鼻曲山(ハナマガリヤマ) |
標高1655m |
軽井沢町、倉渕村 |
登山日1995年11月11日 |
●無線でつながったので
11月11日 鼻曲山に行ってきました。
以前鼻曲山で移動運用している局とつながった時、軽井沢の方から登ったと言っていたので、私も軽井沢から登ってみる事にしました。
このコースは乙女コースというらしいのですが、当局が持っている資料は、日地出版から出ている、登山ハイキングの地図だけで、ちょっと不安もありましたが、とりあえず行ってみる事にしました。
国道18号から碓井峠旧道を登り、軽井沢駅前を右折、軽井沢の町の中に入っていくと、軽井沢銀座にはまだまだ沢山の人がいました。
●登山口を探す
白糸ハイランドウェイに入り三笠ホテルの脇を過ぎ、小瀬の料金所で270円を払って、ついでに鼻曲山の登山口の事を聞いてみたのですが、係りの人は若い男の子で、どうも要領を得ません、仕方がないので、そのまま進み、道路左側に注意しながら行くと、長日向という所の三叉路に、鼻曲山登山道の小さな看板が有りました、別荘地と思われる所に入って行き、まっすぐに行くと、家が無くなった先にゲートが有り、鍵が架けてあり、「きりずみ」とだけ書いて有りました。
あたりに広場も無いので、ゲートの脇に車を止めて仕度をしていると、ちょうど中年のペアが下りて来たました。「鼻曲山へ行くのは、こちらで良いのですか?」と聞くと、良いとの事で、安心して出かけることにしました。
林道を歩き始めるとすぐに、十字路があり、この道が軽井沢林道で、後で地図を調べてみたら、小瀬の料金所の所から来ているものらしく、料金を払わないで、こちらの道から来た方が良かったかなと思いました。
この十字路に、鼻曲山6Km,120分と書いた看板が有りました。
林道は良く整備された道で、カラ松の落葉が黄色い絨毯のように敷き詰められ、日陰には、先週降った雪が2,3cmも積もっている所が有りました。
●風が強い
登り始めてしばらくすると、雲が流れてきて、日が陰り、風も強く、雪さえ少し混じって来ました、じっと我慢して登っていると、やがて雲が切れて、太陽が出てきました。
でも、風はあい変わらず強く、道は歩き始めてからずっと林道で、ちょっと退屈です、ときどき後ろを振り返ると、雪をかぶった浅間山や、矢ヶ崎山などが見えるようになってきました。
林道はやがて、右側から登って来る林道に出会いましたが、左の方はすぐに迂回して、山頂の方に続いているようで、ここが林道の終点のようです。
ここから少し登ると、道は、やっと登山道らしく成ってきました、右側は沢になっていて、その先の尾根の方から葉の落ちた木々に吹き付ける風の音がビュービューと聞こえてきます。
道はやがて、また分岐が有り、右が乙女コースで霧積方面、左が直登コースと書いてあり、直登のコースを行く事にしました。
ここはかなりの急登で、木の枝に捕まり、喘ぎながら登ると、やっと山頂が見えてきました、そして振り返ると、見事な展望が開けてきました。
この道は小天狗のすぐ西側の沢筋で、砂が崩れだしている、崖のような所に出て来たので、びっくりしました。
●鼻曲山山頂
山頂は素晴らしい展望ですが、風が強く寒くて、すぐに体が冷えて来ます、一枚着込み、小天狗の西側で風当たりの少なそうな所に陣取り、食事にしました。
食事をしながら430MHzのメインチャンネルを聞いていると、多野郡からCQを出している局がいたので、さっそくお声がけ、QSLカードをを一枚確保しました。
そして1200MHzでCQを出してみると、なんとすぐに声がかかり、加須市と野田市の2局と交信、さらに呼んでくれている局がいたのですが、バッテリーが無くなってしまい運用終了、せっかく呼んでくれている局がいたのに悪い事をしてしまいました。
今回は、先週赤城に行って、その時一局しか交信していなかったので、まだまだ電池は大丈夫だろうと、たかをくくって、充電しなかったのが、災いしてしまいました。
もっとも、1200MHzは余り期待していなかったというのもあったのですが、ロケの良いところでは、1200MHzでも結構交信出来そうです。
帰りは大天狗の方に行き、そこから、霧積方面に下り、途中の分岐から乙女コースに入りました、分岐の所には、団体さんが休んでいて、危うく帰りのコースを見逃すところでした、帰りの林道は、正面に浅間山が見えてなかなかすばらしい道でした。
●記録
登山口 12:03 -(0:43)- 12:46 林道終点 -(0:22)- 13:8 山頂(小天狗)- 大天狗 14:04 -(0:21)- 14:25 直登、乙女コース分岐
-(0:30)- 14:55 登山口
1995年11月 foxtrot