崇台山
そうだいさん
標高299m
登山日2011年
6月 26日
群馬県安中市
  崇台山

●6mに出たい

 最近なんとなく思っていた、山歩きをする無線家たちは、6mの愛好者が多い。


 私は2mで開局したせいか、6mにはあまり縁が無かった、インターフェアーが出やすいというのもあり、常置場所にはアンテナも無い。


 以前、赤城山の荒山に行ったとき、ピコ6と釣竿ヘンテナを持って行き、山頂で無線運用した、下山途中でザックに取り付けた釣竿が無いことに気が付いた、ほとんど登山口まで戻ってしまったので、探しに戻る気にもならず、以来、6mとはご無沙汰に成っている。


 その後、釣竿は購入しておいたので、アンテナを張ることは出来るはずだが、無線機の方はしばらく電気を入れて無い、はたして壊れてないか、心配である。


 出かける前に、充電してある電池を入れて、スイッチを入れると、電源は入る、10mのアンテナがあるので、つないで みると、強力な局が入感する、受信は大丈夫みたいだ。


 何とか使えそうなので、支度をする。


●安中市、崇台山へ

 行き先は、昔行ったことのある、安中市の崇台山(299m)、赤城山なら標高があるので、電波の飛びも良いが、お天気が曇りで、何時降りだすかわからない。


 崇台山なら10分も歩けば山頂に着くので、降ってきたら、すぐに戻って来られる。


 安中市の板鼻から富岡に行く道を富岡方面に向かう、製材団地の辺りを右折するはずだが、曲がる所がわからない、注意深く走っていると、崇台山の道標がある。


 道標に習って右折して舗装された道を登って行くと、またもや、左側に道標が有る、群馬100名山に選ばれてから、登山道が整備されたようだ。


 崇台山は以前に2度来ていると思う、記録を調べたら、95年4月に初めて来て、そのときは、ルートがなかなか見つからず、山の周りを道を探して歩き回って何とか山頂に立つことが出来たような気がする。


 次の年96年の4月にも、無線仲間のアイボール会で崇台山に集まったような気がする、その時は鶏舎の所に車を停めて、山頂までわずかの時間で行ったような思いがある。


●昔と様子が違う崇台山周辺

 新しく作られた道標の所から少し登ると、入り口に鎖が掛けられた鶏舎があったが、昔の記憶と、かなり様子が違う、以前来た時と時期が違うので、様子が違うのは当たり前なのかもしれない、道には夏草が茂り、うっそうとしていて、入って行くのに気おくれしてしまう。


 昔歩き回った所を見てみようと、車を先に進めると、山の方向に左折する道がある、ここを行くと、またもや、道標がある、昔来たとき、この辺りも歩き回り、ルートを探したが、見つけられなかった気がする、ここも新しい道が整備されたようだ。


 ちょうど良いので、道端に車を停めて、この新しいルートを登ることにする、歩き始めると、雨で湿った下草のせいで靴の中が湿ってしまった、山用の靴を履いてこなかったのを後悔する。


登山口 山頂の三角点

 この道は送電線鉄塔の巡視路に成っているようで、磯部線68号の表示がありその先に鉄塔がある、くもの巣を除けて歩いて行くと、すぐに山頂に出た。


崇台山山頂 6mのヘンテナを組み立てる

 山頂の様子も以前と変わっていて、ベンチと、群馬百名山の道標が有る、沢山有る桜の木は、昔と変わらない、わずか299mの山頂ではあるが、なかなか展望も良い。


メイン?の登山道

 北側には、以前登った道が、下に伸びていて、もう一本登山道が有るようだ。


●早速6mにオンエアー

 写真を撮って、早速、6mのヘンテナを組み立てて、ピコ6のスイッチを入れて、周波数をワッチすると、強力な局が何局か聞こえる、Eスポが出ているようで、北海道がガンガン入って来る、以前ほかの周波数でつながった事のある、神奈川県の二文字コールのOMさんがいたので呼んでみたら、RS55で取ってもらえた。


 神奈川県の局長さんとつながった事に気を良くして、ピコ6+ヘンテナでも、電波は十分飛ぶようなので、あいている周波数でCQを出してみたが、こちらはさっぱり応答が無い。


 茨城県の移動局がいたので呼んでみたら、こちらはRS59のレポートをもらえた。


 曇りの天気に山頂に来る人はいないと思っていたら、散歩をしていたのか、北側の登山道から一人の男性が登って来て、私が登って来た道の方に下って行った。


 430MHzでもCQを出している局長さんがいたので、一局交信することが出来た。


●崇台山周辺をひと巡り

 久しぶりに6mで交信することが出来て、大満足の気分で、くだりは昔登った道を鶏舎の方に下り、あまりにも歩く距離が短いので、山の周りを一回りして、戻るこにした。


崇台山を見上げる 夏草が茂った道

 綱の張ってある道を下り途中から、左に曲がる、夏草が茂った道は、気持ち悪い、竹やぶの中の道はさらに気持ち悪いが、先に行くとすぐに、鶏舎の裏に出た、後は、車道を、戻った。