菅峰(カンポウ) (1474m) |
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丸岩(マルイワ) (1124m) |
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吾妻郡長野原町 | |
菅峰山頂 |
●連休最後に
5月5日、朝起きると、朝日がまぶしい、夕べの雨が嘘のようである、こんな良い天気に山にいかない手は無いと、すぐに仕度をして、家を出た。
行き先はかねてより行ってみたいと思っていた、「菅峰・丸岩」である。
途中のコンビニで食料と、130選のコピーを取る、国道406号は、大戸から先は初めてであるが、一本道なので迷うこともなく須賀尾峠の登山口に着いた。
まずは「菅峰」に登る、6mの無線機も持ってきたのでザックが重い、風が強く、雨も混じっているが、濡れるほどではないし、青空が見えているので、そのまま登る。
この山は迷いやすいと聞いていたので、コピーを確認しながら、赤テープと、ときどき振り返って、帰りの道を確認しながら登ったが、終始踏み後はしっかりしていて、迷い安そうな所は殆ど無かった。
菅峰より北側の展望 |
山頂直下の狭い鞍部を過ぎると急登になり展望が開けてくる、山頂から北に延びる尾根に登り上げると、雪を被った、白根山や渋峠方面がすばらしい、白砂山は雲の中だ。
反対側に行くとすぐに山頂に着いた。
●菅峰山頂
「菅峰」1474mの山頂には、2等三角点と、発泡スチロールの板に「菅峰」と書かれた粗末な標識が木の枝に突き刺されたのが有るだけで、寂しい山頂である。
探してみたがG氏の標識も無かった。
どなたか今度登る方がいましたら、山頂標識を持っていって付けてもらいたいものである。
南側は樹林越しに、「浅間隠山」「剣の峰」「角落山」などが見えていた。
50MHzのヘンテナを組みたてて、3局ほどQSOし、榛名「二ッ岳」に登っていたJR1*** Sさんと1200MHzでQSOして、山頂を後にした。
●丸岩
車に戻り、6mのリグを置いて、今度は「丸岩」に向かうことにした。
車を動かすのが面倒なので、「子育て地蔵」の所から歩き始めると、立派な登山道がある。
これに間違いないと登ると、どんどん高度が上がっていき、疲れも出てきて、休み休みの歩きとなる。
左から合流する道が有るはずなので、注意しながら歩くが、それらしい道が無い、それに道は上へ上へと続いている、「丸岩」はそんなに高いはず無いので、おかしいと思ったが、右の方には高まりが有るので、これが「丸岩」の南のピークだと思ってさらに登ってしまった、所々に赤テープがあり、踏み後もしっかりしていた。
正面が崖に成っている鞍部に出たら右には岩峰があり、左にはさらにピークがある、「丸岩」が右のはずが無いので、左のピークに登り上げると、狭い岩場で展望が良い、北側の眼下に「丸岩」と思われる樹林帯が見える、視線を上げると「王城山」と思われるピークも見える。
どうやら「丸岩」の南のピークに登ってしまったようだ、130選に書いて有る、「子育て地蔵」から、「丸岩」登山口に向かう道は無いか薮に埋もれてしまったようだ。
先に「丸岩」が見えるので、北に向かって行ってみたが、数歩で崖に突き当たり行きづまってしまった。
登って来た方に戻り始めたら、右に尾根が延びているので、思い切ってそちらに行ってみた。
しかしその尾根もすぐに行きづまってしまったので、左側の歩き安そうな所を下ると、新しい踏み後が下に続いていた、やはり同じ事をする人が居るんだと納得して、踏み後をたどると、岩峰の基部を巻いて、しっかりした踏み後が現れてきた。
岩峰はかなりの崩落が有るようで、大きな石のガレ場になり、木の二股に50cm角位の岩が挟まっているのがあった、杖でつついてみたが、しっかりはまりこんでいて、はずれそうも無かった。
やがて下にしっかりとした道が現れて、そこをたどると、わずかの時間で、G氏の標識のある「丸岩」の山頂に出た。
山頂といっても樹林帯で北側に国道145号と吾妻川、人家などが見えるだけの所である、コーヒーを入れて、430MHzでCQを出してみたが、予想どうり、応答は無かった。
130選の情報のいい加減さにあきれたが、地形図を持っていながら、それが見破れなかった、自分の力のなさを不甲斐なく思う山行でした。
●記録
須賀尾峠 9:31 -(1:07)- 10:38 菅峰山頂 12:11 -(0:54)- 3:05 須賀尾峠 -(1:05)- 14:10 丸岩山頂 14:35
-(0:22)- 14:57 須賀尾峠
1999年 5月 foxtrot