西上州の低山御堂山に登る

 
御堂山(ミドウヤマ)
標高878m
下仁田町
登山日1997年 2月 8日
  じじ岩、ばば岩

●山を探す

 2週間ほど山に行かないとまたどこかに行きたくなってガイドブックを物色する日々が続いた。


 西上州の山域には未踏の山が沢山ある、残雪が予想されるこの時期比較的楽そうな、御堂山に行くことにした、帰りに Oさんが発見した妙義山の「金鶏山」の登山口を確認することも出来る。


 藤井関所跡の脇にある林道に入ると予想どうり道は荒れている、車の腹を打たないよう注意深く進め、林道中程まで行った左側に広い所があったので、ここに車を止めることにした。


 歩き始めると、切り倒された杉の木が林道の半分程も塞いでいて、4駆でも林道終点までは入れそうもない。


 登山道は枯れ沢に沿って付けられていて、踏み後のはっきりしないところもあるが、良く見ると杉林の所々に赤テープや赤のペンキがあるので、それを頼りに登って行くと、岩場があり、ロープが付けられている。


 「2m滝」のようだが、水が無いので滝になっていない。


 登山道は全体的に急登で足場も悪い、左手の上の方、木の枝越しに、じじ岩ばば岩の岩稜が見える、登山者がいるようで、話声が聞こえてくる、15cm位も積もった落ち葉をラッセルして杉林をぬけると、じじ岩ばば岩との分岐のコルに出た。


 ここでひと休みしていると、岩の方から3名の登山者が降りてきた、どのくらい時間がかかるのか聞くと、15分くらいで行けるとのことであった。


●じじ岩ばば岩

じじ岩ばば岩

 時間はたっぷりあるので、じじ岩ばば岩の方に行ってみる事にした。


 じじ岩ばば岩はコルからのびた尾根の先にあるが、手前にも大きな岩があり、その岩の右側を巻くようになっている、踏み跡は沢山あるが、足場は悪く木の枝などに捕まりながら注意深く進むとじじ岩ばば岩の基部に出た。


荒船山

 細い岩はよく折れないものだ、写真を何枚か撮ってしまった、此処からは南側の展望が良い、物見山や荒船山の経塚山などが良く見える。


 コルに戻り御堂山山頂をめざす、相変わらずの急登だ、奴居出(ぬいで)方面の分岐を過ぎると、平坦な稜線歩きになるが、右に折れて山頂に直登する所がまた、砂のざれ場で急登だ、右に大桁山を見るとすぐに山頂にでた。


●御堂山山頂

裏妙義の岩峰 妙義山

 山頂からは妙義山の展望が良い、先に登っていた3名の登山者がタイミング良く降りていったので、心置きなく無線が出来る、結局最後まで誰にも会うことは無かった。


 食事もそこそこに1200MHzでCQを出してみたが、思わしくない、6mにスイッチしてCQを出したが、こちらもあまり良くない、それでも加須市とつくば市の2局QSOする事が出来た。


 430MHzのレピーターでモービル移動中のJR1C** Sさんと話をしてから再び1200MHzでCQを出すと、Sさんが1200MHzにも移ってくれた、伊勢崎移動でも59である電波は飛んでいるようだ、応答が無いのは電波が飛ばないのではなく、聞いている局がいないせいのようだ、その後何とかこちらでも邑楽郡と新田郡の2局と交信し山頂を後にした。


 最近何名かで登る機会が多く、それはそれで楽しいが、一人で行くのも、のんびり無線が出来て気楽で良い。


●記録

 車を止めた所 9:43 -(0:07)- 9:50 林道終点 -(0:25)- 10:15 じじ岩ばば岩分岐 10:21 -(0:09)- 10:30 じじ岩ばば岩 10:49


 -(0:08) -10:57 奴居出分岐 -(0:23)- 11:20 御堂山山頂 13:30 -(0:18)- 13:48 じじ岩ばば岩分岐 -(0:25)- 14:13 車を止めた所


1997年 2月 foxtrot