湯ノ丸山(ユノマルヤマ) |
標高2101m |
烏帽子岳(エボシダケ) |
標高2066m |
嬬恋村・真田町・東部町 |
登山日1996年 9月23日 |
●2ヶ月ぶりの山行
上州武尊山に登ったのが7月13日だったので、約2ヶ月ぶりの山行となる、今回は当局と同じ玉村町に住む、7K2E** Hさんが同行する事になりました。
台風一過となった9月23日、6時頃家を出て上信越道で小諸をめざす、雲が多いものの、お天気は良さそうである。
ところが、碓氷のトンネルを抜けると、完全に曇りになってしまった、いやな雰囲気だ!
小諸のコンビニでお弁当を仕入れ、湯ノ丸高原に登って行くと、幸いな事に晴れ間が出てきた、地蔵峠の駐車場に着くと曇ってはいるが雨が降る心配はなさそうである。
何名かの登山者がすでに仕度をして登り始めている。
湯ノ丸山、烏帽子岳はJR1C**局やJG1A**局が最近登った紀行文をUPしているので、それを参考にして今回は、JG1A**局が登ったコースを登ることにした。
いざ登り始めようとすると、昭文社の山と高原地図では、湯ノ丸山への登山道はリフトの右側になっているが、登山道と思われる道は左側である、リフトの右に道は無いかと探してみたもののそれらしい道は見あたらない、JG1A**局の書かれた紀行文をプリントアウトしてこなかったのを後悔したが後の祭りである、JR1C**局が登った道は行きたくないと思ったが、先行の人達も登って行くので、とりあえずリフトの右側の道を行くことにした。
売店の脇を通って登っていくと、「地蔵峠、標高1773m」の標識が有ったので、高度計を修正して登って行くと、牛の巨大な巻き巻きが出迎えてくれました。
ゲレンデの中の道は前日の雨で下草が濡れて、とことどころぬかっているので、たちまちズボンの裾が泥だらけに成ってしまった、天候は相変わらず曇っているがガスの動きが早く、時折視界が開け、地蔵峠や湯ノ丸スキー場のゲレンデが見渡せる。
すでに紅葉も始まっていて、真っ赤に染まった葉が所々に見られ大変美しい。
登るに連れて当たりは樹林帯になり、紫のリンドウが沢山咲いている、登山道の右側には有刺鉄線が張って有って、牧場に成っているようだ、道は登るに連れて岩場が多くなり、だんだん急登になってくる。
●湯ノ丸山山頂
湯ノ丸山山頂、1200MHzで交信 |
そんな登山道を休み休み登って行くとガスの中、岩だらけの広い 湯ノ丸山山頂 に着くことが出来ました。
三角点を確かめて、写真を撮って、まずはビールで乾杯しました。
頭上には青空が出ている物の、残念ながら当たりは一面ガスに覆われていて展望は全くききません、モービル移動中のJR1C**局と無線で話していると一瞬ガスが切れて、烏帽子岳や、角間山が姿を現しました。
湯ノ丸山山頂で1200MHzで佐久市の局と交信、時間が有るので、予定どうり烏帽子岳をめざす事にしました。
山頂のガスは相変わらずで、降りる道も解らなかったが、西の方角に行くと岩だらけの登山道が下に続いていました、JG1A**局のレポートに有ったように、なるほど急な道である、こちらを登らなくて正解だった。
下るに連れて、ガスは晴れていき紅葉の始まった湯ノ丸山が見渡せるようになりました。
キャンプ場からの道との分岐につく頃にはさらにガスが晴れていき、烏帽子岳も見とうせるように成ってきました。
分岐からは、熊笹の繁った道で、前日の雨でいたる所に水たまりが出来て、ぬかるみになっている、濡れないよう注意深く歩を進めるが、ズボンの裾はさらに泥だらけに成ってしました。
紅葉の始まった展望を楽しみながらのんびりと登っていくと、正面に上田市?の町並みが見渡せる尾根に登り上げたので、此処で食事を取ることにしました。
食事の後、烏帽子岳の山頂を目指して登っていき、やっとの思いでピークを登り終えると、そこは手前の偽ピークで本当の山頂は更に先にある。
●烏帽子岳山頂
烏帽子岳山頂、こちらでも交信中 |
気を取りなおして、山頂を目指し今度こそ本当の山頂に立つことが出来ました。
烏帽子岳の山頂からの眺めは大変素晴らしく、紅葉の始まった、湯ノ丸山、角間山、篭の登山、黒斑山、浅間山などが間近に見とうせましたが、残念ながら八ヶ岳や北アルプス、四阿山などは雲の中でした。
山頂ではコーヒーを入れてもらい、1200MHzで高山村と430MHzで秩父市と嬬恋村の局と交信しました。
久しぶりの山行はお天気はいまいちでしたが大変FBな山でした。
●記録
地蔵峠登山口 8:28 -(1:36)- 10:04 湯ノ丸山山頂 10:52 -(0:36)- 11:28 烏帽子岳分岐 -(0:19)- 12:47 烏帽子岳山頂
13:45 -(1:40)- 15:25 登山口
1996年 9月 foxtrot