてそれぞれの方向を示す道標、西岳の登山コースの案内板と登山の注意を促す看板がある。
●はじめは東岳
休憩後まずは東岳に向かうことにする、前に来た時東岳はちょっと登っただけで危なそうなのですぐに諦めて 西岳に向かったが、最近では東岳にも鎖が付けられて登れるようになっている。
登山の注意を促す看板 | 草付きの急斜面にルートが付けられている |
踏み跡を頼りに登って行くと道は左に巻いて北側の岸壁に取りつく、ここから見ると林道が股峠のすぐ下まで来ていて林道わきには数台の車が止められているのが見える、ここだと峠まで2,3分で来られるようだ、昔来た時はこのあたりで登るのを諦めたが今では鎖が付けられていてなんなく登ることができる、東岳の頂上は二段になっていてここを登り上げると一段目の肩に出て正面に西岳が対峙する、下って来た登山者が滑ったのか転んでいたので声をかけたが何とも無かったようだ。
岩場を登るOさんとTさん | 股峠を挟んで正面に西岳の岩峰 |
●展望の良い東岳山頂
ここからひと登りで東岳の山頂に着く低山ながらさえぎる物のない山頂は正に360度の大展望が広がる。
東岳の山頂 | 東岳山頂から見る両神山方面 |
山頂にたたずむ山の会の面々 | 先月登った大ナゲシ |
記念撮影をして十分に山頂を楽しんだ後股峠に下る二子山は今の時期なかなか人気があるらしく、下って行くと登ってくる登山者がいて、狭い岩場を通過するまでしばらく待たされた。
●今度は西岳
股峠で休憩してから今度は西岳に向かう西岳も登山道は北側からジグザグに着けられていて急な斜面を登って 行くと岩場になり鎖が掛けられている、稜線に上がると展望が広がってくる、正面の崖のふちまで行くと大岩壁を見降ろすことができる。
西岳の岩場を登る | 稜線に上がると西岳の大岸壁が見える |
稜線を進むと三角点のある二子山西岳の山頂に出る、独立峰なので展望は素晴らしい。
17年前の写真、西岳山頂の東にあるピークから見た東岳 | 西岳山頂標識 |
前に登ったときは天候があまり良くなかったが紅葉がきれいだった、今は紅葉は終わって代わりに大展望が広がるこの先は稜線を通って帰るだけなのでこの展望を楽しみながら昼食を取り、記念撮影をする。
低山とはいえ簡単に登れてこの展望なので沢山の登山者が来るのもうなずける。
●稜線を下る
帰りはこの稜線を行く | 狭い稜線を下る山の会の人たち |
二子山は屏風を立てたような東西に連なる石灰岩の岩峰で侵食された石灰岩は固く尖った割れ目が入っているので手掛かり足がかりがよく高度感に慣れてしまえば楽しい山歩きが出来る。
高度感を楽しみながら下る | 石灰岩は浸食を受けて割れ目が入っている、 おかげで手掛かりは良い |
叶山を俯瞰する昔と比べると低くなったのがわかる | 写真を撮った場所が違うが昔はこんなに高かった採掘場 |
お互い写真を撮りながら稜線を下って行くと平らに削られ真っ白な大地を見せる叶山が俯瞰できる、17年前に撮った写真と比べると石灰岩の採掘が進み低くなっている。
最後の鎖を下るOさん | 帰路西岳山頂を仰ぎ見る |
●二子山が良く見える
最後に稜線から垂直の鎖を下ると杉林になる、この鎖場は足を延ばすと丁度良い所に金属のステップが取り付けられていてうまい所に付けるとみんなで感心してしまった。
クライマーがテラスに取りついている | 登山道が国道に出る |
西岳からの下りは群馬と埼玉の県境でここから仰ぎ見る二子山の岩壁は圧巻だ、岩壁のテラスに取りついている クライマーがいた、枯葉の積もる道を下ると国道のカーブの所に出て、車道を車を駐車したところまで戻った。
登山口の案内板 |
先月の大ナゲシに続きちょっとスリルのある稜線歩きを楽しむことができた。
●記録
車を止めた場所を出発 7:46 -(1:09)- 8:55 股峠 8:59 -(:26)- 9:25 東岳山頂 9:35 -(0:28)- 10:03 股峠 10:10 -(0:34)- 10:44
西岳山頂 11:14 -(0:36)- 11:50 最後の鎖場 -(1:15)- 13:05 帰着