岩櫃山(イワビツヤマ) | |
標高795m | |
群馬郡吾妻町 | |
登山日1996年10月27日 | |
郷原駅から岩櫃山 |
●仕事が忙しい
今年は仕事が忙しい、年末までの数少ない土曜日の休みが全て休日出勤となってしまい、只でさえ山行の機会が少ないのにそれに追い打ちをかけられてしまった、とはいえサラリーマンに取ってコマーシャルが忙しいのはありがたい事である、そう文句も言えない、そんな中今が紅葉の見ごろに成っていると思い、岩櫃山に行くことにした。
10月27日、日曜日、晴れだ昨日は風が強かったが、今日は穏やかで最高の山行が期待できる。
国道17号で渋川に行き、吾妻川南岸の道を中之条から郷原駅をめざす、最近353号線よりこちらの道の方が何となく気に入っている、子持山、小野子山、十二ヶ岳などが良く見える。
郷原駅に着くと丁度電車が入って来た、車内には帽子を被った人が沢山乗っている、天気も良いので紅葉狩りやハイキングに行く人が沢山いるもんだと思っていると、中高年の団体客がぞろぞろ降りて来るではないですか。
●急いで出発
これは偉い事になった、団体の後ろに付いたら大変だ、まして此処は、鎖場や急登の岩場が沢山あるようなので追い越すのも大変である、団体さんは駅前で準備体操などしているので、これ幸いに仕度もそこそこに出発する事にした、今日はJQ1H** Oさんや、JG1A** Nさんが以前にUPした山行記録をプリントアウトして来たので調べは着いている、迷わず駅のホームに出て右に行き踏切を渡り近道したので2名位追い越せた。
団体さんが後ろから登って来ると思うと自然とピッチが早く成ってしまう、密岩通りコースと赤岩通りコースの分岐では案内版を見る事も無く密岩通りコースに進んだ。
舗装の切れる所の民家に地元の老人がいたので挨拶などして登って行く、畑を過ぎて杉林の中に入って行くと登山道らしく成ってくる、密岩神社も行ってみたいと思ったがパスして先を急ぐ。
登山道はやがて鎖や鉄梯子が現れてくる、梯子はともかく鎖は多すぎるくらい沢山掛けて有る。
天狗の架橋まで来ると展望が素晴らしい、ここで小休止して、缶コーヒーで喉を潤しながらしばし展望を楽しむ、雪を被った上州武尊が美しい。
天狗の架橋は幅が狭く切り立っているが、すぐ下に迂回コースが有る為さほど怖さは感じない、でも降雪期や強風の時などは迂回コースの方が良さそうだ。
●岩櫃山山頂
この後の急な岩稜をよじ登り、岩の穴を潜って、山頂直下の岩稜を巻いて北側に出る、この下にも迂回コースが付いている、北側には最後の鎖がある、先行者がいるのでしばらく待ってから、鎖を使って一気に山頂に登り、三角点を探すが見あたらない。
三角点は南側に旗が立っている少し高くなった岩が有り、その岩に埋め込まれていました。
岩櫃山山頂 | 山頂の登山者 |
此処からの展望は360度何も遮る物が無くて、たいへんFBでしたが、他に10名位の登山者がいたので、写真だけ撮って、すぐに下って、北峰に行きました。
薬師岳 | 十二ヶ岳 |
北峯からの展望も本峰とさして変わらない、紅葉はピークを少し過ぎたくらいか、ちょっと鮮やかさが足りないような気もするが、なかなか美しい、すぐそばに見えるのは高間山かと思ったが、帰ってから地図を見ると薬師岳と吾嬬山のようだ。
●無線
北峰には先行者が2名いたので、端の方に陣取り、物差し八木を木に掛け子持山方面に向けてCQを出してみましたが、思ったとうり、応答がない、何度かCQを出すとややあって藤岡の局が一局とJQ1H** Oさんが呼んでくれました。
Oさんとラグチューしていると先ほど山頂にいた家族連れとおぼしき登山者がそばに来て食事を始めるではないですか、他にも場所は有るのだからあっちへ行けと言いたい気分であったが、そうも言えない、かまわず山やパソコンの話や新しい山のCD−ROMの話などをしてしまいました。
この当たりの話になると切りがないので適当なところで切り上げて、簡単な食事をとって下ることにしました。
下りは赤岩通りコースの方に向かうと途中に城址分岐(0.5K)というのが有ったので、時間も有るので岩櫃城本丸跡を見てきました。
城址跡で写真を撮り、再び赤岩通りコースに戻り、郷原駅に戻りました。
●記録
郷原駅 8:36 -(0:43)- 9:19 天狗の架橋 -(0:21)- 9:40 岩櫃山山頂 - 北峰 10:42 -(0:34)- 12:16 郷原駅
1996年10月 foxtrot