高岩(タカイワ) | |
標高1084m | |
碓井郡松井田町 | |
登山日1995年11月25日 | |
高岩 |
●一人「高岩」へ
上信越道で長野から群馬へ向かうとき、軽井沢インターチェンジの所から正面に見える高岩、以前から気になっていたのですが、「群馬の山歩き130選」を見ると、グレードは「一般」に成っているので、出かけてみる事にしました。
11月25日、朝起きると、天気も良く絶好の山日和、例によって出かけるのが遅く、藤岡から、上信越道に乗って、軽井沢インターで降りました。
インターを降りるとすぐに十字路があり直進し、すぐ先右側に、西毛野外教育センターが有ります、ゲートが開いていたので、中に入っていき駐車場にとめて、仕度をして登り始めました。
管理棟の右側を通りキャンプ場を抜けると、安中山の会が付けた、高岩登山口の案内板が有ります、それにならって登って行くと、左側の大きな岩に社が奉ってありました。
枯れ葉に覆われた急登りを登って行くと、両側が岩場になったがれた沢になり、木や岩などに捕まりながら、登って行くと、やがて雄岳と雌岳の中間のコルにでます。
以前、NETからダウンロードした、高岩に付いて書かれた、JA1K** S局の記事によると、高岩の雄岳の登り口は、岩山の真ん中に割れ目があり、そこに鎖があると書かれていました、まずは元気の良いうちに、雄岳をやっつけようと、迷わず、右側の雄岳をめざします。
鎖を登る |
●垂直の鎖
岩場の割れ目の下に着くと、なるほど上から鎖が下がってます、まずはカメラを取り出し、当たりを何枚か写し、愛用のストックを縮めてザックに取付、何が有っても鎖だけは絶対に離さないぞと、気合いを入れて登る事にしました。
垂直の岩場は所々石が飛び出していて、足を架けるのには良いのですが、岩と岩に挟まれた隙間が狭く、背中のザックが岩にこすれ、ベルトに付けたハンディ機にも傷が付いてしまいました。
何とか鎖を終えて先に進と、また鞍部になり、今度は左に行くと、すぐにピークに立つ事が出来ました、正面には谷急山が見え、360度の展望です、後ろを見ると、雄岳のもうひとつのピークが有り、そちらの方が高いようですが、2,3名の登山者がいたし、場所も狭そうです。
風も出てきたし、立っているのも恐いので、こちらで我慢する事にして、無線機に火をいれて、景色を楽しみながらの、食事にすることにします。
●雄岳からの展望
もう一つのピークに立つ人 | 裏妙義の岩峰と谷急山 |
雄岳の基部にはほら穴が、真ん中の割れ目(チェムニー)を登る |
●南牧村へ
R-BBSのシスオペさんが、今日は稲含山に行っているはずなので、430MHzを聞いていると、伊勢崎レピータで、JA1U** I さんが出ていました、呼んでみると、混信でなかなか取れないとの事、シンプレックスに移ると、今度はバッチリ、フルスケール、それもそのはず、ほとんど見通しです、シスオペさんも出てきたので、カード交換の約束をして、ワッチになり、当局は1200MHzでCQを出す事にしました。
430MHzを聞いていると、稲含組は南牧村の山をもう一つ登る事にしたらしいので、ブレークを入れて、当局もまぜてもらう事にして、小沢橋で落ち合う事に成りました。(洒落ではないです!!)
そうなると、ゆっくりもしてられないので、さっそく下る事にします。
心配だった鎖も何とかこなして、駆け足で、雌岳から、展望台をまわり、丁度鎖を降りる人がいたので、写真に納め、駐車場に降りました。
いやー疲れた疲れた!!
車に戻り、今度は、南牧村をめざします、和美峠を下っていくと、しだいにシスオペ各局の移動中の無線交信が聞こえるようになって来ました、どうやら、下仁田あたりを移動中の様子で、この分なら、何とか間に合いそうです、登る山は、四ッ又山に決まったとの事。
各局に少し遅れて合流する事が出来ました。
四ッ又山に関してのレポートは、シスオペさんにゆずりますが、低山ながら、けっしておまけに登るような山ではない展望の良い立派な山でした。
●記録
登山口 10:45 -(0:18)- 11:03 コル -(0:17)- 11:20 雄岳頂上 12:17 -(0:32)- 12:49 展望台 12:58 コル -(0:10)- 13:08 登山口
1995年11月 foxtrot