花が満開の大源太山、七ツ小屋山、シシゴヤノ頭 2011年6月4日


大源太山、七ツ小屋山、間に見えるのは 巻機山
大源太山、七ツ小屋山、間に見えるのは 巻機山

大源太山 標高1598m 新潟県南魚沼市(湯沢町との境界)


七ツ小屋山 標高1675m 群馬県利根郡みなかみ町(湯沢町との県境)


シシゴヤの頭 標高1472m 新潟県南魚沼郡湯沢町


●今年の谷川連峰

 ここ何年か、梅雨入り前の花の咲く時期に、谷川連峰に行っている、今年は未踏と成っている、大源太山、七ツ小屋山と決めていた。


 梅雨入前に行きたいと思っていたが、今年は10日以上も早く梅雨に入ってしまった。


 予定していた4日は、難しいかなと思っていたら、週が進むにつれて、天気予報が良くなってきた、この期を逃すといつ行けるか判らないので、当初の予定どうり4日に行くことにした。


●予定どうりの山行

 湯沢で高速を降りて、大源太キャニオンの登山口のある林道に向かう、駐車場に着くと、すでに数台の車が停められていて、3台分くらいの余地があった。



 私が止めるとすぐに、何台か来て、いっぱいになってしまった。



 支度をしていると、山ガールのいるグループが何やら楽しそうに出発していった。

大源太山登山口  

 今日は先が長そうなので、私もすぐに、出発する、沢音を聞きながら、杉林の中の道を歩いていくと、先行していたグループが、沢を渡っているところに出た。


沢を渡るグループ 「謙信ゆかりの道」の分岐

 ちょうど良いので、写真を撮って、後に続いて沢を渡ると、このグループは、私に道を譲ってくれた。


●大源太山へ

 先に行くとすぐに、シシゴヤノ頭に向かう「謙信ゆかりの道」の分岐があった。


 この後、沢を2ヶ所渡ると、3名のグループに追いついた、一人の男性は、緑色の秩父七峰の完歩賞の帽子をかぶっていた。


 ここでも先に行かせてもらい、沢に沿った道を登ると、ロープの張られた渡渉点に着いた。


 ロープを伝って、慎重に岩に飛び移り、何とか渡渉する事が出来た。



 帰りはシシゴヤノ頭を廻って下る予定なので、ここを通らなくてもすむ、すこし気が楽だ。


ロープの張られた渡渉点  

●急登を登る

 登山道はここから沢を離れて、急登の尾根を登ることになる、登山道左側にトラロープが張られていて、一気に高度が上がって行く。


沢を離れると急登が始まる シシゴヤ沢の雪渓

 歩き始めて一時間くらい経ったので、休むことにする、登山道左側に、シシゴヤの頭と、シシゴヤ沢の雪渓が見える。


 登山道には花も沢山咲いている、イワウチワや、カタクリなど、コブシの花は少し遅いようで、茶色くなってしまっている。


登山道には花が沢山咲いている 緊張した狭い尾根

 森林限界を超えると、展望が良くなってくる、登山道左側に、雪渓のある大きな山塊が間近に見える。


 天気がよく暑い、コバエなどの虫がうるさい、両側の切れた岩場があり、緊張する。


まじかに見えた巻機山
まじかに見えた巻機山

 展望の良い岩場で休んでいたら、途中で追い越した3名のグループが登って来た、雪渓のある大きな山塊は、エアリアマップで調べたら、巻機山のようだ。


●大源太山山頂へ

 この後わずかの登りで、あっけなく大源太山の山頂に立つことが出来た。


 山頂は南北に長い、3名のグループは北側で食事を始めたので、私は南側で、無線機を取り出して430MHzでCQを出すと、小千谷市の局長さんが取ってくれた。



 無線も出来たし、十分休憩したので、七ツ小屋山めざして斜面を下ることにする、鎖が二段、トラロープが2本で急な岩場を下ると、藪の中にシラネアオイが咲いていた。


  大源太山の山頂

●七ツ小屋山へ向かう

登山道に沿って咲くカタクリ 大源太山

 振り返ると、下って来た大源太山の姿が素晴らしい。


ショウジョウバカマ 名前が判らない?

 この道はさながらお花畑のようで、シラネアオイ、カタクリ、ショウジョウバカマや名前の判らない花など沢山咲いている。


縦走路に出る 七ツ小屋山山頂

●にぎやかな七ツ小屋山山頂

 快適に下った後、登り返すと、待望の縦走路に出る、この道にも、シラネアオイや、カタクリが沢山咲いていて、わずかの時間で、七ツ小屋山の山頂に着いた、これで、馬蹄形縦走路のピークは全部踏んだ事になる。


 驚いた事に、七ツ小屋山の山頂には、山ガールのいたグループがにぎやかに食事をしていた、グループのリーダーらしき人は、マナーの悪いことに、三角点に腰掛けていて、写真を撮る事も出来ない。


 私は、山頂標識の南側の斜面に、ザックを下ろして、アンテナを組み立てて、マナーの悪いグループが居なくなるまで、写真を撮ったり、食事をしたりして待つことにした。


 このグループは、シシゴヤノ頭から、登って来たようで、帰りも同じルートを戻って行ったのには驚いてしまった。


 無線は、何度か交信したことのある、Kさんと、Sさんが呼んでくれて、大源太山で交信した小千谷市の局長さんも呼んでくれた。


 熱心に写真を撮っていた、2名の登山者が、やはりシシゴヤノ頭から登って来たようだが、話を聞くとロープの張られた渡渉点まで行って、渡るのを嫌って、「謙信ゆかりの道」まで戻りシシゴヤノ頭から登って来たようだ。


 沢を渡るのが、大丈夫かと聞かれたので、問題ないと、答えてあげた。


 この後、二人は大源太山方面に向かったようだ。


●縦走路を蓬峠方面へ

 七ツ小屋山から、蓬峠方面は、快適な下りで、沢山の花の咲く道を、写真を撮りながら、のんびりと下った。


谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳 朝日岳、笠ヶ岳、白毛門

蓬方面から見る七ツ小屋山 シラネアオイ

●蓬峠まで行ってみる

 シシゴヤノ頭の分岐に着いたが、蓬峠が見えない、峠が見えるところまでと思い、少し行ってみると、10分位で、蓬ヒュッテに着いてしまった、これで土合から、七ツ小屋山までの縦走路を踏んだ事になる。


谷川連峰と蓬ヒュッテ

●シシゴヤノ頭へ向かう

シシゴヤノ頭への分岐 名前がわからない花

 蓬ヒュッテから戻り、シシゴヤノ頭に向かう稜線に入る、縦走してきた、大源太山、七ツ小屋山、を見ながら花の沢山咲いている道を、快適に歩く。


シラネアオイが咲きみだれるシシゴヤノ頭への道

雪渓があった シシゴヤノ頭

●無線も出来た

 途中雪渓などもあるが、硬くしまっていて歩きやすい、ピークを一つ越えると、シシゴヤノ頭に着いた。


 せっかくなので、無線機を取り出して、CQを出すと、運良く新潟の移動局に取ってもらえた。


名前の判らない花 水場で一休み

●荒れたルートを下る

 シシゴヤノ頭からは急な下りになり、ルートは判りやすいが、滑りやすい荒れた道だ、雪渓も何ヶ所かある、九十九折に成った藪っぽい道だが、名前の判らない花が咲いている、そしてシラネアオイがずっと下まで沢山咲いていた。


 水場で一息ついて、下って行くと、倒木が道を塞いでいた。


倒木が道を塞いでいる 雪渓の上には滝が

 下るにつれ沢音が大きくなってきて、「謙信ゆかりの道」の道標のある、分岐に出た。


●記録

 駐車場 7:05 -(0:10)- 7:15 沢を渡る -(0:02)- 7:17 「謙信ゆかりの道」分岐 -(0:13)- 7:30 沢を渡る -(0:39)- 8:09 休憩


 8:16 -(1:17)- 9:33 休憩 9:45 -(0:11)- 9:56 大源太山山頂 10:20 -(1:20)- 11:40 七ツ小屋山山頂 12:36 -(0:32)- 13:08


 シシゴヤノ頭分岐 -(0:10)- 13:18 蓬峠 -(0:10)- 13:28 シシゴヤノ頭分岐 -(0:32)- 14:00 休憩 14:10 -(0:07)- 14:17


 シシゴヤの頭 14:40 -(1:07)- 15:47 水場 15:52 -(0:12)- 16:04 「謙信ゆかりの道」分岐 -(0:15)- 16:19 駐車場