谷川連峰
朝日岳
(アサヒダケ)
標高1945m
登山日2006年10月28日
群馬県利根郡みなかみ町
  朝日岳山頂

●一ノ倉の大岸壁が見たい

 白毛門から一ノ倉の大岩壁が見たい、以前から思っていたが、なかなか出かけられなかった、紅葉には少し遅いかもしれないが、雪の来る前にと行くことにする、出来れば朝日岳まで行ってみたい。


 白毛門へは、95年の9月に、無線仲間のYさんと登っている、このとき天気は雨模様で、一ノ倉の大岩壁は姿を見せてくれなかった。


 土合橋の先の広場に車を停めて、白毛門への急な登山道を登りだす、紅葉はなかなか綺麗だ。


急登を登る 登山道の紅葉

 でも天気はあいにくだ、雨にはならないようだが、ガスがわいている、樹林越しに一ノ倉沢の雪渓がわずかに見えただけで、ガスはあたりを覆い隠してしまった。


●あたりはガスで見えない

 松ノ木沢の頭についてもあたりは全く見えない、しばらく休憩して、白毛門に向かう、山頂についても、一瞬晴れ間が出るが、またガスで、遠くは見えない、山頂で休むことも無く、笠ヶ岳を目指して、笹原の道を下る。


笠ヶ岳へ向かう
霧の中に顔のような岩

●笠ヶ岳の登りはきつい

 鞍部に着くと、笠ヶ岳への登りが正面に見える、この登りがきつい、何度も休みながら笠ヶ岳へ登って行くと、一人の女性が登ってきて、追い越していく、馬蹄縦走をするそうだ。


笠ヶ岳への登り 清水峠方面

●天候が回復してくる

 笠ヶ岳の山頂に着くと、北側の天候は良くなってきて、青空ものぞいてくる、無線は帰りにするとして、そのまま朝日岳に向かう、登ったり下ったりの辛い道が続くが、大源太山や、七ツ小屋山、遠く湯沢の町なども見えてくる、初めて見る展望だ、幾つものピークを越えると、正面に朝日岳が見えてきた、山頂には登山者が居るようだ。


朝日岳 登ってきた峰々

 疲れた体に鞭打って、朝日岳の山頂に着く、振り返ると、回復してきた天候に、登ってきた峰が、見とうせた。


●朝日岳の山頂

清水峠に向かう女性 朝日岳山頂で

 先に登っていた女性は、清水峠に向かっていった、先の事を考えるとゆっくりしていられない、無線は430MHzで一局、食事もそこそこに、下山に掛かる、何名かの登山者が登ってくる、笠ヶ岳に戻ると、ここでは430MHzで二局交信できた、白毛門に向かって下り、鞍部から振り返ると、歩いてきた道が見える、朝日岳方面は、途中のピークにさえぎられて、見ることは出来なかった。


●ゆっくりしていられない

従走路が続く 笠ヶ岳と小烏帽子

 白毛門で少し休んで、下り始めると、登ってくるときには見えなかった、ジジ岩とババ岩が、仲良く並んでいる。


ジジ岩とババ岩 松ノ木沢の頭

 一ノ倉の岩壁は、雪渓がかすかに見えるだけで、ついに姿を現すことはなかった、下るにつれ膝が痛くなり、ビッコを引いて駐車場まで戻った。


●記録

 駐車場 6:40 -(1:59)- 8:39 松ノ木沢の頭 8:45 -(0:45)- 9:30 白毛門 -(0:55)- 10:25 笠ヶ岳 -(1:12)- 11:37 朝日岳 12:16


 -(1:05)- 13:21 笠ヶ岳 13:42 -(0:43)- 14:25 白毛門 14:40 -(0:15)- 14:55 松ノ木沢の頭 -(1:59)- 16:54 駐車場


2006年10月 foxtrot