御岳山(秩父)
(オンタケサン)
標高1080.5m
埼玉県秩父市
登山日2020年 3月15日
  鉄塔の所から見る御岳山

● 何処に行こうか

 先月、東の方の宇都宮アルプスに行った、今月初めは西の浅間隠山に行ったので、今度は北か、南に行きたい。


 南の方、秩父方面は、未踏の山が沢山ある、秩父の地図を見ると登りたいと思っていた山に、御岳山があった、標高も低いので、今の時期登るのに良さそうなので行くことにする。


 山の会のMさんと、Hさんが同行してくれる事になった。


 国道140号線から荒川に架かる白川橋を渡って三峰口駅の駐車場に入る、140号は何度も通った事があるが、橋を渡ったのは初めてで、こんな広い施設が有るなんて初めて知った。


 駐車場はゲートも無く駐車料金は何処で払うのか解らないが、帰ってきてから払えばいいやと、とりあえず支度をして出発する。


 白川橋を渡って140号線を秩父方面に少し戻り、横断して登山口のある37号線を行くと猿の群れがいる、最近の猿は人を怖がらず食料を奪いに来るというが、子ザルがいて可愛い。


白川橋を渡って140号線に行く 猿の群れが木に登っている

● 案山子がいる

 ここは案山子が有名らしく縫いぐるみの様な案山子が沢山ある、曲がり角にはトイレがあり、御岳山への案内板が有って登山口はすぐに解った。


 お墓の脇の急な登山道が登って行く、日差しが有るのですぐに暑くなる、昨日の雨で枯れ葉の積もる登山道は湿っている、植林地の中の登山道を登ると、左側が開けて岩場に成っていて、展望が良い。


展望の良い岩場、山は熊倉山? 武甲山、荒川、三峰口駅

 登山道は植林地の中に続いているが登って行くと、日に照らされて昨日降った雪が解けて落ちてくる。


● 雪が落ちて来る

木に積もった雪が落ちてくる 急な登りが続く

 展望が無い植林地の急登が続くが、日差しが差し込むところに雪が落ちてくるのでなかなか綺麗だ、たまに大きな塊が落ちてくるので、直撃は避けたい、尾根に登ったところで休憩する、登るに連れ雪の量が多くなり、猪狩山方面との分岐の、タツミチに着く。


雪が増えてきた タツミチに着く

 この辺りからやっと樹林帯越しに、御岳山らしいピークが見えて来る、積雪は5cmくらいか、念のためチェーンアイゼンを持ってきたが、使う必要はなさそうだ、雪を踏むキュキュという音が小気味よい。


樹林越しに御岳山 強石コースとの分岐に着く

 タツミチからも急な登りが続き雪も多くなって来る、後ろから登山者が二組ほど登って来る。


● 御岳山山頂

山頂はすぐそこ 御岳山山頂

 強石(ごわいし)コースとの分岐にはベンチがあるが雪が積もっていた、ここからひと登りで晋寛神社奥宮のある御岳山山頂に着く、鐘が有るので叩いたら思いのほか大きな音がした。


雲取山、和名倉山方面、二瀬ダム

 苦労して登った和名倉山方面は、雲が出てき見えなくなってしまった、残念だ、ダムが見えたので後で地図で調べると三峰山へ行くときに通る二瀬ダムらしい、右の方にもう一つダムが見えていたのはループ橋のある滝沢ダムだったようだ。


群馬県側、御荷鉾山

 北側は、御荷鉾山が良く見えた、私は山頂からちょっと下の狛犬の所でアンテナを組み立てて、今回は、春日部市と横浜市の局と交信することができた。


山頂を後にする。

● 強石へ下る

 帰りは強石コースを下る、こちらは痩せた尾根が南に急降下していて、くさりも付けられている、急な登山道を注意深く下って行く。


雪の登山道を下る 南に下る尾根、両側は切れている

 狭い尾根を下りきると尾根を巻いて林道がある、登山道は林道を突っ切って正面の階段を登って行く。


痩せた尾根鎖もある 登山道は正面の階段を登る

 ここからまた登りになるが今度は植林地の快適な尾根が続き、反射板とその先に送電線の鉄塔がある、ここで一休みしてから先に行くと送電線の方向が開けていて、展望が良い。


快適な尾根が続く 秩父方面の展望が良い

● 御岳山は綺麗な山

 さらに鉄塔の所から御岳山を振り返ると、見事な形の御岳山が望める、右の尾根を登ったが、急登が良くわかる。


ここから見る御岳山は素晴らしい

 ここからまた植林地を下って行くと正面に大きな木がありT字路に成っている、ここが杉ノ峠だった。


大きな木がある杉ノ峠

 ここから左に下って行くと、登山道の下の方に白い花が沢山咲いている、ミツマタのようだ、歩きやすそうな処を下って、写真を撮ってみた。


● ミツマタが咲く

ミツマタの群生地 下から見ると花は黄色い

 ミツマタの群生地は下って行っても沢山あるが、残念な事に登山道より下の方で近づけない。


 さらに下って行くとカタクリの葉がいくつかある、よく見ると蕾を付けている物もあった、そこからしばらく下ると、舗装路に飛び出した。


強石の集落の道路に出る

 強石の集落の道を下って行くと、所々に階段が有ってショートカットの道がある、天気は下り坂で、雨が落ちてきたが濡れる程でもなかった、国道に降りてバス停に行ってみるが、ちょうどよいバスは無かったので、万年橋に向かい、三峰口駅まで戻った。


万年橋を渡って三峰口駅に向かう

 帰りに三峰口駅のトイレに寄って、駅で駐車料金を払ったが、駅員が駐車場を見に来ることも無さそうで、駐車料を払わなくても帰れてしまいそうだ。


 140号線を走っていても御岳山は全く見えず、今まで登る機会もなかったが、思いがけず雪の山を歩けた、天気がいまいちで、山頂からの大展望が見られなかったのは残念だったが、機会が有ったら、紅葉の時期にでもまた来てみたい。


 その時は、三峰口駅からのコースは樹林帯の中なので、バスで古池まで行って、猪狩山から御岳山に登ってみたい。


● 記録


 駐車場 8:38 -(0:29)- 9:07 岩場の展望台 -(1:30)- 10:37 休憩 10:41 -(0:07)- 10:48 タツミチ -(0:55)- 11:43 御岳山山頂


 12:22 -(0:51)- 13:13 反射板の所で休憩 13:21-(0:15)- 13:36 杉ノ峠 -(0:40)- 14:16 道路に出る -(0:24)- 14:40 強石バス停


 -(0:33)- 15:13 駐車場


カシミール3Dで作る

2020年 3月 foxtrot