1200MHz のアンテナ  2022年 1月


何とか上げた1200MHzのアンテナ

 一番上が3バンドのGP X5000 下に 6m の 2エレ HB9CV 、その下に 1200MHzの 12エレ さらに 430MHzの15エレスタックの八木アンテナ。


 IC-9700を買ってから1200MHzに出られるように成った、でも1200MHzのアンテナは30年前に買ったダイヤモンドの3バンドGPのX5000なのでほとんど聞こえてこない。


 1200MHzは大きなアンテナを上げても出ている局が少ないので、あまり聞こえて来ないかもしれないが、せっかく固定用の無線機が有るのだからもう少し出てみたい。


 問題は我が家のパンザマストはアンテナがいっぱいでこれ以上アンテナを取り付けるスペースが無いことだ。


 アンテナを眺めながら1200MHzはアンテナが小さいので、シングルの八木アンテナだったら何とか潜り込ませても、他のバンドに影響が出ることは無いかなと思う。


 12エレ程度の八木アンテナでは、GPアンテナのカタログ上のゲインとたいしてして変わらない、実際性能はどうなのか、比べてみるのも面白そうだ、それに手間はともかくアンテナを作る費用はいくらもかからないで作れそうだ。


 1200MHzの12エレ八木アンテナは1997年ころにニューイヤーパーティに出るために別冊 CQ ham radio 「作るUHFアンテナ」に 載っている記事にならって作った。


 でもまたアンテナを作るのなら、もう少しエレメントの数を増やして高性能なアンテナにしたいが、参考にする本をもう一度良く読み直したり、アンテナシュミレーションのソフトを試したり、いろいろ検討した結果、エレメント数を増やしたら、上手くいかないような気がするので、やはり以前に作ったのと同じ、12エレメントのアンテナを作る事にした。


材料は3Φの銅の丸棒、外形6Φ肉厚0.5mmの真鍮パイプ70cm、3D-2V用のN型コネクター、2液エポキシ接着剤


3Φの銅棒からエレメントを切り出す、長さが少しずつ違うので、紙に長さを書き
その場所に張り付ける

ブームの作成、6Φで70cmの真鍮パイプに4Φの穴を開けて、同軸ケーブルの芯線を出す

 方針が決まれば後は手を動かすのみ、まずはエレメントを切り出す、少し長めに切って端面をヤスリで削りノギスで寸法を測り、所定の長さにする。


 ブームは端面から70mmのところに穴を開けて5D-2Vの外皮と編組線を取り除いたものを入れて内部の銅線を穴から引き出しておき、端面側にN型コネクターの端子を半田付けする、この時コネクターを組み立てた時に丁度良くなる位置に寸法を決めてから半田付けする。


N型コネクターの芯の端子を半田付けしたところ

輻射器の様子、塩ビパイプは輻射器の補強用で、後でエポキシ樹脂で固める

 本では外径7Φ肉厚が1mmの真鍮パイプが使われているが、ホームセンターで探したが、外径6Φ肉厚が0.5mm内径5Φの物しか入手できなかった、内径は変えられないので、外径が6Φと小さい、強度が心配だがこれ以上探すのが面倒なので、これを使う。


半田付け前の輻射器

半田付け後の輻射器、完成したらエポキシ樹脂で接着し補強を兼ねた防水処理をする

 輻射器は長めに切った3Φの銅の丸棒をペンチで曲げて所定の寸法にするが、硬くてなかなか上手くいかない。


 パイプに半田付けするところは、適当な長さで曲げて、やすりで削って面積を増やしている、同様に芯線を半田するところも銅棒に溝を入れて芯線が入るようにして強度を出す。


コネクターをパイプに取り付け半田する

エレメントの中心をやすりで削り、半田付けするときに、中心が解りやすく、
面積も増やして強度が出るようにする

 エレメントはブームに直に半田付けするので、エレメントの中心部分をやすりで削って位置決めの目安を付けて半田メッキしてから、手袋を二重にした手でエレメントを持って、ワット数の大きい半田鏝(55w)で半田付けする、およその目安を決めて半田付けし、位置、角度、中心が出ているかなどを見て、何度かやり直し半田付けした。


エレメントの半田付けが終わる

 半田付けが終わったので、測定しようと、1200MHz帯のアンテナに求められる帯域を調べると、通常は1295MHz近辺で使うので、このあたりで SWR が下がっていれば問題ないが、レピーターまで含めると1270MHz代で送信するので、1270MHzから11297MHzあたりまで SWR が下がっていないといけない。


 GPアンテナの取説を見ると中心周波数1280MHzで1260MHz~1300MHzで 1.5 以下に成っている、こんなに広い帯域のアンテナは、作れないだろうし、このアンテナは中心周波数1290MHzで寸法が決められているようだ。


 測定してみると、1295MHzでSWRが1.2以下には成っていて、前に作ったのより、少し良さそうだ、FM、SSB、FT-8は問題なく使えそうだ。


何時もQSOパーティで行っている、赤城山の中腹800mくらいの所に行っ
て試しに運用してみた、結果は上々、後に6mのアンテナの下に取り付ける

 アンテナを上げるのに、同軸ケーブルとコネクターが必要で、8千円弱かかってしまい、こちらの方が高くついてしまった。


2022年 1月 foxtrot