落ち葉を踏んで大屋山(オオヤサン)
標高1080m
甘楽郡南牧村
登山日1998年12月30日

●98年最後の山歩き

 12月30日、98年最後の山行に、西上州の「大屋山」1080mに行って来た。


 南牧村、山仲の「大屋山」の登山口付近には、いくつかの案内板があって、ちょっと迷ってしまった、道路右側に荷揚げ用のモノレールの有る広場が有ったので車を停めた。


 ガイドブックのコピーを片手に歩き始める、荷揚げ用のモノレールは、林道が出来た為、現在は使われていないようだ、途中林道工事で解りにくい、蓼沼の民家の所がまた工事のため解りにくい。


 それにしてもこんな山奥に人が住んでいるとは驚きである。


 コピーには民家の裏を通ってと有るので、適当にそれらしい道を西に進むと沢があり、沢に沿って登ると、登山道は沢を渡って、杉林の中に続いていた。


 杉林の中をしばらく登る、上空に送電線があって風があるので不気味な音を立てている、やがて蓼沼明神宮と「大屋山」の三叉路があった。


 蓼沼明神宮へは案内板に細い字で3分と書いて有ったので行ってみると、石の祠と休憩舎があり、池塘は枯れて大きな霜柱が有るだけだった。


●落ち葉を踏んで

 5分ほど休憩してまた歩き始める、「大屋山」方面に直接向かう道があったので分岐に戻らずに、そちらに向かう、杉林が雑木林に変わると沢山の落ち葉があり、展望が開ける「鹿岳」「四ツ又山」方面が素晴らしい、一旦下って登り上げたところが、三角点のる「大屋山」山頂だった。


 山頂は狭く、三角点には測量用のダンダラ棒がワイヤで取り付けられていて、棒に付けられた旗が、風に煽られてバタバタ音を立てている。


 西側の木が切られていて、正面に「碧岩」「大岩」が目線の高さにある、北側に目を向けると「立岩」は少し高い、「毛無岩」はこの方面から見ると一際とんがっていてあの上に立てるなんてとても思えないくらいだ。


●展望が良い

 標高が低いので遠くの山は見えないが、西上州の山々が素晴らしい、「小沢岳」の隣には最近登った「檜沢岳」が大きな瘤のような岩峰で横たわっている。


 南には「両神山」鉄塔の向こうには、「御座山」も見える、「八ヶ岳」方面は雲に覆われていて全く見えない、天候は下り坂のようで、風が強く寒い、北側に少し下った所にザックをおろし、”緑のタヌキ”を作る。


 1200MHzでCQを出したら、幸運にも、足利移動局が取ってくれた。


 6mのヘンテナを立てて、ワッチするが変調が全く入らない、レピーターで伊勢崎ローカルのOM局がいたので、お声がけすると、6mに出てくれて、59でつながり、アンテナは大丈夫そうなので一安心した。


●記録

 登山口 8:40 -(0:50)- 9:30 蓼沼 9:35 -(0:17)- 9:52 大屋山山頂 11:24 -(0:44)- 12:08 登山口


1998年12月 foxtrot