篭山と長七郎山、横引き峰を周遊する 2022年 5月 5日(木)


 
篭山
(カゴヤマ)
標高1438m
桐生市・前橋市
 
小地蔵岳
(コジゾウダケ)
 標高1574m
前橋市・桐生市
 
長七郎山
(チョウシチロウヤマ)
標高1579m
前橋市・桐生市
  銚子の伽藍のアカヤシオ

● 赤城山のアカヤシオ

 5月の連休後半はお天気が良く成って来た、仕事を卒業してから、毎日連休のようなものだが、無線は休日、祭日でないと、なかなか相手に恵まれない、という事で赤城山のアカヤシオを見てついでに無線もと赤城山に向かう。


 篭山のアカヤシオは見たことが無い、どの辺りに咲いているのかと思ったら、赤城道路を登って行き、大洞の方に曲がらないで鳥居峠に向かい近づくと、篭山全体がピンクに染まっている。


篭山のアカヤシオ

 篭山の岩峰には多くのアカヤシオの木が有ったという事だ、支度をして適当な所からアカヤシオの咲く岩峰に入って行く、多くの登山者が写真を撮っている、でもちょっと遅かったようだ、アカヤシオの花は寒暖の差に弱いのか、すでにしおれている、2.3日早ければもう少し綺麗な状態の花が見られたような気がする。


● 篭山山頂

篭山の山頂標識

 一番高い所まで登ると、篭山1438Mと木に山頂標識が付けられている、南側は切れ落ちていて展望が良い、でも今日は遠くは霞んでいてほとんど見えない。


 ザックを下ろして、その場で CQ を出すと付属のホイップアンテナなのに、つくば市、水戸市、保土ヶ谷、稲城市、最後は桐生市と5局も交信出来てしまった。


   

 適当に岩場を歩いて鳥居峠に下る、ここに車を置いたまま、小地蔵岳の方に登ってみようかと思っていたが、鳥居峠は沢山の車が来るので、小沼の駐車場に車を移動する、小沼の駐車場にも結構な台数の車が停められている。


● 記録


 鳥居峠P 8:28 -(0:17)- 8:45 篭山 9:13 -(0:08)- 9:21 鳥居峠P




● 小地蔵岳へ

 小沼の駐車場から道路を渡って時計回りに長七郎山方面に行く、途中ベンチの有る所は、冬来たときは富士山が見えていたが、北側は、谷川連峰の展望が良い。


谷川連峰の展望が良い

 黒檜山のすぐ左に谷川岳の肩の広場が見え、左に茂倉岳、万太郎、仙ノ倉山と続いているようにも見えるが。


小地蔵岳山頂

 緩やかな登りを歩いていくと、左に小地蔵岳への分岐が有るので行ってみる、ここは以前に来た事が有るが、試しに CQ を出してみたら、東京都は板橋区の局と春日部市の局が応答してくれた、やっぱり標高が高いと電波は良く飛ぶ。


利平茶屋方面、駐車場が見える 袈裟丸山と男体山かな

 長七郎山までは僅かな時間だが、途中の東側の展望の良い所から、下に駐車場が見える、利平茶屋の駐車場らしい、北側には春霞の中袈裟丸山から、男体山と思われる山々が遠望できる。


長七郎山の三角点 誰もいない山頂

遠くは霞んで何も見えない

 今日の目的はアカヤシオなので、長七郎山はそのまま通過、銚子の伽藍方面に行く、ここから真っすぐ下れれば良いのだが、ちょっと遠回りになる、以前藪を漕いで登った事がある、今の時期なら藪が枯れているので、歩き易いが、ここは緩やかな登り、下りなので、登山道の方が楽だろう。


 下って行くと広い賽の河原が有り、団体の登山者が登って来る、分岐を左に行きオトギの森、茶の木畑峠方面に下る。


茶の木畑峠方面に下る この分岐は茶の木畑峠方面に行く

 歩き易い道を下って茶の木畑峠に出る、ここを西に行き銚子の伽藍の上の尾根を辿るとアカヤシオが咲いている、でもこちらもすでに萎れている、花の咲く時期は短く丁度良いときに行くのは難しい。


ここから右の銚子の伽藍方面へ

アカヤシオは咲いているが、ちょっと遅かった ここは風当たりが良いので綺麗だ

 尾根の先端まで行ってみる、切れ落ちていて高度感がすごい、粕川の西側の断崖にもアカヤシオが咲いている。


少し戻ったところで休憩、サンドイッチをいただく。

 帰りは銚子の伽藍へは下らないで真っすぐに行ってしまった、これは間違いで道は、伽藍に下ってから北に行くのが正解だったようだが適当に行くと河原のようなところに出た、急斜面の崩落地のようなところで、砂防堰堤がある、沢を渡って先に行くが、どうも行けそうにないので、左に向かい、笹の生える尾根に取り付くと、獣道のような踏み跡が有る。


この先は行けそうも無いので左に行き、尾根をよじ登る

 西の方に小滝から銚子の伽藍に行く道が有るはずなので、歩き易そうなところを通って西に行くと、小滝に行くところの堰堤に出た、道に出るとほっとする、凍って無い小滝はどんなものか行ってみる。


雪が無いと小滝はこんな所だった

 2月に来たときは雪の中にトレースが有ってとても解りやすかったが、今は歩く人もほとんどいないようで踏み跡も薄く、気を付けないと、すぐにルートを外してしまう、登るのも雪道の方がはるかに楽だ。


● もう一度長七郎山へ

 時間はまだ早いので、もう一度長七郎山に登る、今度は家族連れなど沢山の登山者が居る、広い山頂だが、三角点のちょっと南側の所に陣取ってアンテナを組み立てる、カップのチキンラーメンを作って、無線を聞くと、佐久市の移動局が聞こえたので交信していただく。


 そのあと、 CQ を出すと、沢山の局が呼んでくれて、13局も交信してしまった。


 交信が途切れた所で、下山する、アカヤシオはちょっと遅かったが、無線も沢山出来て、一日楽しく遊ぶことが出来た。


2月に来たときはここから湖上を対岸に歩いた

● 記録


 小沼P 9:28 -(0:20)- 9:48 小地蔵岳 10:08 -(0:12)- 10:20 長七郎山 -(0:26)- 10:46 茶の木畑峠 -(0:20)- 11:06


 銚子の伽藍の尾根 11:19 -(0:26)- 11:45 小滝 -(0:43)- 12:28 長七郎山山頂 13:48 -(0:29)- 14:17 小沼P


カシミール3Dで作る

2022年 5月 foxtrot