赤城不動大滝
群馬県前橋市
2012年 1月29日
  赤城大滝

●久しぶりにSさんと歩く

 近くに住むOM(無線用語で先輩のこと)のSさんから、赤城の不動大滝が結氷しているかもしれないので行ってみないかと誘いを受けた。


 10年以上前に大滝には一度行った事がある、毎年お正月には大滝の駐車場の上の林道でQSOパーティーに参加する為、無線の移動運用に来ているが、昔行って以来、滝に一度も行ってない。


 Sさんとは以前、山には何度か行っているし、一緒に山に行きましょうという話も何度かあったが、最近ではなかなか実現してない。


 今週は特に予定も無いので渡りに船で同行させてもらうことにした。


 件のSさんの、究極のレジャーカー、四輪スタッドレスタイヤの、四駆の軽トラックを、お持ちなので、今回は同乗させてもらう事にした、この車リヤエンジンのせいか軽にしては静かなのに驚いた。


 正月には全く雪が無かった道は、このところの寒波で、かなり雪が積もっている、いつもは、通り過ぎていた、駐車場に入ると、すでに5、6台の車が止められている。


 靴を履き替え、仕度をしていると、帰ってくる人がいたので、滝の様子を聞くと、全面結氷はしていないと言う。


Sさんと四駈の軽トラック

●不動大滝に向けて歩きはじめる

 不動大滝に向けて、雪の道を歩き始める、道は粕川に沿って付けられていて、ほぼ全面雪の状態で凍っていて滑りやすい。


 以前来たときは、水の流れる川原の様な所を歩いたような記憶があるが、沢ははるか下で、下り気味に歩いて行く道は、記憶に無い。


滝へ向かって雪の道を歩く 瀧み所

 10分ほどで瀧み所に付くと、樹林越に不動大滝が見える、確かに話に聞いたとうり水が流れ落ちていて、全面結氷はしていないようだ。


恵の瀧 瀧澤不動尊の山門

 歩いて行くと、恵の瀧という、小さな滝があり、こちらは全面結氷している、瀧澤不動尊の山門をくぐり岸壁に作られた瀧澤不動尊に御参りをして、ここから急な下りを注意深く下ると、沢にでる、ここが以前来た記憶に残っている所のようだ。


 この辺りは粕川によって深くえぐられた渓谷になっていて、岩から染み出た水が凍ってツララに成っている。


 山は天然のダムだと言うが、岸壁からは沢山の水が染み出しているのが良く解る。


●不動大滝に着く

 忠治の岩屋は帰りに寄ることにして、先に行くと、不動大滝に着いた。


不動大滝

 滝つぼは、雪に埋まり、両側の岸壁はツララに埋め尽くされ、なかなかすばらしい景観だ。


滝をバックに記念撮影 染み出した水が氷壁になっている

 日が当たると氷が緩むのか、時折ツララが落ちてくる、写真を撮って、滝つぼをひと回りして、帰りは忠治の岩屋に寄ってみた。


忠治の岩屋の解説

 忠治の岩屋は火山活動で出来た洞窟のようで、この後ろに階段が有り中にも入れるようですが、今は鍵がかけられていて入れませんでした。


 国定忠治は天保11年11月から3ヶ月ここに隠れていて、「赤城の山も今宵限り・・・」のあった場所と書かれていました。


●記録

 駐車場 10:16 -(0:12)- 10:28 瀧み所 -(0:08)- 10:36 瀧澤不動尊 -(0:18)- 10:54 不動大滝 11:20 -(0:07)-


 11:27 忠治の岩屋 -(0:39)- 12:06 駐車場