至仏山(シブツサン) | |
標高2228m | |
笠ヶ岳(カサガタケ) | |
標高2058m | |
登山日1998年 9月26日 | |
水上町、片品村 | |
笠ヶ岳山頂で |
●兵庫のOさんが来る
9月26日兵庫のOさんが来て「山と無線」のメンバーが至仏方面に登るというので、同行させていただいた。
天気予報は雨、気の重い出発である、玉村を出る頃はなんとかもっていたが、関越道に乗ると激しい雨だ、ところが沼田に着くと雨は止んで青空が出いる、白沢村の道の駅で合流、尾瀬戸倉に向かった、乗合タクシーで鳩町峠へ着くと、尾瀬ヶ原に行く人達がたくさんいる。
JF9*** Kさん、7N1*** Nさん、JI3*** Oさんの3名が先行して歩き始める、この3名は「至仏山」と「笠ヶ岳」の両方を登るという、歩くのが速くすぐに見えなくなってしまった。
正面に笠ヶ岳 |
しばらく登ると視界が開け、正面に「笠ヶ岳」が美しい、写真を撮っていると、JA1*** Sさん、JO1*** Mさんが追いついてきた、この二人は今日は「笠ヶ岳」に登るようだ、一人遅れた私に早く三人を追いかけろとけしかける。
オヤマ沢田代の草紅葉 |
笠ヶ岳との分岐を過ぎ、小至仏の登りに掛かる、谷川や尾瀬ヶ原の草紅葉が美しい、小至仏を過ぎると、先行の3名が至仏山頂に着いたとハンディー無線機で連絡が入る、至仏山頂はガスの中だ。
燧ケ岳と尾瀬ヶ原 |
滑りやすい岩場を登る、登山者がたくさんいるので抜かすのがたいへんだ。
山頂手前で、山と無線グループ3名が降りてきた、山頂は人だらけだという、連絡を受ける。
●至仏山頂に着いた
山頂に着いてみると、相当な人数の登山者が休んでいる、墓石のような大きな山頂標識と多数の登山者のざわめき、360度ガスで、がっかりしてしまった。
無線でJA1*** Sさんを呼び出し、奥の手交信でQSLカードを確保、ドラ焼きをかじって、8分で下山に移る、あまりにつまらない「至仏山」なので、私も「笠ヶ岳」に行くことにする。
「小至仏」を過ぎ、「笠ヶ岳」方面に入る、道は下り気味で、僅かに登ったところの登山道脇の木に「悪沢岳」と書かれたKUMOが取り付けられていた。
その先登山道はどんどん下っていく、正面に「笠ヶ岳」と「小笠」が見える、ペースが速すぎて、疲労が激しい、JA1*** SさんとJO1*** Mさんはだいぶ前に山頂に着いているようだ、先行の3名は「小笠」の脇を通過中で、私はだいぶ遅れている。
登りに掛かるが疲労のせいでなかなか先に進めない、最後の急登では2,3歩登っては息を整え、また2,3歩登るというような状態でやっとの事で山頂に着くことが出来た。
●笠ヶ岳山頂
「笠ヶ岳」山頂からは眼下にナラマタダムが見え、展望も素晴らしい。
いつものように1200MHzでCQを出し、2局程QSOしたところで、下山に成った。
オーバーペースがたたり、思ったとおり膝が痛くなり、おまけに杖の先のゴムが取れて無くなってしまい、下りも私一人遅れてしまった。
山と無線の健脚グループとは2度と一緒に登らないゾ!と誓ったのだった。
1998年 9月 foxtrot