矢ヶ崎山 (ヤガサキヤマ) |
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標高1184m | |
登山日2010年12月26日 | |
長野県北佐久郡軽井沢町 | |
矢ヶ崎山山頂 |
●今年最後の山歩きは、軽井沢の矢ヶ崎山
矢ヶ崎山は95年9月23日に行っている、軽井沢の離山に登った後に、矢ヶ崎山に行ったようだ。
山頂を踏めなかった事だけが印象に残っていたが当時、パケット通信の掲示板に書いた文章を読み返してみたら、登山道から軽井沢プリンスホテルスキー場のゲレンデに出てしまい、丁度ゲレンデの工事中で目の前に山頂が見えているにもかかわらず取り付く場所がわからず、撤退したようだ。
まだ山歩きを始めて日も浅く経験も乏しかったのでルートが見つけられなかったという事もあるし、季節がら藪っぽい登山道が見つけにくかったのかもしれない。
言わば15年来のリベンジという訳である。
碓氷峠の旧道を登るとほとんど車が走っていない、峠の上部に近ずくと落葉した木々の間から矢ヶ崎山が見えてくる、山頂の直下には、リフトの降り口があってすでに営業を開始している。
●矢ヶ崎山に向けて歩く
碓氷峠を上りきったカーブの広場に車を停めて支度をして歩き始めると、軽井沢方面から熊谷ナンバーのステップワゴンが入って来て私の車の脇に停めた、登山者では無さそうだしなんかうさん臭い。
もしかして車上あらし? 少し上りかけたが忘れ物を取りに来たふりをしてナンバーをメモしてしまった。
私の車にあるのは古くて価値の無い無線機とカーナビくらいなのでプロ? の車上あらしだったら多分仕事はしないだろう。
送電線の巡視路と思われる登山道は枯れ葉に埋もれているがルートは明瞭で快適だ、浅間下ろしの風が冷たい。
●山頂直下は人口雪
何本かの鉄塔を越えると雪が積もったスキー場のゲレンデの上部に出た、まわりにはあまり雪が無いのにここだけ沢山の雪が有るので人工降雪機で作った雪だろう、登山道は左の樹林の中に向かうが昔来た時はこのあたりからゲレンデに降りてしまったような気もする。
落ち葉の登山道 | 人工雪 |
雪は10センチくらいで硬くしまっているので歩くのには全く問題ない、登山道を登って行くと、スキーヤーが ゲレンデをすべり降りてくる冷たい風を吹き降ろす浅間山が美しい。
ゲレンデに出る | 山頂直下 |
ゲレンデより一段上の薄く雪が積もった登山道を登るとすぐに山頂に出た。
●予想もしなかった素晴らしい山頂
高岩、谷急山、稲村山 | 稲村山、裏妙義 |
山急山(五輪岩) | 軽井沢プリンスホテルスキー場 |
山頂からの展望はまことに素晴らしい、高岩、妙義山の谷急山、稲村山、山急山(五輪岩)などが並ぶ、こんな景色は期待して いなかったのでしばし見とれてしまった、西側は二本のゲレンデが軽井沢の町の方に下りその上には浅間山がこちらも大変美しい。
写真を撮って早速無線の準備に掛かる430MHzの八木アンテナを組み立ててからまずは1200MHzでCQを出すと数局から呼ばれつぶしあいで変調が取れない結局3局交信することが出来た。
430MHzは筑波山移動の局がCQを出していたので、呼んでみると一発で取ってもらえた。
目的は達したのでサンドイッチを食べて下る事にする、自分で付けたトレースをたどり登山口に降りると車は無事であった。
自分で付けたトレース |
●記録
登山口 9:15 -(0:35)- 9:50 矢ヶ崎山山頂 10:30 -(0:25)- 10:55 登山口
軽井沢の山で以前から登ってみたいと思っていた山に、愛宕山がある。
愛宕山 (アタゴヤマ) |
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標高1174m | |
軽井沢町 | |
愛宕山山頂 |
●軽井沢のまちへ
矢ヶ崎山を下ってから旧軽井沢の町に向かう、駅前を北上し並木道の所まで行くとナビは近くに着いたと案内をやめてしまう、役に立たないナビだ。
並木道のところから、東に入る道が何本か有るので、適当に入ってみると、別荘地の坂の道を上るが、愛宕山に近ずかないで、下ってしまう。 しかたがないので、教会へ行く道に入り、二つ目の分岐を左に入ると、狭い道は急坂を登り、愛宕神社参道の案内があるが、駐車する余地が無い。 |
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愛宕神社参道の案内板 |
こんな所を車でうろうろしていると別荘に住む人から怪しまれそうだし狭い道はすれ違いさえ出来ない、幸い今の時期はあまり来ている人がいないようで道を探すのには好都合だ。
●車を置いて歩き出す
少し下ってさらに東の道を登るとちょっとした三叉路があり周りの家も留守のようなので、車を置いて愛宕神社参道 の方へ行ってみる。
参道の階段 | 社、古峰神社 |
落ち葉に埋まった急な道を登ると階段があり、左に曲がると鳥居があって柱状節理のような岩を背に社があった、地形図 によるとこの上が愛宕山のようである社の右側に立派な道が有るので行ってみる。
●カモシカが
しばらく歩いてふと右の方を見ると、カモシカがこちらを見ているさらにその先にももう一頭のカモシカがいた。
カモシカ1 | カモシカ2 |
つがいのこの山の主かもしれないちょっと通らせてもらうよ、と声をかけるとカモシカは走って行ってしまった。
道を行くと山頂に行く事は無くまた岩場に出て行き止まりになってしまった、下には人家もある。
行き止まり | 立派な社 |
●愛宕山山頂
仕方がないので斜面を適当に登ることにする、急な斜面をしばらく登るとまた社があった。
今度の社の方が立派で西に向いて立てられていて、正面にはなんと階段が下に伸びていた。
社の南側に三角点があり、「皇太子浩宮徳仁親王殿下お手植の松」があり先には携帯の基地局のようなアンテナもあった。
愛宕山山頂に間違いないので写真を撮って、430MHzでCQを出すがあいにくロケーションが悪く応答が無い、何度か CQを出したが応答は無く風が強く寒いので下ることにする。
階段を下りたいところだが車にたどり着けないと困るので東側の斜面を適当に下ると、登って来た道に出た、下の社に戻って岩場の西の方に行ってみると東側の道よりも良い道が下に伸びていた、ためしに下ってみると下から登って来る舗装された車道に出て立派な別荘も建っている、車道を先に行けば社に登る階段がありそうだ。
無線は不発であったが、山頂が踏めたので、まずまずであった。 | |
古峰神社へ行く道 |
●記録
11:40 -(0:20)- 12:00 愛宕山山頂 12:25 -(0:18)- 12:43
このまま帰るのも良いが、時間はまだ早いのでもうひとつ登ることにする。
天丸山 (テンマルヤマ) |
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標高1343m | |
群馬県吾妻郡長野原町 | |
天丸山山頂 |
●天丸山へ
天丸山は浅間牧場の中にある山でわざわざ行くような山ではないので、こんな時に登るのに丁度良い。
車に戻って白糸ハイランドウェイに出る、いまだに有料道路なので不思議に思ってしまう、走るにつれ雪が深くなってくる こちらは天然の雪だ、冬タイヤだがだいぶ古いので効果のほどには不安があるそれに今日はタイヤチェーンを持ってくるのを忘れてしまった。
道路は全面雪 | 氷のオブジェ |
白糸の滝のところには氷のオブジェみたいな物もあった、峰の茶屋に出ると道路に雪はなく浅間牧場に向かう。
●浅間牧場から
牧場に着くとうっすらと雪が積もっている、登山靴は履いたままなのですぐに出発する、雪は多くても10cmくらいだ、 犬を連れた親子が遊んでいる、登って行くとスノーシューの痕が付いている。
雪が少し積もっていた | 浅間牧場の案内板 |
地形図を持ってきたが遊歩道には「天丸山、白糸の滝」の案内板があるので迷うことはない。
トイレのある大きな案内板のところから道路に出て、後は道なりに行くと天丸山の直下に着く。
●天丸山山頂
山頂はすぐそこ | 鼻曲山 |
山頂には大きな山名標識と三角点があって展望は良い、浅間山はもちろん四阿山、白根山、近くに浅間隠山、鼻曲山 など、これでかぜがなければのんびりしたい所だが、あいにく寒くて居られない。
周りを山に囲まれている状況なので思ったとうり電波の飛びは良くない、CQを出してみたがすぐにあきらめて下にあるコンクリートのシェルターの中で、風を避けて遅い昼食をとり帰ることにする。売店の方へ戻ると3名の若者がスノーシューで遊んでいた。
●記録
駐車場 1:25 -(0:44)- 2:09 天丸山山頂 2:35 -(0:30)- 3:05 駐車場