花満開の「角間山」「鍋蓋山」 1999年 8月 8日

 
角間山(1981m)
(カクマヤマ)
鍋蓋山(1829m)
(ナベブタヤマ)
吾妻郡嬬恋村 
  角間山山頂

●花満開の山

 以前から機会を見て登りたいと思っていた、「角間山」「鍋蓋山」に行って来ました。


 「角間山」の登山口は雪山賛歌の碑の有るところに2ヶ所有る。駐車場の反対側からスキー場のゲレンデに登る道が近いので、多くの人が行かれているようであるが、道が「湯ノ丸山」方面に向かう為、近道して角間峠方面に入り込むと、たいへんな事に成るようだ。


 私もゲレンデに入り、少し薮の中を歩いてみたが、とても行けそうもないので、すぐに諦めて道路に戻り、東京理科大の山の家に入ってみた、入り口には小さな道標が付けられている、山の家の前を通ると立派な道が沢に沿って付けられていて、快適に歩くことが出来た。


 沢に沿って登る道は左に急角度に曲がり、やがて樹林帯を抜け、笹原の快適な道になる、下界は好天なのに、山はガスに包まれて、展望は全くダメだ、どうもこの山域は私にとって相性が良くないようで、以前「湯ノ丸山」に登った時も曇りで、晴れた事がない。


マツムシソウ  

 でもこの辺りから花が咲いている、シモツケソウ、ホタルブクロ、ハクサンフウロ、アザミ、ヤマオダマキ、ツリガネニンジン、その他沢山咲いている。


 花を楽しみながら快適に歩いていると程なく、角間峠に出た、休む程でもないので、そのまま角間山方面に入る、花の種類はさらに増えて、ヤマハハコ、クガイソウ、ヤナギラン、ワレモコウ、オオバギボウシ、オヤマボクチ、アキノキリンソウ、カワラナデシコ、シシウド、山頂に近ずくと、マツムシソウも出てきた、その他名前の解らない花多数。


   

●角間山山頂

 「角間山」の山頂に立っても360度ガスで展望は全くダメであった、6mのヘンテナを立ててワッチすると2エリアが聞こえてきたので、期待できそうだと思ったが、たちまち、コンディションが下がり聞こえなくなってしまった。


 長野市の移動局にお声がけし、430MHzのメインを出したところ、いきなりJF9*** Kさんの声が聞こえてきた、Kさんは槍ヶ岳に登っていて、日帰りとの事であった。


 その後、黒姫山移動のJE1*** AさんともQSO出来て、なかなかラッキーであった。


 鍋蓋山へ行く道は、角間山山頂から北に大変良く整備された道が続いていた、殆ど行く人もいないと思われるのに、なんと良く整備されているのかと感心してしまった。


 途中、大きな岩に遭難碑がはめ込まれ、隣には東屋が建てられていた、鍋蓋山山頂は、立派な山頂標識と、かつて雨量計でも設置してあったのか錆びた2m程の鉄の櫓が有るだけで、ここでもガスに覆われて、展望はまったく得られなかった。


 430MHzで一局QSOして早々に山頂を後にした。


●記録

 登山口 9:00 -(0:10)- 9:10 ゲレンデを下り山の家の登山口 -(0:40)-9:50 角間峠 -(0:29)- 10:19 角間山山頂 11:40


 -(0:29)- 12:09 鍋蓋山 12:40 -(0:42)- 13:22 角間山 13:45 -(0:46)- 14:31 駐車場


1999年 8月 8日 foxtrot